最低限の英訳能力さえ身に着いたら、
「ネイティブはこう言う!」とかって、
あまり気にし過ぎない方が良いですよ。

 

日本人って、良くも悪くも
規律を重視する民族性があるのですが、

 

英会話の学習においてはその欠点が
もろに表面化してしまいます。

 

 

たとえば市販の英会話ブックなどには、
「ネイティブはMy name is~を使わない!」
みたいなルールが書かれていたりしますが、

 

あの謎ルールを真に受けて、
自己紹介の時に “My name is” を使わない人は、
英語がペラペラにはなりづらいです。

 

 

僕の知っている外国人は普通に
“My name is” を日常会話で使いますし、
もっと簡潔に済ます人もいます。

 

 

なので、あえて答えを出すならば、

別にどっちでもいい

って感じなんですよね。

 

 

一部の英語指導者の中には、
“My name is~” =「拙者、~と申す」
みたいな古臭さを強調していたりしますが、

 

外国人Youtuberも普通に使う表現だし、
英語で会話をしていれば必ず出くわします。

 

 

言語というのは結局、
変化をし続けるものなので、
柔軟性が必要なのです。

 

あまり一つの言い方にとらわれ過ぎると、
カタ苦しい英語になってしまいがちで、
会話を楽しめなくなりますから注意ですよ。

 

 

生きている限り、言葉は変化し続ける

 

 

日本語でも、毎年のように
流行語なるものが発掘されていますね。

 

あれも昔の人は絶対に使わない言葉を
若者は日常会話で普通に使います。

 

 

 

近頃では「マジ卍」って言葉がありますけど、
あれの意味するところを追求しようとすると、
最終的に混乱するんですよね。

 

近頃の若者は何かにつけて、
語尾に「卍」をつけたがりますが、
今では “特に意味がないもの” 扱いされています。

 

 

僕が最近、年下の知人に
卍の意味を尋ねてみたところ・・・

 

「マンジって神社のことじゃないっすか。
 そこにヤンキーが集ってることが多くて、
 それで卍=ヤンキーって意味なんすよ。」

 

などと言っていました。

 

 

「・・・え、卍って寺院だよね。
 神社は鳥居のマークじゃないの?」

とツッコミを入れたら、

 

「あぁ、そこらへんはフィーリングです!」

 

という、
“分かるようで分からない回答”
が返ってきました。

 

 

 

 

ですが、納得できないからと言って、

 

「…フィーリングだと!?ばっかもん!
 寺院と神社の違いも分からないようでは、
 日本人失格だ!もっと勉強せんか…!!」

 

などと説教を始めてしまったら、
口うるさいおっさんの仲間入りになるので、
僕は彼の言葉を素直に受け入れました…w

 

 

まあ要するに、言葉というものは、
「堅苦しく考えたら負け」なのです。

 

堅苦しく考え始めた時点で、
相手の言葉を理解できなくなるということです。

 

公的な場面や正式な文書のやり取りでは、
「正しい言葉遣い」が必要になりますが、
日常会話では柔軟さの方がはるかに重要です。

 

 

言葉って、常に変化し続けるので、
あまり一つの言い方にとらわれていると、
いつまで経っても英語が話せません。

 

つまり、言語は「生きている」んです。
生きているからこそ、変化をし続ける。
死んだ言語は、もはや変化すらしません。

 

 

たとえば、
古代ラテン語とかヘブライ語。

 

このあたりの言語って、
ある時代までは頻繁に使われていましたが、

 

使う人がいなくなったからこそ、
変化をしなくなったわけですよね。

 

 

その時、その時に応じて
使われる人が変わるので、

 

言語もいちばん適切な状態に変化していく。
これが言葉の正しい在り方なんですね。

 

 

なので、もしもあなたが
「これって英語で何て言うの??」
と疑問に思ってしまったときには、

 

