今回のテーマは、
「常識外れの英会話の勉強方法」
ということで、
かなり面白い内容を語っていきます。
ちなみに僕は「英会話の伝道師」と言いまして、
学生時代にはボストンへの留学経験があり、
Web上でも英語を教えまくっているのですが……
世の中を見渡してみると、
「真に役立つ英会話の勉強方法」が
ほとんど存在しないことに気付きます。
もちろん色んなWebサイトはあるし、
英会話を教えるYouTuberの方もいます。
が、それらのうち、一体何%の情報が
『本当に役立つ!』と言えるでしょうか。
ここでいう「役立つ」とは、
そのコンテンツを見ている読者にとって、
真にタメになる、という意味です。
つまり、心にグッと突き刺さるとか、
二度と忘れられないメッセージ性があるとか、
もしくは、その記事や動画を見た瞬間に、
心を奪われて、一気に英会話をやりたくなり、
無我夢中で勉強を始めてしまうとか・・・
本当に必要な「勉強方法」って、
種種雑多な教材を紹介することではなく、
読者に『行動』を起こさせることですよね?
行動に繋がらない知識なんて、意味がない!
ならば、仮にどれだけ知識を得たところで、
その本人が『行動』を起こさなかったならば、
その勉強法は何の役にも立っていないのです。
そもそも、
「英会話の勉強方法」なんて、
人それぞれ、異なります。
誰かがオススメしていた勉強方法でも、
人によっては全く合わなかったり、
むしろ逆効果になるものもありますよね。
極めて重要なので、
もう一度デカデカと書きますが・・・
英会話の勉強方法なんてのは、
人それぞれ、違って当然なのです。
言われてみれば、そうかもしれない・・・!
つまり、英会話というのは、
確立された絶対的なやり方がある、
というわけではなく・・・
人によって、相性の良い勉強法が異なる
という事実を、
まずはご認識頂ければと思います。
人によって、相性の良い勉強方法は違うんだな。
肝に銘じておこう・・・・。
以上の前提を踏まえたうえで、
これから英会話の「勉強方法」について
熱く語っていくのですが・・・
僕(英会話の伝道師・まさぽん)が
今からお伝えする「英会話の勉強法」には、
具体的なHowToは一切出てきません。
かなり“抽象的な内容”を語っていくので、
あなた自身の人生経験に照らし合わせて、
細かいところは想像力を働かせてください。
もし、具体的なTIPSを知りたければ、
Googleで「英会話の勉強法」と検索すれば、いくらでも出てきますから・・・。
(まあその検索結果に満足できない読者さんが、この記事を読んでいるんでしょうけどね!笑)
~諸注意~
本記事では、英語の参考書や問題集、
および英会話関連のサービスなどは、
一切紹介しておりません。
本記事の内容はあくまで
「既に何らかの英語学習に取り組んでいる方」が、
大まかにどのような点に気をつけて勉強すれば、
効果を最大化できるかに着眼点を絞っています。
記事は全部で「11,659文字」ほどありますが、
細かい具体的なTIPSを省いているので、
おそらく15分もあれば読み終えるはずです。
(ちなみに内容は臨場感を出す目的で、全てタメ口です 笑)
独学で学べる人の絶対条件
このブログ記事を読んでいる位だから、
きっとあなたは、独学で英会話を学び、
あわよくば英語ペラペラになりたいな~、
などと考えているのだろう。
しかし「独学で」英語を学ぶというのは
正直かなり、ハードルが高い。
これはかつて受験英語を解きまくり、
アメリカ留学後に英検準1級を取得し、
色々な日本人の学習スタンスを見てきた僕が
自信をもって断言できることである。
英語および英会話を独学で学び、
かつハッキリとした成果を出せる人の特徴には、
明確な3つの「絶対条件」がある。
1つ目は、継続安定的に勉強ができる人。
2つ目は、情報弱者ではない人。
3つ目は、自己責任感のある人。
いまからこの3つの条件について、
僕から詳しく解説をしていこう。
ちなみにこれは、英語や英会話に限らず、
