今回は、数ある英単語学習法の中でも、
かなり強力な「技」をお教えしましょう。

 

あなたが普段、英単語を暗記しようとしても
なかなか覚えられないものがあれば、
今回の暗記術は特に有効となります。

 

毎回このやり方をする必要はありませんが、
非常に簡単で効率的な暗記を実現できるので、
ぜひともやり方を押さえておいてください。

 

その「強力な暗記術」というのを
実現するための前提となる内容について、
先にお伝えしておきましょう。

 

 

 人は「知っているもの」が大好き

 

あなたが普段読んでいる本とか、
雑誌などについて考えてみてください…。

 

『これまで何度も読んできた本』
『これから初めて読む本』とでは、
どちらが早く読めると思いますか?

 

 

言うまでもなく、
「何度も読んできた本」ですよね。

 

何度も読んできた本というのは、
それだけ既に知っている内容が多いので、
中身がだいたい推測できるからです。

 

つまり、あなたの脳内に
その本に関する記憶が作り出されているので、
新たに覚えることが少ないという状態です。

 

 

 

新しく覚えたり、知ったりする必要がなければ
それだけ脳の消費カロリーも減ることになり、
楽に読み進めることができますよね。

 

だからこそ、あなたが何かの勉強を
ラクに行っていきたいのであれば、
「既に知っているもの」だけを選び、
集中して取り組んでいけば良いわけです。

 

 

これを英単語の暗記に応用するのであれば、
テストの3日前になってようやく、
あなたが試験範囲の英単語を勉強する場合…

 

まだ見たことも聞いたこともない英単語を
新たに必死で覚えようとするよりも、

既に知っている英単語を
確実に思い出せるように特訓した方が
圧倒的にラクに試験勉強ができるということです。

 

 

「そんなん当たり前だろ!」

って思ったかもしれませんが、
重要なのはここから先です。

 

 

 「知らないもの」には苦痛を感じる

 

先ほどの理屈を逆にすれば、
「人は、知らないものは苦しく感じる」
ということになります。

 

たとえばあなたが普段使うスマホに
入っているアプリの名前を5個述べよ、

なんて課題が出たとしたら、
あなたは何の苦痛もなく、
楽々と答えられるはずです。

 

 

ですが、あなたが文系大学生の場合、
「100~200の範囲の素数を5個述べよ!」

などという理系チックな課題が出されたら、
実際に正答を出せるかどうかはさておき、
おそらく非常に面倒くさいと感じるはずです。

 

 

むしろ、答えたくないし、
考えたくもないですよね。

 

この事例から導き出せる結論として、
人は「知らないもの・興味のないもの」
を新たに学習すると、大きな苦痛が伴うのです。

 

 

他にもたとえば、
あなたが好きな歌手やアイドルグループが、
CDのアルバムを出したとしましょう。

 

その時、あなたが好んで聞きたがるのは、
「有名シングル曲が多いアルバム」か、
「ほとんど知らない曲ばかりのアルバム」か、
どちらだと思いますか?

 

ほとんどの人は前者の
「既に知ってる曲が多いアルバム」
を選ぶと思います。

 

これはなぜかというと、
やはり人間という生き物は、
知らないものに抵抗を感じるからなんですね。

 

いくら好きな歌手の曲とは言えど、
アルバムの中に知らない曲しか入ってなかったら
人は「欲しい」と感じられないものなのです。

 

CDの売れ行きが一番良いのは
ベストアルバムであることを考えても、
この理屈はしっくりきますよね。

 

 

しかし、あなたが英語学習をする際には、
「これまで見たこともないような単語」
であっても、覚えなくてはなりません。

 

これはつまり、
あなたが知らない英単語であるため、
暗記に苦痛を感じる可能性が高いので、

 

その苦痛を和らげるために、
何かしらの工夫をする必要が生じてきます。

 

 

 苦い薬を甘くするには?

 

あなたは
「既に知っている英単語」
を新たに覚えることはラクですが、

 

「まだ知らない英単語」
新たに覚えることについては、
苦しみを感じてしまいます。

 

…そして、試験でも英会話でも、
今後あなたが英単語を新たに増やしていく
という作業は、決して避けられません。

 

 

やはり英単語というのは
英語を自在に操るための基礎となるので、

それをサボってしまったら、
どうしても実力は伸びないんですね。

 

 

逆に言えば、英単語をしっかりやれば
英語の実力はそれに比例して
どんどん伸びていくということ。

 

そこで、Masaponから提案するのは

「苦い薬を甘くする方法」です。

 

 

これはすなわち、
「苦い薬」=新たに覚える英単語
を、

「甘味料」=既に知っている英単語
で味付けするというやり方ですね。

 

つまり、あなたがまだ知らない英単語が
ここにあるとしましょう。
(→例えば、 “promotion” )

 

この “promotion” という言葉は
「昇進」という意味なのですが、

これを単独で新たに覚えようとすると、
どうしても覚えづらくなってしまいます。

 

そこで、あなたが既に知っている英単語
この “promotion” とを組み合わせ、
そのまま覚えるようにしてみて下さい。

 

 

たとえば “her husband”(彼女の夫)
に “promotion” を組み合わせて、

“her husband’s promotion”(彼女の夫の昇進)
というセットの言葉で覚えるのです。

 

 

このようにひと工夫して暗記をすることで、
たとえ “promotion” の意味を
忘れてしまったとしても、

 

“her husband’s…”(彼女の夫の…)
という修飾語が記憶を支えてくれるので、

 

「そうだ!昇進だ!!」

と、意味を思い出しやすくなります。

 

 

人の記憶は芋づる式なので、
それぞれ繋がっているんですね。

 

だからこそ、A,B,C,と個別に覚えると
どれか一つを忘れたらアウトであっても、
“A+B+C” とセットで覚えるようにすれば、

 

たとえBの意味が思い出せなくなっても、
AとCがヒントとなるため、
記憶を引っ張り出しやすくなります。

 

 

つまりはこれこそが、
「苦い薬を甘くするテクニック」
の正体になります。

 

 

この技は必ずしも、
全ての英単語で使う必要はありませんが、

 

あなたが特に覚えづらいものに限っては
セットで覚えるようにすることで、
魔法のように覚えやすくなります。

 

 

先ほどの例で言えば、
“promotion” という言葉が出てきたら
あなたは “husband” を連想するし、

 

逆に “husband” が文章中に出てきたら、
その瞬間に “promotion” という単語を
連想することになります。

 

 

どちらか片方が出てきたタイミングで、
もう片方の復習をすることになるので、
結果的に記憶力は強固になります。

 

※ 短期間で何度も復習すればするほど、
  長期間忘れにくくなるという理論については
  こちらのページで解説をしています↓↓

 楽して記憶を半年間以上、維持し続ける方法

 

 

というわけで今回は、
「知っている単語」と「知らない単語」を
それぞれ組み合わせて、

いとも簡単に新たな英単語を
覚えてしまう秘訣をご紹介しました!

 

ぜひ実践してみて下さいね~~!!

 

Masapon