こんにちは。
英会話の伝道師・まさぽんです。
今回は、戸田あきらさんが扱っている
「戸田式翻訳講座」という英語教材について
表には出ていない情報を暴露しつつ、
個人的なレビューを書いていきますね。
戸田さんは「英会話ハイウェイ」
というブログを運営している実業家でもありすが、
今でも【プロの翻訳者】として、
ブイブイ言わしている経歴も持っています。
会社名 | 株式会社トランス・ダイナミック |
---|---|
代表者名 | 戸田 亮 |
所在地 | 大阪市北区梅田1-11-4 |
問い合わせ |
info@todahon.com |
- 戸田式翻訳講座の客観的な評価を知りたい方
- 詐欺商材に騙されたくない英語学習者の方
- 英語初心者~中級者で翻訳の仕事に興味のある方
戸田さんの教材が気になる方はこちらもどうぞ👇
戸田式翻訳講座の概要
戸田式翻訳講座は、2013年から運営されていて
「あなたを翻訳のプロへと育てます」
が、メインのコンセプトとなっています。
収入を得るための語学力はもちろん、
実際に翻訳の仕事の取り方まで学べて、
翻訳の仕事で収入を得られるように
プロの翻訳者が直接サポート・・・!!
してくれる(らしい)ので、
この講座のカリキュラムや受講の流れ、
特徴や対象者などを詳しく見ていきましょう。
学習カリキュラムについて
戸田式翻訳講座の学習カリキュラムは、
以下の通りです。
講座の期間 :約6ヶ月間
人数 :毎月限定10名まで
内容 :週1回、各種PDFファイルを配布
翻訳課題 :全12回
課題内容 :企業などのwebサイト、従業員マニュアル、取扱説明書、ビジネスレポート、 使用許諾契約、ハウツー記事、エッセイ、クレームレターなど
サポート体制:全10回のSkypeサポート / 最大50個までの質問権
動画や音声による講義ではなく、
あくまでPDFによる文章を用いた
「課題添削」がメインディッシュですね。
これにプラスして質問権が付くので、
テキストベースのやり取りになります。
特徴
戸田式翻訳講座の特徴として、
「大手の講座にはできないサポート体制」
が挙げられています。
本人が自信を持って挙げられる特徴として
以下の3点が記述されていました。
① プロの翻訳家である戸田あきら氏自らが添削をする
② 分からないことがあれば「直接」「何度でも」質問できる
③「語学スキル + 翻訳家」として収入を得る方法も教えてもらえる
翻訳には「英⇒日」と「日⇒英」がありますが、
この講座では1つに絞るべきとの考えのもと、
「英⇒日翻訳」のみを取り扱っています。
ただし、本講座では
中学レベルの英文法(canの使い方など)は
「一切やらない」と断言されています。
なので、英語の基礎ルールが曖昧な人は、
先に基礎英語の講座に参加して文法を習得するなど
事前準備が必須となりますね。
戸田式翻訳講座の料金がおかしい件
戸田式翻訳講座の料金を調べたところ、
「ん!?なんだこれは!」
という妙な違和感がありました。
というのも、ある販売ページでは
328,000円という価格設定がされていて、
別の販売ページでは、
73,500円と謳われていたからです^^;
(証拠A)
(証拠B)
4倍以上の価格差!?
うーん、これはどういうことだ???
と、僕も疑問に感じて、
色々と推測してみたのですが・・・
「元々は低価格で販売していて、
しばらく経ってから値上げした」
という訳ではなさそうですね。
(販売ページはどちらも同じ年に作られているので)
僕の個人的な想像ですが、これはおそらく、
読者によって価格を変えているパターンのような気がします。
というのも、戸田式翻訳講座は、
表に一般公開されているわけではなく、
メルマガでのみ案内されている講座だからです。
たとえば翻訳への興味が強い強いAさんには、
講座を32万8000円で案内して、
そうでもないBさんには7万3500円で案内する、
といったことをしている可能性があります。
講座に32万8000円で参加した方からすれば、
同じ講座が4分の1の価格になっていたら、
だいぶ複雑な気分になりそう^^;
戸田式翻訳講座は「詐欺」ではない点に注意
価格の面から見ても、この戸田式翻訳講座は
ちょっと怪し気な雰囲気が漂うのは確かです。
が・・・
この講座を「詐欺だ!」
と断定することはできません。
なぜか?
得られる結果は人によりけりですが、
実際に講座に参加し、約束通りに教材が送られ、
スケジュールがきちんと遂行されていれば、
それは「対価を得ている」ことになるからです。
実際に、特定商取引法に基づく表示でも
以下の文言が書かれています。
当所では、当サービスを提供するにあたり、万全な形での提供をしておりますが、効果には個人差があり、必ずしも利益や効果を保証したものではございません。また、ご利用・ご購入頂いた方が、当サービスを利用し、万が一何らかの損害、トラブル等が生じた場合であっても、当社及びその責任者は一切の責任は負えません。当サービスをご利用の際は、すべてご利用者様の判断でお願い致します。
なので、仮にこの翻訳講座に参加して
望んだ結果が得られなかったとしても、
それは講座の提供者の責任ではなく、
参加者自身の責任となります!