あらゆる勉強に言える法則なので、
しっかりと心に留めておいて欲しい。
①:継続安定的に勉強を続けられる
まず、一人で勉強する際の最大の条件が、
「学習を継続できるか」という点である。
僕らは何かを新しく勉強する際には、
必ずといって良いほど、その道を阻む壁があり、
それを乗り越えられるかどうかで、
次なる学習ステップに進むことができる。
たとえば普段の仕事が忙しかったり、
急な付き合いに追われたりして、
「あの日は〇〇があって、勉強できなかった…」
などと言い訳をするような人は、
やや厳しいが、対象外だろう。
人間たるもの、生きていれば
予想外のトラブルの1つや2つ、
必ず出くわすものだ。
が、それでも単独で結果を出せる人は、
外部環境に影響されず、自分の習慣を
自分で完璧にコントロールできるのも事実。
あなたが一人前の大人ならば、
勉強に割く時間がどれほど重要かを、
理解しなければならない。
モチベーション管理という面でも、
独学は(特に初心者には)ハードルが高いことを
熟知しておく必要がある。
②:情報弱者ではない
独学で英語を学ぶ際の第二の条件が、
この「情報収集能力の有無」だ。
情報収集能力の高い人を、情報強者。
逆にそれが低い人を、情報弱者と呼ぶ。
あなたが独学で英語を学ぼうと言うのなら、
「情弱」から抜け出せないのは致命的だ。
そして、初心者が情弱から抜け出すのは、
けっこう難しい側面があるという事実を、
知っておいて欲しい。
僕自身、かつては自宅浪人をしていたが、
その際にネット上で評判だった参考書を買い、
毎日取り組んでいたが、テストの点数はほとんど伸びなかった経験がある。
それくらい、情報収集というのは、
思った以上に難しいところがあるのだ。
英語学習のプロセスというのは、
理屈だけでは測れない部分がある。
「自分は情報弱者なんかじゃない!」
と仮にあなたが思っていたとしても、
プロから見れば穴だらけというパターンも
けっこうあったりする。
自分ではきちんと情報を得ているつもりでも、
実は根本的な部分が間違っていたりして、
成長に繋がらないパターンが多い。
情報のシャワーを浴びろ、とはよく言われるが、
その情報は「質の良い情報」であることが前提。
既に英語が得意な人のもとには、
英語をさらに得意にする情報が集まるが・・・
英語が不得意な人のもとには、
英語をさらに苦手にする情報が集まる。
これは一種の引き寄せの法則とも言えるが、
スピリチュアル的なことは一旦無視しよう。
僕自身の過去の経験談から学んだ教訓として、
あなたに語っているのである。
シビアな現実としてお伝えするが、
情報弱者に情報収集をさせてみると、
さらに情弱になっていくのが関の山なのだ。
富める者はますます富み、
貧しき者はますます貧しくなる。
何だかんだ言っても、
これがこの世界の自然法則である。
その負のスパイラルから抜け出すには、
途方もないエネルギーが必要となることは
おそらく言うまでもないだろう・・・。
③:すべてを自己責任と考えられる
独学で英語を学ぶ条件の3つ目は、
この世の全てが自己責任であると考え、
いかなる結果になろうと、それを自分事として受け入れられることだ。
人生において現実逃避を繰り返し続け、
決して自分では責任を取ろうとせずに、
何か都合の悪い事があるとすぐ他人のせい・・。
残念ながら、このような人は
勉強自体に向いていないと言える。
というのも、勉強というのは基本、
どこまで行っても自分との戦いであって、
自分の努力がそのまま結果に反映されるからだ。
参考書の内容が理解できない時に、
「この参考書の説明が分かりにくいっ!」
問題集の設問を解けなかった時に、
「こんな問題を出すなんて、意地悪だっ!」
・・・こんな言葉を吐きたくなったら、
それは著者の性格が悪いのではなく、
あなたの勉強の仕方に問題があるのだ。
僕自身、かつての受験勉強において
一人で数多くの問題を解いていたのだが、
上記のセリフは何度言ったか分からない。
