こんにちは、まさぽんです。

 

僕がよく聞かれる質問の1つに
「おすすめの参考書はありますか?」
というものがあるんですけど

 

これ系の質問に答えるのって、
正直、時間の無駄なんだよなって
いつも思います^^;

 

理由は3つあります。
(すべて過去の僕の経験に基づきます)

 

1つ目は、参考書には必ず難しいポイントがあり、
壁を乗り越えるための秘訣は語れていないため

 

2つ目は、勉強のモチベーションが低いまま
有名参考書や問題集に取り組んだところで
途中で辞めてしまう可能性が高いということ

 

3つ目は、本はあくまで教養を深める手段であり
特定の結果を得るために使うものではないこと

 

他にも理由はいろいろありますが、
僕の経験上、英語の参考書って
学習効果があんまり高くなかったです

 

この情報を知っているかどうかで、
今後1年間で学習効果に大きな差がつくので、
いまから僕の過去の失敗談をベースに、
なるべく詳しく説明していきますね。

 

英語の参考書がいらない理由

 

英語初級者の場合、
参考書だけで学習を進めようとすると
いろんな「罠」に引っかかります。

 

これは僕も痛い経験があるのですが、
安いからって何冊もの本を購入しても、
結局、どれもしっくりこなくて、
頭の中に「迷い」が残り続けます。

 

その罠は、全部で3つあります。

 

①:難しい部分を克服できない

 

すべての参考書や問題集には、
それを作った人の思惑がありますが、
多くは「サンプル」として作られています。

 

たとえば「続きは私のセミナーで」とか、
「本気の人は講義を受けてください」
といった感じで、肝心な(難しい)部分ほど
あいまいなまま放置されていることが多いのです。

 

すなわち、ただ参考書を読んでいるだけだと
「勉強した気になる」ことはあっても、
本当の実力は伸びていないわけですね。

 

書籍という一方的な受け身の形式上、
「自分のデキない部分に向き合」わなくても、
いくらでも逃げることができるので、
肝心な部分はいつまでも克服できないのです。

 

僕が予備校に通っていた時、
英語科目担当の先生の授業を受けていましたが、
参考書はあくまで「サブ」という扱いでした。

 

英語学習っていろいろ複雑な要素があって、
ただガムシャラに参考書を前に進めるだけだと
総合的なバランスが崩れるんですよね。

 

もちろん、ただ現実逃避をしたいだけだったり、
同じ場所にじっくり留まっておきたい時は、
読書は「趣味の1つ」として有益ではあります。

 

【参考記事】
危険な英語学習マインド③:「現実逃避」

②:モチベーションが続かない

 

僕は問題集付きの参考書を買って、
毎日コツコツ頑張ることを決意し、
実際にその通りにやっていました。

 

多くの場合は「買った時」に
モチベーションがマックスになりますが、
それ以降は基本的に下がる一方です。

 

参考書の中身も徐々に難しくなる一方で、
その支えとなる「講師からの励まし」や
「ワンポイントアドバイス」などはなありません。

 

なので、よほどのエネルギーがある時や、
切羽詰まっている時でなければ、
途中で「わからん……」となりがちです。

 

もともと英語の理論を分かっていたり、
すでに海外に留学して英語感覚が分かっている場合は
参考書の内容を「わかるわかる」ってなります。

 

が!

 

初学者の頃に参考書を何度読んでも、
重要ポイントをどう整理すれば良いのか?
知識をどう応用させれば良いのか?
がイマイチはっきりしないので、
学ぶ喜びを得づらいんですよね。

 

しかも世の中にはけっこう
「タイトル詐〇」の本も多いので、
どの説をどこまで信じて良いのかも
分かりづらかったりします。

 

③:望んだ結果を得られない

 

僕はこれまで数百冊の本を読んできましたが、
本はあくまで教養を深める手段であり
「特定の結果」を達成させることには
フォーカスしていないことがほとんどでした。

 

マニアックな専門書とかでない限りは、
出版社は「より多くの人に売れるように」
本を作っているからですね。

 

たとえば露骨なモノで言えば、
「英会話に必要なフレーズはたったコレだけ!」
みたいな、いかにもラクできそうなタイトルで
多くのウブな学習者を惹きつけています。

 

