なたは「魔法」を信じますか?

 

 

大人になり、厳しい現実に直面すると、
子供の頃に夢見ていたような魔法を
失ってしまう人は多いです。

 

人生には、魔法なんて起こらないと
現実を斜に構えて見ているうちに、
妥協まみれの生活を送る人が大勢います。

 

本心とは裏腹な言葉で自分を飾り、
やりたくないことで日常を満たし、
自分に嘘をつきながら社会に合わせる人々。

 

 

 

しかし、この世の中に起こる「魔法」を
諦めず、日々たゆまぬ努力を続ける人も、
現代社会には割とたくさんいるのです。

 

 

そう。まさに今このブログを読んでいる
あなたのようなタイプです・・・。

 

 

 

 

 

「ニューヨークで出会い、
 パリで恋に落ちる。」

 

 

30代のアメリカ人独身女性の視点が
ありありと描かれている映画です。

 

 

未だ30代にもなっていないMasaponでも、
この映画を視聴していて、
ニヤニヤが止まりませんでしたw

 

 

この映画は2007年に初上映され、
あんまりメジャーな作品ではありませんし、
けっこう古い映画なのですが、

そこらの新作映画よりも遥かに
「グッと来る」系の面白さがあります。

 

 

ただ、ある程度の年齢を重ねた人でない限り、
共感しづらい部分もあるかもしれません。

 

20代前半だとちょっと早い気がしますが、
20代後半以降の独身男女なら、色々な意味で
「うおお……」となる映画だと言えますね。

 

 

 

この映画のタイトルは、
「ブロークンイングリッシュ」というのですが

序盤ではそれが何を意味しているのか、
あまりよく分かりません。

 

 

ただし、物語を中盤まで見ていくと、
その意味がよーく分かります。

 

 

“Broken English” を直訳すると、
「壊れた英語」ということですが、
ネイティブ以外が話す英語は全てコレ。

 

つまり正統派の発音や文法ではなく、
本来の使い方から離れた英語を指して、
こう呼ばれています。

 

外国人(日本人も含む)の話す英語は全て
ブロークンイングリッシュであると
認識しておけば良いでしょう。

 

 

で、この「ブロークンイングリッシュ」が
国際恋愛にだいぶ関係があるわけですが、
それがこの映画の最大のテーマとなります。

 

 

詳しい内容については、
ネタバレになるので秘密にしておきましょう。

 

 

 

・・・と思いましたが、

これでは何のレビューにもなってないので、
ちょっとだけ、内容を公開しますね。

 

 

普段は仕事に追われているけれど、
休日は友人と一緒にヨガとかやってたりする
アラサーの独身男女にとっては、

 

だいぶグッと来る内容だということは
間違いないとだけ、断言します。

 

 

「ブロークンイングリッシュ」のあらすじ

 

舞台はいきなり友人の結婚5周年パーティで、
「僕たちは幸せだ」とアピールするシーンから
すべての物語が始まります。

 

 

この友人夫婦は結婚してから5年が経つのに
未だ子供を授かっていないので、

 

しびれを切らした親族が新郎に向かって

 

 

grandfather

When are you going to give us grandchildren?
(いつ孫の顔が見られる?)

と、”圧力”を掛ける様子が見られます。

 

 

 

ちなみに物語の主人公は、
この友人夫婦の仲を取り持っていた
ノラ・ワイルダーという独身女性ですが、

 

彼女は生まれも育ちもアメリカで、
今はニューヨークのホテルで勤務をしており、
責任者に近い存在となっています。

 

 

6年ほど同じ場所で勤務し続けているので、
すべての業務を実質的に仕切っています。

 

 

 

周囲が続々と結婚を済ませていく中で、
ひとり「取り残された感」のあるノラは、
家族や親族、友人との仲は良好ですが、
今現在、これといった恋人がいません。

 

 

普段通りに業務を遂行していたある日、
ホテルのクレーマー客(モヒカン)に
対応していると、なぜかディナーに誘われ、
そのまま酔いつぶれてしまいます・・・。

 

 

で、その後はパーティ会場を抜け出し、
和食レストランで食事をするのですが、
そのモヒカン男性が店員に向かって優しく
「アリガト…」と言うシーンがあります。

 

 

表面的には悪い男のように見えて、
店員にはわざわざお礼を言うような

「実は優しい男」というギャップに
ノラは心を奪われてしまうわけですね。

 

 

 

ジャパレスで話をしているうちに、
彼が有名な映画の俳優であることを知り、

ノラは自分から下ネタトークに誘ってしまい、
そのままホテルでワンナイトラブw

 

 

 

ただのビッチやんけ!