当時も「英語の勉強法」は確立されていたし、
またその通りに僕もやっていたのだが、
実は表には出ない落とし穴は非常に多い。
そんな時に、頼れる存在がいれば良いのだが、
完全に独学で英語を勉強しようとすると、
どうしても壁を乗り越えるのが難しい。
それゆえ、結果がどうなったとしても、
自分で責任を取れる人でなければ、
独学で英語を勉強すべきではないのである。
・・・。
以上の3つの条件全てが当てはまっていたら、
あなたはたとえ独学であっても、
英語をマスターできるだろう。
が、僕の見てきた限りでは、
これらの条件はかなりハードルが高く、
全てを満たせる人は稀である。
あえて言うのであれば、男性の方が
孤独にコツコツと続けられる傾向はあるので、
あなたが勉強に自信があるタイプならば、独学にチャレンジしてみるのも良いだろう。
誤解のないようにお伝えするが、
僕自身は、あなたの英語学習に対して
心から応援をしたいと考えている。
ただし、その「勉強方法」については
あなたの詳しい現状を聞かない限り、
何も具体的なことは言えないので、
とりあえずはこの記事を読み進めて欲しい。
人によって “勉強方法” は異なる
僕が次に伝えたい英会話の勉強法がこれだ。
そもそも「勉強方法」というのは、
本来ならば自分で発見することが
最も望ましいのである。
なぜなら、人生は人それぞれ違うし、
現状のレベルや、背景知識、周辺環境によって、
必要なアドバイスも異なるからだ。
しかし、この世の中には残念なことに、
一切自分の現状を顧みることなく、
「英語の勉強方法ってどうすればいいですか?」
と、赤の他人に尋ねたがる人が後を絶えない。
たとえば、あなたが社会人だと仮定して、
後輩があなたに質問をしてきたとしよう。
[char no=”32″ char=”あなた困り顔”]どうすれば良い仕事ができますか?[/speech_balloon]
と、ふとした時に尋ねられた場合、
あなたは何と答えるだろうか。
もしも「報連相を徹底しろ!」だとか
「無駄な作業時間を減らせ!」みたいなことを
堂々と語ってしまうのであれば、少しマズイ。
なぜなら、そのような『仕事術』は
既にあちこちで語られているし、
相手も既に分かっている場合が多いからだ。
あなたが誠実に仕事と向き合ってきたならば、
もう少し深みのある話ができるはずだし、
そもそも質問自体がおかしいと気付くだろう。
と、質問を相手に返すことにより、
現状を深堀りしようとするはずだ。
もちろん、質問をすること自体は
決して悪いことではない。
しかし、その「質問をする力」によって、
その人の力量が知れてしまうのも事実。
特に社会人であるならば、
誰かに質問をし、それに答えてもらうことは
相手の時間を奪っていることに等しい。
それゆえ、なるべく相手の負担の少ない形で
コンパクトに圧縮した質問をしなければ、
相手から「良い答え」を引き出せないのだ。
◆ 嘘の情報に踊らされる人々
ある程度、自力で情報収集をしている人ならば
必ず気付くことがあるのだが・・・
それは「世の中には嘘の情報が多い」
ということである。
というより、主張する本人は
これっぽっちも嘘だとは思っていないのだが、
読み手によっては結果的に嘘になってしまうような情報が多いのだ。
つまり、人によっては正しいが、
あなたには不向きな情報もあるということ。
たとえば、ネイティブの英語話者や
高校生の時から海外留学をしたバイリンガルは
「英会話なんて “慣れ” だよ」
「とにかく色んな人と話すことだね」
といった発言をしがちであることは
あなたも十分にご存知だろう。
また、場合によっては
「英文法なんて必要ない!」
といった極端な主張もあるかもしれない。
これらの発言の趣旨は、要するに
基礎的な知識は適当でも良いから、
いきなり応用訓練をしろ、ということだ。
しかし、よく考えてみて欲しい。
基礎すらもできていない英会話初心者が、
なぜ応用・発展のスキルを得られるだろう?