その方が多くの人に売れるから
そういうタイトルにしているのであって、
実際には出版の担当者は英語の素人だし、
正しいかどうかなんて分かりません。笑

 

実際に英会話をやろうとしても、
フレーズだけで会話が成り立つ訳がないので、
「ああ!クソ!騙された!」となるわけです。

 

もちろん騙される自分も悪いのですが、
その都度、時間を無駄にしてしまうので、
ムダにセルフイメージが下がるんですよね^^;

 

Amazonレビューなどで
「いかにも良さげな」感じがするモノは、
書籍のさわり部分をチョロっと読んだだけだったり、
他にもいろいろ教育投資をしている人ばかりです。

 

なので「参考書だけで」どうこうなる
という考えは、僕は非常に懐疑的です。

 

以上の3つの理由から、
参考書だけで英語をマスターしようとしても
上手く行かない可能性は非常に高いです。

 

本当に英語をマスターしたいと思ったら、
参考書を用いた独学にこだわることなく、
素直に「他力」を借りた方が得策なんですよね。

 

僕はどちらかっていうと
あんまり人に頼りたくないタイプだし、
自力で進めたがることが多かったです。

 

でもやっぱり結果を見れば、
人にみっちり教えてもらう時期の方が
明らかに目標を達成できる率が高いわけです。

 

「自分の感覚」ってアテにならない。。。

 

だから、英語スキルを伸ばしたかったら、
先生なりコーチにお願いして、
自分の勉強をチェックしてもらうしかありません。

 

「あなたに合った形で」コンテンツが作られ、
「あなたに合った形で」必要な情報が提供され、
「あなたに合った形で」アドバイスを受けられる。

 

そんなオーダーメイド式の教育がもしあれば、
最強の学習効果を発揮するでしょうね。
(もちろん料金は割高になりますが……)

 

【参考記事】
効果の高いコーチング、失敗するコーチング

参考書の買いすぎ(参考書ジプシー)の方へ

 

僕は、英語の教材研究のために
あえてたくさんの本を買って読んだりしますが、
それはスキルアップのためではありません。

 

けっこう、初心者のうちから
色んな参考書や単語帳を買い漁って、
にっちもさっちもいかなくなってるパターンが
多く見られます。

 

ただ、僕も気持ちは分かるのです。

 

過去に2chの参考書スレッドの情報を当てにして、
「おすすめ参考書」を片っ端から買い漁り、
独学でやろうとした経験がありますからね。

 

2ちゃんねるやSNSの情報がアテにならない理由

 

最近は昔に比べて、
2ちゃんねる(5ch)のユーザーは減ったので、
見ている人はそんなに多くないと思います。

 

僕はかつての受験生時代に、
大学受験生向けの参考書や勉強法スレッドを
暇な時に読んでいました(ROM専ですが)。

 

そこでよく書き込まれていたのは、
受験参考書マニアや多浪生など、
「筋金入りの」受験プレイヤー達でした。

 

おすすめ度を「★」の数で評価し、

★★★★★:〇〇(難関大志望者向け)
★★★★☆:〇〇(中堅大学の基礎)
★★★☆☆:〇〇(人による、相性次第)

といった感じでそれぞれの参考書に
コメントを残している人がたくさんいました。

 

で、僕もその情報を真に受けて
「〇〇大志望だから、コレとコレやればいいかな?」
って感じで、本屋に参考書を買いに行きました。

 

当時は予備校に通えなかった時期なので、
買った参考書で1年ほど独学をしていました。

 

が、結果的には
成績はまったく伸びることなく、
当然、志望大学なんてカスりもしませんでした。

 

今だから冷静な視点で見られますが、
当時は本気で「発狂」しましたね……。

 

自分なりにちゃんと頑張ったのに、
結果がまったく着いて来ないという現実は、
生きる希望を根底から奪い取ります。

 

なぜこういうことが起きるのか?