ちょっと厳し目に思えるかもですが、
それがオトナ社会の現実です・・・。
もちろん望んだように翻訳者になれるのなら、
十分以上に元は取れますし、
それが一番良いんですけどね。
6ヶ月勉強しただけで誰でも翻訳家になれるなら
もっと日本人は英語が得意になっているはずだし、
そのあたりは甘く考えない方が良いでしょう。
もちろん、戸田さんのことを心から信頼していて、
なおかつ講座で結果を出す自信がある人なら
ワンチャン上手く行く可能性はあります。
ただし、
僕はこの戸田式翻訳講座の効果については
正直、かなり疑問を抱いています。
TOEIC600点クラスでは翻訳家になれない
僕が販売ページ内で個人的に気になった点は、
「TOEIC600点の実力があれば翻訳家になれる」
と誤解を招きかねない文言が見られたことです。
もちろん、英語の勉強と両立して
翻訳のノウハウを学んでいくことで
両方の実力を高めていく、
という前提で書かれているのでしょうが、
実際に翻訳の仕事を受注できる人は、
英検準1級クラス以上が前提ですし、
それを最低条件とした案件が多いです。
ココを誤解しないように気を付けてください!
僕自身、TOEIC745点を取得してから
アメリカに留学(2014年)に行き、
その後でようやく英検準1級(2017年)を
突破した過去があります。
(TOEICの証明書も載せたいのですが、古いのでどっかいっちゃいました^^;)
その経験から言わせてもらうと、
準1級の試験難易度は【けっこう高い】です。
そのさらに上を行く翻訳業界ですから、
TOEIC600点(≒英検2級)の実力では、
実務の世界で全く太刀打ちできません。
実際に翻訳をするとなったら、
分からない単語もたくさん出て来るだろうし、
極めて非効率的な学習を強いられるでしょう。
翻訳家には極めて高い語彙力が求められる
「語彙力」という観点で見ても、
TOEIC600点(≒英検2級)クラスでは
だいぶ範囲が限られます。
そこから実際に翻訳家になるとなれば、
それこそ寝食を惜しんでガリ勉するような、
相当な修練が必要になります。
たとえば、TOEIC700前後を獲得するには、
以下の単語の意味が分かることが必須です。
- afford
- annoy
- annual
- ambassador
- anxiety
- approximate
- artificial
- attain
- beneficial
- budget
それぞれ順に、
以下の日本語に訳すことができます。
- (金銭的な)余裕がある
- 苛立たせる
- 年に1度の
- 大使
- 不安
- おおよその
- 人工の
- 達成する
- 有益な
- 予算
もしもこの単語テストで
正解数10問中8個を下回ってしまっていたら、
正直、翻訳家としては圧倒的な実力不足です。
その場合、翻訳をこなすよりもまずは、
ひたすら語彙力を強化する必要があります。
モノにもよりますが、
一説によればプロの翻訳業や通訳業には
約30,000語レベルの語彙が求められる・・・
とも言われています。
これは一般的に、ネイティブの小中学生が
持っているくらいの語彙に当たりますね。
ちなみにTOEIC600点台の学習者は、
平均的に約3,060語くらいだそうです。
(その差、約10倍!笑)
もちろん、翻訳家は英語を扱うプロなので、
語彙力さえあればOK、という訳にはいきません。
翻訳家は文法が分かっていて当たり前
英文法を熟知していることも当然、
プロの翻訳家としては必須条件です。
英文法とは「正しい英語のルール」ですから、
これを知らずに翻訳に挑もうとするのは、
交通ルールを知らないタクシーの運転手と同じです。
最近は機械翻訳の機能も充実しているので、
翻訳者自身の英語力が高くなければ、
わざわざ給料を支払う必要もないですし、
機械に任せれば良いだけの話ですよね。
また、戸田さん自身がブログでも、
「TOEIC700点では翻訳家になれない!」
とハッキリ断言しているので、
宜しければ参考にどうぞ。
戸田式翻訳講座の口コミが見つからない理由
「戸田式翻訳講座の口コミはないのー?」
と、気になる方も多いかと思います。
が、僕が一通りネットを漁ってみると、
この戸田式翻訳講座の口コミやレビューが
ほとんど見つかりませんでした。
戸田さんのブログには、
受講者の感想などが色々載っていましたが、
それ以外のSNSなどには、ほぼ皆無です。
理由が気になるかもしれませんが、
こういうのは割とよくあります。
大手の翻訳講座と比較すると、
戸田さんの講座はあくまで個人による運営なので
規模が小さく、知名度がそこまで高くない、
という事情もあるのかもしれません。
僕自身(まさぽん)も
個人でブログやメルマガを運営してる立場なので、