スポーツでも、自動車の運転でも、
いちばん重要なのは、基礎である。
ハンドルの正しい握り方も知らない素人が、
いきなり高速道路を走らされたら、
大事故を起こす可能性が非常に高い。
英会話の勉強も同じである。
たとえ、あなたの身近な友人が
「このやり方で英語話せるようになったよ」
と言っていたとしても、
あなたがそれで同じように行くとは限らない。
本当に自分に合った勉強方法というのは、
実践を通じ、色々な失敗を経て、
自力で見つけていくしかないのだ。
参考書や問題集、単語帳を選ぶ時も、
誰かに薦められたものを真に受けているうちは、
本当に良質なものには出会えないだろう。
「自分が選んだ」という実感こそが、
その教材に愛着を湧かせ、
知識を骨の髄まで落とし込ませるのだ。
英語強者たちの使っている単語帳を見ると、
かなりボロボロになっていることが多いが、
彼らはそれだけその教材に愛着を持っているということに他ならない。
◆「基礎は重要」という言葉について
おそらく僕以外にも、
英会話をするには基礎が大事、
と声を大にして主張している人は多いはずだ。
が、それらの主張の意味するところについて
僕から情報を補足しておきたい。
たとえばTOEICの点数が高い人でも、
英会話はからっきし、というエピソードを
僕らはよく目にする。
が、だからといってTOEICの点数が低い人ほど
英語ペラペラになれるという訳ではない。
むしろ、TOEICが高い人であるほど、
英語の基礎力が養われているので、
英会話の訓練を始めた時に、急激に実力が伸びやすいのである。
(画像の引用:レアジョブ様より)
ここでいう「基礎力」とはつまり、
単語、文法、発音、読解力、聴解力、
背景知識、情報処理能力といった
英語力の基盤を成しているものを指す。
これらの基礎力が欠けた状態で、
いきなりスピーキングや英会話に挑んでも、
ところどころに知識の穴が空いているので、
イタチごっこになりやすいのだ。
僕自身、アメリカ留学に飛び立つ前には
TOEICの筆記で700点以上を取得していたが、
それでも現地でしんどい思いをした記憶がある。
カタコトの英語で授業を受け、
カタコトの英語でカフェで注文をし、
カタコト英語でクラスメイトと交流をする。
何をしている時でも、
「必要な言葉がパッと出てこない」のだから、
それは身体障碍者の感覚に近いかもしれない。
とにかく、もどかしい。
言いたいことが言えない。
聞きたいことが聞き取れない。
が、それでも最低限の基礎力はあったから、
僕はまだマシだった方だ。
もしも、その基礎力すら欠けていたら、
おそらくそれ以上の地獄が待ち受けていたし、
友達なんて一人も作れなかっただろう・・・。
だから、まずは基礎である。
徹底して基礎力を高めた後で初めて、
応用への扉が開かれるのである。
とはいえ、英語学習には色々な罠もあるので、
「基礎学習から永遠に抜け出せない」人も
たまに見かけるので、そこは気を付けて欲しい。
僕の運営するメルマガコミュニティでは、
初心者から着実にステップアップし、
いずれTOEIC900点や、英検1級といった
難易度の高いスキルも身に着けて頂く予定だ。
(もちろん、その先のビジョンも色々と考えている)
あなたが英語初心者~中級者ならば、
こういうものに参加してみるのも
適切な選択肢の1つだとは思う。
現実的に考えよう
あなたが学生ならば、
長期休業中に集中して語学を習得したり、
交換留学に参加することもできる。
しかし、日本は一旦社会人になると、
最低でも1日8時間以上は拘束され、
残業や通勤、休日出勤などもある。
そんな中で、英会話を勉強するならば、
徹底して時間を管理する意識が必須だ。
◆ “とにかく時間が足りない” というアナタへ
誰かに薦められる参考書や教材を、
片っ端から購入しているようでは、
時間がいくらあっても足りないし、
おそらく途中で挫折する可能性が高い。
まずは「何か1つ」で良いから、
徹底的にコミットする意識を持とう。
◆ 参考書マニアの末路
ちなみに受験英語で結果を出す人は、
共通して、何か1つの単語帳を極めている。
いわゆる「参考書マニア」というのは、
結果も惨憺たる状態になっていることが多い。
あの参考書はここがダメだから、
この教材はアレがダメだから、と
評論家気取りにならないように注意しよう。
ちなみに文法書は何か1つくらいは
持っていた方が良いのは事実。