と突っ込みを入れそうになりますが、
現実の30代女性の心理というのは、
イロイロと複雑な想いがあるわけです。

 

 

で、翌朝になって彼女は
“Fuck…” とぼそっと呟き、
自分の行為を激しく後悔するのですが、

 

さらに追い打ちをかけるかのごとく、
その俳優に別の交際相手がいる事実を
テレビのインタビューで知ることになります。

 

 

彼が取材陣に堂々と
「今は彼女に夢中なんだ」と答えている様子を
ノラはテレビ越しに友人と視聴していると、
その表情がみるみる曇っていきます・・・。

 

 

NoraNora

“Why can’t I meet someone nice?”
(なぜ、いい人に出会えないの?)

 

 

猛烈なショックを受けたノラは、
友人と母親に励まされて、
その後で別の男性を紹介されますが・・・

 

その男も別の女性がいて、
結局、二股をかけられていたことを知り、
ノラの心の傷はさらに深まっていくハメに。

 

 

そしてまたもやノラは友人に励まされ、
「つまらない男は放っておいてヨガでもやれ」
と言葉をかけられ、半ば開き直り状態に。

 

 

浮気性の男性ばかりに惹かれてしまう
「若い頃はモテたアラサー女性」の苦悩を
生々しく描きあげた映画がコレです。

 

 

このあたりの複雑な心理描写は、
日本のみならず、万国共通なんですね。

 

 

 

・・・で、そんな男性不信状態に
陥っていた主人公のノラはある日、
職場の男性からパーティに呼ばれます。

 

 

おめかしして単独参加をするのですが、
招待者がノラに挨拶を済ませるとすぐ、

 

「じゃ、あとは楽しんで」的なノリで
自分は好き勝手に別の人に話し掛けます。

 

 

(いやいや…アンタが呼んだんでしょ…)
(いきなり放置してんじゃないわよ…)

 

と訝しげな表情を浮かべるノラは、
特に仲の良い知人もいないパーティで
一人時間を持て余すことに。

 

 

 

階段を上がった先にいた主催者から

 

yujin

Hi! Dare you are? Are you having a good time?
(やあ!楽しんでる?)

 

などと無神経に声を掛けられますが、

 

 

ノラは「疲れたわ。もう帰る。」と
ふてくされた返答をし、そのまま出口の
エレベーターに乗ろうとします。

 

 

男なんてもう信じられない、と
すっかり意気消沈した彼女は、
パーティを楽しむ気力すら、
消え失せてしまったのです・・・。

 

 

 

しかし

 

 

そんなタイミングで
一人のイケメンなフランス人男性が、
会場内に入ってきました。

 

彼の名はジュリアン。
帽子を被ったイケメン紳士ですが、
帰ろうとするノラを引き留めます。

 

 

JurianJurian

“Would you have another drink with me?”
(もう一杯だけ僕と飲まない?)

 

JurianJurian

“Come on, want just one drink.”
(帰らせたくない。一杯だけいいだろ?)

 

 

そんなこんなで、
彼女を引き留めることに成功すると、
いきなり情熱的なアプローチを開始。

 

 

戸惑うノラを見つめる眼差しは、
とても純粋で真っすぐです。

 

 

JurianJurian

One more minute then, we missed each other.
(あと1分遅かったら僕らはすれ違っていた。)

 

という”運命的な出会い”を強調し、
そのままノラを口説きにかかります・・・。

 

 

 

で、まあてんやわんやあるのですが、
このジュリアンという男性は
フランスなまりの強い英語を話すわけです。

 

 

「ドコに行きたい?」という
ノラからの問いかけに対し、

 

 

JurianJurian

“I’m hungry.”(僕は腹が減った)

といったような返答をするんですよね。

 

 

 

でも、実際にノラに聞こえたセリフは、

 

“I’m angry!”(僕は怒っている!)

というものだったのです。

 

 

NoraNora

・・・What?(何に怒ってんの?)

 

と、ノラは戸惑うわけですが、

 

 

JurianJurian

“I don’t know. Anything.”
(わからない。何でも。)

 

とジュリアンは返すのみで、
ますますノラは混乱し始めます。

 

 

このような微妙なスレ違いが
いわゆるブロークンイングリッシュには
往々にしてありがちなんですね。

 

 

ネイティブ以外の外国人と
話した経験のある人ならば、
このシーンに強烈な共感を抱くはずです。

 

 

・・・というわけで、
イロイロと見どころの多い映画ですが、
あらすじはここまでにしておきましょう。

 

 

洋画を見れば英語は得意になりますか?