そのあたりはよーくわかります。笑
実際にあった裏側の口コミ
そんな中でも、色々とWebを漁ってみると
いくつか見つかりました、裏の口コミが。
別の翻訳講座に関する掲示板ですが、
戸田式翻訳講座が比較検討されています。
(以下、引用)
【暴露板】在宅翻訳起業コミュニティ
戸田式は限られた人数を徹底的に指導するというスタイル。
一方、浅野式は規模拡大を目指し、1万人以上を会員にする事を目標にして、受講歴1年そこそこで絨毯爆撃によりかろうじてトライアル合格した者を講師として新参者を指導していくというスタイル。
戸田式には善意を感じる。
浅野さんはREGOLITHと手を組み、広告宣伝にはかなりのお金を掛けている。一方戸田さんは自らの手作り感が半端なく、動画に映る生活感あふれる庶民感満載のカーテンには笑えてしまう。
戸田式も30万超。
この手の類の決まり文句
“30万位、すぐに回収できますよ。今やらないと後悔しますよ。”
まとめ
今回は、戸田亮さんが運営する
「戸田式翻訳講座」について
個人的なレビューをしてみました。
戸田さん自らがサポートしてくれるので、
プロの翻訳家の視点を得られるという意味では
かなり良心的な講座です。
僕は翻訳家にはならないので
この講座への参加予定はないのですが、
すでにハイレベルな英語力を持つ方には、
向いているかもしれません。
ただし、TOEIC600点未満の方や、
自分から積極的に質問できる自信がない方には
まったくオススメできない講座でもあります…。
英語初級者が翻訳家になるには
「翻訳家になる」というのは
大きな夢がありますよね。
年収で言えば2,000万円クラスの大台も狙えるし、
個人で事務所を開いてチームを作れば
それこそ無限大に収入は伸びていきますから。
最近では機械翻訳も発達していますが、
きちんとした実力のある翻訳者であれば
仕事はいくらでもありますし、
企業案件もネットで探せばいくらでもあります。
いきなりプロの翻訳家にはなれずとも、
翻訳コーディネーターなど周辺の仕事から始めて
実績を積んでいけば、着実にレベルアップを果たしていけるのも魅力です。
いつかプロの翻訳家になるためには、
まずは「英語の基礎」をしっかり押さえて、
確実な学習を積み重ねることが必須なのです。
プロのスポーツ選手だって、
基礎を疎かにする人はいませんよね。
だから当然、あらゆる英語の職業でも
一番大切なのは、基礎の単語であり、文法。
これは揺るぎない事実です。
ここを誤解せずに、やる事をやり通せば、
余計な時間を費やすことなく、
今からでも翻訳者や通訳者を目指せます。
これは決して難しいことではありませんし、
大袈裟な話でもありません。
自己管理のできる大人であれば、
誰でも英語マスターになれる可能性を秘めています。
英語初級者は、最短最速で「脱却」すべし
僕は常日頃から色んな英語学習者を
個人でサポートしている身ですが、
皆にひとつだけ言いたいのは
「基礎知識の習得に、そこまで長い時間をかけてはいけない」
ということです。
僕らは中学・高校の6年間で
英語の授業を受け、予備校に通い、
人によっては受験勉強もしますが、
正直それだと、時間がかかりすぎなのです。
勉強の間隔が空き過ぎると、
人の脳は知識を前にやったことを忘れ、
その都度、最初からやり直す羽目になります。
本当に効率的な学習をしたければ、
短期集中学習こそが最善策です。
どこかしらのタイミングで、
「短期的」で「徹底した集中学習」を
あなたも実行しなくてはいけません。
できれば1日に2時間以上。
どんなに忙しくとも、最低1日30分は英語に割く。
時には睡眠時間を削ることも厭わない。
そのくらいの覚悟を持って取り組まなければ
英語はいつまで経っても苦手意識が残ります。
そんな状態で英語をダラダラやっていても、
正直つまんないし、疲れると思うのです。
なら、どうすればいいか?
英語初級者の状態を脱却し、
英語の喜びや楽しみを味わうためには、
短期集中的な講座に参加するのが
「ベストの選択肢」だと僕は確信しています。
TOEIC600点未満の方は、
まずは中学英語をザッと終わらせてしまい、
基盤を固めた上で次のステップに踏み出すのが
正しい英語学習の流れです。
効率的で正統派の英語ルートを歩む人向けに
僕はできる限りの助け舟を出しますので、
興味のある方は上記からどうぞ!
また、「いきなり有料講座は不安…」
という方のために、まずは無料で学べる
英語学習メルマガも僕は運営しています。
オンラインコミュニティ形式となっていて
すでに様々なタイプの方が購読していますが、
こちらに参加しても良いでしょう。
>> 令和の英語学習メルマガコミュニティ ~The Planet Japan~
というわけで、
今回はこのへんで失礼します。