ただし、それを使って勉強するというよりは、
調べたい箇所を見る時のために保管し、
必要に応じて辞書的に活用するのが良い。
だいたいは分厚い書籍なので、
初めから終わりまで読もうとすると、
途中で面倒くさくなるのがオチだ。
僕自身、人に英文法を教えるために
過去には10冊以上の文法書を買い漁ったが、
このようなやり方はオススメしない。
中身はどれも似たようなものなので、
あなたが「コレだ!」と思えるものを
どれか1つ選ぶようにしよう。
あくまでも忠告しておきたいのだが、
あなたには多くの時間はない。
現実的に考えることが重要である。
とにかく金をかけろ
今から述べることは、
人によっては大きな反感を生むかもしれない。
しかし、たとえ反感を生んだとしても、
事実なのだから、仕方がない。
あなたが本気で英会話を身に着けたいなら、
「無料で学べる」「格安で学べる」という妄言を
さっさと頭から追い出すことだ。
多くの人は、「無料で学べる」教材を
やたらと大々的に打ち出そうとするが、
僕がコレが最大の間違いだと思っている。
一生使える英語・英会話スキルを、
何も犠牲にせずに習得しようとすることが
そもそも根本的におかしいのだ。
僕の過去の経験でも、
僕のバイリンガルの知人を見ても、
金をかけずに英語を極めた人はいない。
仮に留学などを一切していなくとも、
親からの幼少期からの教育投資は
かなり高いケースが多かったりする。
教材や講座、経験への投資額と、
その人の英語スキルのレベルの高さは
ほぼ比例すると思って頂いて正解だ。
最低でも100万円のラインを突破してから、
英語教材に関して口出しをする権利がある。
最近の日本人は随分とケチな傾向が目立つが、
社会人にもなって教育に金を使えないのは
極めて恥ずかしい事だと自覚すべきである。
誰も言わないから僕が言うのである。
つべこべ言わず、まずはとりあえず10万円くらい
ポンと出してみればいいじゃないか!
出した金額はいずれ必ず回収できるし、
それ以上のエネルギーとなって、
時間差であなた自身に返ってくる。
それくらい身銭を切れば本気になれるし、
教える側も本気で接してくるから、
“英語ができる側” の感覚を吸収できる。
ほとんどの人が英語をいつまでも苦手なのは、
教材が不足しているからではなく、
「モチベーションが続かない」からだろう?
ならば、行動させてくれる人から
英語学習の原動力を分けてもらえれば良いのだ。
もちろん、高額講座に参加したからと言って
それだけで安心してはならない。
重要なのは、その先のあなたの行動にある。
ちなみに僕自身は、
30万円以上の高額講座に幾度か参加したが、
士気と行動力が著しく高まっている。
このあたりは、勇気を出した者にしか
見えてこない特別な世界でもあるので、
誰にでも無暗に薦めるつもりはない。
が、逆にこのような質問をしてみたい。
「英語ペラペラになるのと、300万円貰えるのだったら、あなたはどっちを選ぶ?」と・・・。
(参考サイト:カオスちゃんねる)
“メンター” のイメージを覆せ
日本人の大多数が英語に挫折するのは、
「勉強方法が間違っている」のもあるが、
実はそれ以上に、メンター(≒師匠)の
選び方を間違えているパターンが多い。
自分よりも遥かに実力差のある相手から、
いきなり「高尚な教え」を受けたところで、
そのほとんどは吸収できずに外へ漏れていく。
あなたが中学生、高校生の頃に
最もあなたの勉強に影響を与えたのは
誰だったか、思い出してみて欲しい。
それは学校の先生や、塾の講師ではなく、
あなたの身近な人物、つまり家族や友人が
勉強に最も大きな影響を与えたはずだ。
授業で分からない点があったら、
真っ先にその科目が得意な友人に質問し、
家に帰ったら親に質問をしたかと思う。
相手が答えられるかどうかは二の次で、
最も接しやすい相手に相談をしたがるのが
人間の性なのである。
受験でも、難関大学に受かる生徒の親は
高年収世帯であることが多いし、
子供のほとんどは進学校に通っていて、
周囲にも勉強のできる友人が集まっている。
つまり、普段から接する “仲間” こそが、
あなたの英語学習に最大の影響を与えるのだ。
あなたと距離感の近い仲間こそ、
あなたの取捨選択すべき対象であって、
そこを間違わなければ自然と成功するのである。
それゆえにもちろん、
あなたの学習に悪影響を与える人からは
適度な距離感を保たなければならない。