 

 

今回あなたにご紹介した
映画「ブロークンイングリッシュ」ですが、

 

実際、このような洋画を眺めるだけで
英語は得意になるかと尋ねられると、

 

それはちょっとキビシイ
と答えざるを得ません。。。

 

 

 

ただし、バイリンガル視点だと、
ある程度以上のレベルで
映画内のセリフが聞き取れるので、

 

普通に映画を視聴するよりも、
3倍くらい楽しめる気がします
(※あくまで個人の感想です。)

 

 

なのでMasaponが洋画を見る時は、
日本語音声は一切使うことなく
いつも英語音声を使用してますね。

 

 

 

あなたが洋画を見る際には、
英語力を高めようと思うのではなく、

あくまで「楽しみながら」見るのを
僕はオススメします。

 

 

好きこそ物の上手なれ、ですから
まずは英語に陶酔できるくらいの
ポジティブな感性を持つことが大事です。

 

具体的に勉強を始めるのは、
それを身に着けてからでも
決して遅くはありません。

 

 

やっぱり、英語が好きな人の方が
勉強時間も長くなる傾向があるし、
途中でサボったり諦めたりせず、
目標達成まで続けられますからね。

 

 

もともとある程度のフレーズなどを
押さえている英語学習者であれば、

 

「あ~、この表現は知っているぜ…」
「ほう、こんな使い方もできるのか…」

 

みたいな発見がいくつも出てくるので、
なおさら英語を好きになるための手段として
非常に効果的ではあります。

 

 

簡単なフレーズを覚えたい人へ

 

せっかく良い映画を見たので、
僕自身のアウトプットも兼ねて、
以下に主な英語表現を載せておきます。

 

日常会話でもフツーに使えそうなものを
Masaponが選んでおきましたので、
国際恋愛に興味のある方はお使いください。

 

 


 

君の仕事は何?

What are you doing here?

 

 

食事に行こう。

Do you gonna dinner with me?

 

 

好きな人はいるの?

Do you have someone special?

 

 

わかった。やってみる。

Sure, I’ll give it a try.

 

 

よろしく。

Nice to meet you.

 

 

(こちらこそ)よろしく。

Too.

 

 

いいじゃんかよ。

Come on.

 

 

私も同じものを下さい。

Yeah, I’ll have the same.

 

 

また会えたのは運命だよ。
そう思わない?・・・なぜ笑う?

It’s fate to see you again.
Don’t you think? Why do you laugh?

 

 

もう一杯?

You want to another drink?

 

 

なぜ、ニューヨークに?

What are you doing in New York?

 

 

君に会うため。

I came here to meet you.

 

 

・・・マジメに答えて。

No… not really.

 

 

よそへ行こう。

Let’s go somewhere.

 

 

私のこと好き?

Do you like me?

 

 

ああ。

Yes.

 

 


 

 

ノラが初めてジュリアンに再会した時、
「なぜニューヨークへ?」と尋ねます。

 

その際のジュリアンの返答は、
“I came here to meet you.”(君に会うためさ。)
などと、冗談っぽく言っていたのですが、

 

実はこの台詞が、最後のシーンの
伏線になっていたわけですね。

 

 

ノラは連絡の取れないジュリアンを探し、
わざわざパリまで行って、
そこでまた運命的な再会を果たすのですが、

 

事前になにも聞かされなかったジュリアンは
「なぜパリに君がいる?」とノラに問います。

 

 

そして、その返答としてノラは
“I came here to find you….”(あなたを捜しに…)
と、ぎこちなく答えるわけです。

 

 

そしてジュリアンはノラに最後、
「私のこと好き?」と尋ねられるのですが、

 

その際、
“Do you love me?” ではなく

 

“Do you like me?” を使っているのも、
この映画の見どころだと、
僕は個人的に考えています。

 

 

その伏線として、
「結婚は契約で、愛とは違う」という会話が
事前に幾度もやり取りされていて、

 

そうした複雑な男女関係をベースとして、
あえて “like” がチョイスされているのは
何とも言えない趣を感じますね。

 

 

そんなわけで、最後の最後まで
いろいろとお楽しみが隠されている
味わい深い作品であるわけです。

 

 

 この映画での重要なセリフ集

 

また、この映画においては
とても印象的なセリフがいくつもあるので
それらも明記しておきましょう。

 

日常生活ではあまり使われない表現も多く、
素人が聞き取るにはだいぶ苦労しますが、
使えたらカッコイイかもしれませんね。

 

 

 

あなたの歳で
「いいもの」は残っていないのよ。

It’s snapped up so quickly at your age.