いきなり辞書を使うのではなく、
まずは「自分なりの言い方」で
英語を話すように心がけてください。

 

 

 

 

海外のYoutubeなどの英文コメントって、
文法ルールとか完全無視してる人がいるため、
日本人は理解に苦しみがちなんですけど、

 

彼ら・彼女らの言葉を理解するには、
「フィーリング」が大事なんです。

 

理屈ではなく、感性で理解する
このあたりは中級者以上でないと難しいので、
まずはしっかりルールを学ぶ必要があります。

 

 

・・・あくまで今回の記事は、
「日本語をある程度、英文に訳せる人」
向けに書かれていますよ。

 

単語以外に何も知らないという人は、
まずは英文法をしっかり頭に叩き込まないと、
英会話なんて絶対ムリですからね。

 

 

外来語の影響で、言葉は変化する

 

 

英語圏では、”skosh”(スコッシュ)
という単語があるのを、
あなたは知っていましたか?

 

 

実はこれ、日本語の「少し」が
あちらに輸入されて生まれたんですよね。

 

だから、向こうでは
“I’m skosh hungry.”とか言ってれば、

「私は少し腹が減っている」
という意味で通じちゃったりします。

 

しかも欧米人自身が、
日本由来の言葉であることを
認識してなかったりします。

 

 

また、”honcho” という英単語もありますが、
これは「指導者・リーダー」を意味します。

 

しかし元々は日本語の「班長」が、
欧米に輸入されてできた言葉で、
当の欧米人もやはり、その由来を知りません。

 

 

元々は日本語であったものが、
欧米で英語化されることもあるし、

 

欧米で使われていた言葉が
日本語化しているものもあるわけです。

 

「金平糖」とか「背広」なんてのも、
実は海外由来の言葉なんですよ。

 

 

言葉は常に変化し続けるので、
唯一絶対的なルールというものはなく、
あくまで変幻自在だということです。

 

 

英会話では、自分自身がルールになる。

 

 

誤解を招くかもしれませんが、
あなたが英会話を学ぶときには、

「ネイティブならこう言う!」

的な共通ルールに縛られてはいけません。

 

 

むしろ「自分がルールだ」くらいに
思ってしまった方が良いくらいです。

 

 

 

 

なので、もしもあなたが今、
英語のスピーキングの練習をしていて、
周囲に比べてぎこちない英語しか喋れず、
コンプレックスを抱いているのなら・・・

 

あえて「正しい英語」というものを
手放して考えてみるのも一つの選択肢です。

 

 

本来、英会話というスキルは
やっていて楽しい感覚を味わえるのですから、
楽しくなかったら無意味なんです。

 

あなたがスピーキングを練習する時も、
楽しさを重視した方が効果が上がります。

 

 

渋い顔をしながら、
くそまじめに英文とにらめっこするよりも、

 

あくまで気分を軽く保つようにして、
楽しみながら練習に取り組んだ方が、
遥かに実践的なスキルが身に着きます。

 

 

日本語でも、堅苦しい言葉を話す人より、
多少の言葉遊びを取り入れる人の方が
人気が出やすくなりますよね。

 

ましてや英語圏では、
公的な場面でもジョークが飛び交ったりするので
柔軟な感性を保つことが必須となるのです。

 

かつてのMasaponもそうでしたが、
くそまじめに堅苦しく英語を考えていると、
誰とも話せなくなってしまいます。

 

 

黒人はしょっちゅうジョークを飛ばし、
笑いながら日常を過ごしていますが、
これは日本人にも必要な感性であるはずです。

 

「正しい英語」よりも
「楽しい英語」を身に着けた方が、
人生はより豊かになります。

 

正しい英語ばかりにとらわれていると、
他人の文法ミスを指摘してばっかりの、
イヤ~なバイリンガルになっちゃいますよ。

 

 

あなたも、忘れないでくださいね。

 

英会話力とはすなわち、
「異文化コミュニケーション力」
であるということを。