ちなみに僕自身は、
なるべくあなたの近い存在になれるよう、
定期的に個別面談などを開催している。
普段のメールマガジンに加えて、
個別で気の置けない雑談などをすることにより、
「悩みが自然と解消した」という人も多いので、
あなたの英語学習にもきっと役立つことだろう。
決して受け身になるな
海外で授業を受けたことがある人なら、
「学生が極めて能動的に学ぶ」姿に、
衝撃を受けた経験があるかもしれない。
僕も過去にはアメリカに留学をしたり、
国内の大学院で英語の授業を受けたりしたが、
あちらの講師は、一方的に語ることを好まず、
常に学生とコミュニケーションを取ろうとする。
日本の大学等の教育機関でも、
最近はグローバルを意識しているので、
少人数制の授業も増えてきている。
昔のような、大人数を一方的に教える手法では
学生が学びに消極的になりがちだし、
外国人学生からの人気も高まらない。
(出典:高校生新聞 世界大学ランキング2018)
大人になってからの勉強というものは、
自ら主体的に、能動的に学ぶからこそ、
本当に必要な知識を得られるのだ。
繰り返すが、勉強方法は人によって異なるので
ある程度の常識を知った後は、
自ら情報・知識を取りに行く姿勢が不可欠だ。
ちなみに、僕が誰かに英語を教える時は、
「相互的なやり取り」をとても大切にしている。
読者がどう思ったか、どう感じたか、
そういった意見や感想を踏まえたうえで、
次に語る内容を決めるスタンスを取っているので
皆に学びをアウトプットしてもらっている。
先ほどのメンターの姿の話もそうだが、
距離感の近い人から学んだ方が臨場感も高く、
学習効率やモチベーションも上がるのである。
「一方的に誰かに何かを教わる」
という考え方が、もう時代的には古いのだ。
勉強の “シンプルな鉄則” を守れ
最後にお伝えするのは、
あなたの英語学習に対する姿勢のみならず、
「頭の使い方」を激変させる内容である。
これ系の話は何度繰り返しても、
言い足りないくらい重要なので、
脳裏に焼き付けるつもりで覚えて欲しい。
◆ 抽象化と具体化を意識して学習せよ
あなたが本気で英語を習得したいならば、
抽象的な学びと、個別具体的な学びの
両方をしっかりインプットすることだ。
僕がこの記事に書いているような、
全体的に必要なマインド面における注意事項は、
普段の実生活に落とし込むことが必須である。
つまり、抽象度の高い話を聞いたら、
聞いただけで放置するのではなく、
それを日常生活で応用できそうな場面を想定し、
常に実践していくマインドが重要なのだ。
バイリンガルと呼ばれる人々は、
英語と日常生活を常に密接に絡めている。
それゆえ、あなたが英語を得意になりたければ、
日常生活の些事を英語学習と関連させ、
すべてを学びに繋げることが望ましい。
たとえば、
「人によって英会話の勉強方法は異なる」
という学びをあなたがこの記事で得たならば、
街中の本屋の英語コーナーに行った時に、
「この本はどういう人向けに書かれているのか」
を意識しながら立ち読みをしてみるとか。
初心者向けなのか、中級者向けなのか、
それとも留学経験のある人向けなのか、
受験生向けなのか、TOEIC受験者向けなのか…。
ただ漫然と情報を漁るのではなく、
きちんと自分で主体的に考えながら、
日常生活のすべてを学びに変えるのである。
また、もう少し具体的な話をすると、
「英文法のルール」を学んだ際に、
ただ教わっただけで終わらせてはならない。
普段の日常生活で目にする英文を、
知っている文法知識で分析してみる位のことは
英語学習者なら誰もがやって然るべきであろう。
電車内で目に付いた英語の広告や、
インターネットで出会った英文は、
全てがあなたの応用力を鍛える教材である。
そういった些細な意識の積み重ねによって、
あなたの3年後、5年後、10年後が決まる。
◆ エネルギーを常に高める努力をせよ
何かを学び、すぐに成果を出せる人は、
往々にして、エネルギーが高い傾向がある。
TOEIC対策を数ヶ月やっただけで
何百点もUPしたといった経験を持つ人は、
勉強をしてもエネルギーを消耗しないコツを
あらかじめ知っているのである。
これは生来の気質も大きいが、
何よりも「日常の習慣」が鍵となる。
ほんのちょっとした行いによって、
勉強に割くべきエネルギーが消失したり、
モチベーションが下がったりするのだ。
僕も普段から意識しているが、