 

それは、そもそも参考書というのは
「何をやるか」よりも「どうやるか」の方が
はるかに重要だからです。

 

たとえば受験時代の僕は、
英文解釈で有名な「ポレポレ」という
参考書を買って毎日コツコツ取り組んでいました。

 

が、そこに書かれた英文をどう読むか?
解答・解説と自分の解釈をどう擦り合わせるか?
に関しては、まったくの無知だったので、
なんとなくモヤモヤしたまま先に進むものの、
実力が上がっている実感は全くなかったです。

 

なので、結論として
いくら参考書マニアがおすすめしている書籍でも、
それを独学でやろうとすると、
確実に何らかの壁につまづくわけですね。

 

今だから言えることですが、
「なんて無駄な1年だったんだろう……😫」
と強く反省・後悔しています。

 

若い貴重な時期に空白の1年を過ごすって、
後になって地味にダメージになるんですよね。

 

その1年を有意義なことに使っていれば、
色んな人と出逢って人生経験を深められたし、
ファッションや料理を極めたりできたはずです。

 

が、目先のお金やエネルギーをケチって、
「ちゃんと教えてくれる人」を探さずに、
適当な、ありあわせのもので済まそうとすると、
結局、時間を大幅に浪費して、後に何も残らない

 

というわけで、2chの情報は、
必ずしも正確なものとは限らないうえに、
それを「どう自分にカスタマイズするか」は
誰も教えてはくれないわけです。
(だって話したこともないような人ですし)

 

現代だったら、ブログとかインスタで
「〇〇するならこの参考書!」
みたいなおすすめランキングがありますが、
本質的には無価値な情報だと僕はいつも思います。

 

もちろん、受験英語だろうがTOEICだろうが
英会話の学習だろうが、すべて同じことです。

 

「みんながやってるから大丈夫」
「有名な人が言ってるから信頼できる」

 

という判断をしてしまうのは、
ちょっと早計かもしれません。

 

有名な教材やスクールは日本にたくさんあるし、
何十年間多くの人が利用し続けているのに、
英語ペラペラな日本人はほとんど増えていないのが
何よりの証拠ですよね。

 

本来の英語の勉強の仕方とは

 

もちろん、参考書を使うことで
勉強の役に立つことはあります。

 

ただ、ほとんどの参考書や問題集は
「教えてくれる人」がいて初めて
学習効果を発揮するものです。

 

自力で読んでも分からなかった部分は、
家庭教師や学校の先生、あるいはコーチに質問して
「そこはこういう風に解釈すればいいんだよ♪」
と解説をしてもらって、初めて理解が深まります。

 

学びの臨場感(リアル感)が違うし、
自分に向けて語ってくれてる感もあるので、
学習効果には天と地ほどの差が生じるわけです。

 

特に分厚い参考書や文法書の場合、
自力で1ページ目からコツコツやろうとしても、
ほぼ確実に、どこかで挫折します。

 

それは、難しい部分であればあるほど
書籍で説明することは不可能に近いため、
肝心の「ニュアンス」が分からないからです。

 

本来なら対面や講義で伝えるべきところを、
文字だけの説明で終わらせてしまうと、
多くの誤解やスレ違いが生じます。

 

コミュニケーションでも、直接会って話をせず、
LINEのやり取りだけで済ませてしまうと、
誤解が生じる可能性が高まるのと同じですね。

 

 

特に「英文法」のような複雑な理論って、
文字情報だけで伝えるのは非常に難しく、
細かいニュアンスが伝わらないことが多いです。

 

日本語ならまだ文字だけでもやり取りできますが、
外国語のニュアンスを正しく把握するのって、
そう簡単な話ではありません。

 

まとめ

 

今回は、英語スキルを高める際に
「参考書」という手段がいかに無意味かを
僕の視点で解説しました。

 

要は、参考書とか問題集って
上級者向けなんですよね。

 

「どの参考書がおすすめですか?」
という質問を本当によく受けるのですが、
参考書だけで勉強しようとしてる時点で
オススメのものはありません。笑笑

 

けっこう辛辣なことを言っていますが、
本音をそのまま言ってるだけなので、
分かる人には分かると思います。

 

僕もブログ運営人という立場上、
おすすめ教材」のページは用意していますが、
あれも既に勉強に取り組んでいる人向けです。

 

特に英語初心者の方の場合、
参考書や問題集だけでやろうとすると

貴重な時間を浪費することのなるので、
気を付けてくださいね。

 

僕が英語を学ぶ際に重視していることは、
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本気で英語を身に付けたい方は、
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【初心者が英語を確実に身に付ける方法】
https://tamaxmspn.biz/the-planet-japan/

 

それでは最後までお読み頂き、
ありがとうございました。