 

 

解説:

 

母親が最初の記念式典の後で、
ノラに語り掛けるシーンで使われていた、
さりげなくダメージを与えるフレーズです。

 

この”snap up”という表現は、
「素早く購入する」という意味ですが、

これが受動態で使われているため、
「もう売り切れちゃった」を意味します。

 

あなたの歳(=at your age)では
あまりにも早く(=so quickly)、
誰かに買われてしまってる(=be snapped up)

 

という組み合わせを使って、
「その歳ではもう良い商品は残っていない」
的なニュアンスを醸し出しているわけです。

 

そして主人公はこのあと、
仕事用のPCで出会い系サイトを開き、
25~45歳の男性を探すものの、
「検索結果ゼロ」と表示されるわけですね。

 

 

 

 

若い頃は結婚して、子供を持つと思ってた。
30歳までに、キャリアも築くはずだったけど
・・・まだ将来が見えない。

When I was a magician girl , I thought that
I will be married, I have kids,
here I am towards my thirty
I’ll have exact career that I wanted.
I’m still on the way that I wanted to go up.

 

 

解説:

 

最初に出会ったモヒカン男と
和食料理屋で語り合うシーンですが、
ココは聞き取るのが非常に難しかったです。

 

magician girlとは「魔法少女」を意味するので
わりとすぐに推測がつきますが、

“here I am towards” なのか、
“see urbanize towards” なのか、
どっちなんだ?って感じでした。

 

その後の”I’m still on the way….” 以降は
ノラが涙声で話していることもあり、
ネイティブでもそうそう聞き取れない、
ひじょーーに難易度の高いリスニングですw

 

 

 

最近の若い女性たちは本当に大変よね。
気の毒に思えてならないわ。
女性にもチャンスが開けて選択肢が増えたけど
多過ぎて選べないのよ。混乱してしまうだけ。
自分の道が見つからない。特に男性関係で。

You know… I can’t quit to think about
how hard it must be for young women nowadays,
I mean… one hand, your world is wide open to you
all choices you want. I think too many choices really…
just must be very confusing… tried to find a path
all the …. especially with man.

 

以前は彼氏が何人もいたのに。
Though, you have handsome very nice boyfriends.

 

ええ、でも… 大学時代よ。
Yeah, but… that was college.

 

なぜ今は こうなの…
たまらなく孤独よ。
I don’t know what happened…
I feel so closed off.

 

解説:

 

ノラが母親に相談を持ち掛けて、
親身な共感を表しているシーンですね。

 

「今時の女性は昔に比べると自由だけれど、
 その分だけ迷いも多くなった」
というニュアンスを親身に伝えています。

 

この映画、2007年に初上映されたんですが、
キャリアに関しても、異性関係でも、
自分がどの道を選べばいいかわからない、
という悩みは当時からずっとあったんですね。

 

 

 


 

 

というわけで、ちょっと難易度の高いセリフを
載せてみましたが、いかがだったでしょうか。

 

こんな映画のようなセリフを、
日常生活で自由自在に使えたら、
きっと毎日が楽しくなりそうですね!

 

 

 初学者は楽しさを追求すれば良い。

 

英語初学者がこれから始める場合、
もちろん英文法のおさらいなども
やっておいた方が良いのですが・・・

 

それ以上に僕が重要だと思うのは、

「英語楽しい!」
という感覚を呼び起こして、

英語学習そのものが好きになることが
重要だったりするんですよね。

 

 

ちなみにこの映画、Youtubeのレンタルで
¥300で視聴できるので、
見ようと思えばすぐに見ることもできますが、

 

どうせWeb上で視聴するなら、
僕はAmazonのプライムビデオの方が
良いんじゃないかと思っています。

 

 

初月無料だし、解約はいつでもできるし、
月額¥325で動画が見放題・・・!

 

こんなサービス始めちゃったら、
他の会社が潰れるやん、と
危機感を抱くくらいお得ですよね。

 

 

 

 

まだ知らない人も多いと思うので、
一応、僕からも紹介はしておきます。

 

 

・・・さて、

サラッと映画を紹介するつもりでしたが、
結局、ガチなレビューになってしまいました。

 

今後も面白い映画を見たら、
ブログで紹介するかもしれません。

 

 

リスニング能力を鍛えるには、
いろいろとコツがあります。

 

 

が、それを上手く言葉にしてまとめるのは
だいぶ大変な作業になると予想されるので、
お伝えするのはまた別の機会になります。

 

 

とりあえず現時点でひとつ、
あなたに言える注意点としては、
洋画は「意訳」が非常に多いってことです。

 

特に、英語音声と日本語字幕で
洋画を視聴しているあなたは要注意。

 

洋画で英語を覚えようとする際には、
そのフレーズが使われている
「シチュエーション」に注目して下さいね。

 

 

 

それでは、また。