ここには徹底的に気を付けねばならない。
社会人なら、平日に2時間は勉強するとか、
土日休みは1日中学習に費やせるなど、
勉強にかけるエネルギーは高い方が望ましい。
が、それはあくまで理想論であり、
多くはエネルギーがすぐに切れがちなので、
英語の勉強が途中で嫌になりがちである。
そして、なるべく頭を使わずにできる
ネットサーフィンや、スマホゲームなどで
ついつい時間を消耗してしまうのである。
エネルギーを高く維持できる人は、
常に勉強に対して集中できるが、
そうでない人は、注意力が散漫になりがちだ。
ただし、エネルギーが低めの人は、
英会話をマスターできないかと言ったら、
決してそんなことはないので安心して欲しい。
あなたが選ぶ「環境」次第では、
エネルギーがまったく切れずに、
どんどん高まり続けることもある。
僕自身も過去には、
頻繁にエネルギー切れを起こしていたが、
今では英語学習に長時間を費やしても、
純粋に楽しめるようになった。
そういった秘訣についても
おいおい語っていくつもりだが、
今回は長くなってしまったので、
このあたりで終わりにしようと思う。
“〇〇はやめとけ”系の意見はシカトでOK
記事の冒頭でもお伝えしましたが、
本当に効果的な英会話の勉強方法は、
人によって異なります。
そこには相性の良い勉強法もあれば、
いまいちしっくり来ないものもあります。
例えば「いきなり海外に行くのはやめとけ」
「いきなりネイティブと話すのはやめとけ」
と言う意見を僕はたまに言ったりしますが、
そのあたりも、実は個人差があるのです。
準備をしてから実践をするタイプか、
実践してからその後で本格的に学ぶタイプか、
人それぞれ相性の良いやり方があります。
何事にもメリットとデメリットがあるので、
あなた自身が「しっくり来る意見」を
参考にすれば良いでしょう。
英単語を覚える時も、
聞いて覚えるか、読んで覚えるか、
使って覚えるか、書いて覚えるか、
人によって適性があるってことですね。
たとえばプロサッカー選手の川島永嗣氏は、
「自分は書いて覚えるタイプだから」と、
1つの単語を10回以上書き殴る学習法が
最も覚えやすい、と著書で述べています。
これ、学習効率としてはあまり良くないし、
僕もまったく推奨していないのですが、
本人にとってはそれが一番やり易いのですから、
それでも良いんじゃないかなと思います。
自分の「勉強法」を確立させるには、
試行錯誤を色々と積み重ねるしかありません。
その過程で、誰かに教えてもらったり、
教材を使ってみたりすることで、
次第に「これだ!」という輪郭が見えてきます。
その輪郭がハッキリしてきたら、
あなたが英語をマスターする日も、
そう遠くはないです。
なのでぜひ、あなただけの手法で
最もあなたらしさを活かせる勉強を
見つけてみて下さいね。
今回はいつもと趣旨を変えて、
「本当に効果的な英会話の勉強方法」
というテーマを語ってみました。
かなり重要なことをお伝えしたつもりなので、
ぜひあなたも普段の日常生活において、
この勉強法を適用してみると良いでしょう。
しばらく意識して取り組んでいれば、
そのうち「やって当たり前」という状態になり、
いつの間にか英語にコミットできる体質になっているはずです。
僕自身も普段から
英語を色々と勉強していますが、
やればやるほど楽しくなるのが語学です。
英語学習という道は奥が深く、
勉強に終わりはないので、
どんどん積極的に追及していきましょう!
それでは最後までお読み頂き、
ありがとうございました!
【おまけ】メルマガ読んでみませんか?
英語をもっと自由に使いこなしたい
と考えているあなたへ。
メールマガジンでは、1日に1通ずつ、
僕が日々の経験から得た気づきや、
長期的に役立つ知識を、少しずつシェアしていきます。
急がず、しっかりと理解しながら
誰でも英語学習を進められる内容をお届けするので、
無理なく続けられるはずです。
多くの人々とのやり取りで得た視点から、
多様な情報やエピソードを通して、
あなた自身のペースで進んでいける内容です。
このメルマガを通して英語の勉強を続けることで、
新しいつながりも生まれ、成長を実感できるはずです。
一緒に学びながら、
少しずつ前に進んでいけたら嬉しいです。
興味があれば、ぜひ参加してみてください。
▶ 興味があれば、こちらからどうぞ。
(無料ですが、登録には簡易のプレテストがあります)