どうもこんにちは、
英会話の伝道師・まさぽんです。
今回は久しぶりに、
リスニングのお話をしようと思いますが、
日常英会話において
うまく相手の話が聞き取れない…
という悩みを持つ人は多いですよね。
それもそのはず。普通の日本人が、
ネイティブの英語を聞き取ろうとしても、
そのスピードについていくことは
至難の業だからです。
今回のタイトルには、
「英会話は50%聞き取れれば十分」
という意味合いを込めて設定していますが、
検定試験などのリスニングと違って、
現実の会話の場面でのネイティブは、
分かりやすい発音をしてくれません。
スピードも速い上に、
頻繁に省略語やスラングを用いてくるので、
あなたがこれまでしてきたリスニングとは
難易度が一線を超す、ということを
あらかじめご理解ください。
100%のリスニングを目指してはならない
英語のリスニングにおいては、
「完全に聞き取らなくてよい」
という鉄則があります。
外国人と会話をしていると、
つい「今なんて言ったんだ…?」
みたいなシーンが頻繁にありますが、
分からなかったからといって、
何度も “Sorry?” と聞き返していると、
空気が気まずくなっていきます。
相手に聞き返すための表現として、
“Pardon?” とか “I beg your pardon?”
なんてものもありますが、
相手が何かしゃべるたびに、
「もっかい言って!」と尋ねていたら
向こうもうんざりしてしまいますよね。
相手の話を100%聞き取る必要はない、
というのは、もはや英会話では常識です。
そもそも日本語で会話をする時でも、
100%相手の話を聞き取れている人なんて
めったにいないはずです!
人によって喋り方も違うし、
声の大きさや訛り等も違うのですから、
考えてみれば当たり前なんですよね。
英語圏はアメリカ・インド・オージーなど
日本よりも大きな国がたくさんあるので、
国土が広くなればなるほど、
言葉の地域なまりにも、
大きな差が生じてくるというわけです。
ちなみに、洋楽を使って
英語のリスニングの練習をするのは、
個人的にはおすすめしません。
なぜなら洋楽の英語というのは、
かなり独特な発声だったりするし、
文法も形式通りには使われていないからです。
日本のJ-POPで例を挙げてみると
よくわかると思いますが…
たとえば Asian kung-fu generation の
『リライト』などが好例でしょう↓
この曲のサビの部分の、
「消してぇ!リライトしてぇ!」以降の歌詞を
初見で完璧に聞き取れる人って、、、、
日本人でも、ほぼいないのではないでしょうか。
※ 実際には、「下らない超幻想 忘られぬ存在感を」と言っています。
また、同じアジカンでも
『夏蝉』という曲になると、
なおさら難易度が高くなります↓
『夏蝉』
ASIAN KUNG-FU GENERATION雲の影まで焼けつくような
白い太陽だった
それも午後には見失ったな
愛車 ワイパー 雷難叩くような雨粒が窓辺を濡らす
傘の上 迷い込んだ蝉の音が
染み入るような夕べ秋が微かに忍び寄るような
そんな匂いがした
それが僕には寂しかったな
時間がないな溶かすような朱の空が
心を急かす夕暮れ
迷い込んだヒグラシが
終わりを告げる夢夏蝉は鳴いた
夏蝉
何もないな夏蝉は鳴いた
夏蝉
誰もいないな何もないな
↑上記が『夏蝉』の歌詞ですが、
サビのあたりの部分が、
最も聞き取りが困難ですね。
僕が初めてこの曲を聴いた時には、
「タァタァァカヤンナァァ アマェツブゥガマンドォベン
オォォ ヌラァアサsound waaay!!!!!
マイヨィカウダァァ サリィノウェガシャアメェウヴォェ
ヤンナァァァユンベエエエエァ!!!!」
にしか聞こえませんでした……。
これだけ難解な歌詞の場合、
たとえ50%でも初見で理解できれば、
その人は天才だと言えるでしょう。
歌詞カードを見て初めて、
僕らは彼が何と言っていたのかを
正確に理解できるということですね。
というわけで、話をもとに戻しましょう。
英語圏で相手の話が聞き取れないと、
つい「自分はリスニングが苦手だ…」と
落ち込んでしまう日本人は多いですが、
僕から言わせてもらえば、
多少、相手の話が聞き取れなくても
全く気にする必要はありません。
日本の英語のリスニングテストは、
ゆっくり分かり易く喋ってくれる
外国人の声で出題がなされますよね。
多くの人は、その音声に慣れているので、
いざ海外に出て外国人と話そうとすると
テンパってしまうというわけです。
ですが、安心してください。
結局、僕らは同じ人間です。
英語を聞き取れないのは日本人だけではく、
アメリカ人でもイギリス人でも
英語が聞き取れないことは頻繁にあります。
僕らが日本人の話を完璧に聞けないように、
ネイティブもネイティブ英語を
聞き取れないなんてしょっちゅうなのです。
それでも英会話は可能である
↑上記の記事にはリスニングができずとも
会話を続ける方法が書かれていますが、
きちんとリスニング技術を身に着けたいなら、
こんな小手先のテクニックに
とらわれる必要はありません。
あなたが本当の意味で
リスニングを極めるためには、
それなりのトレーニングが必要となります。
学校のリスニングテストで高得点を取るのと、
目の前の外国人の英語を聞き取るのとでは、
別のスキルが要求されますからね。
とりあえず現時点で一つ言えるのは、
「自分が話せるものでなければ、
相手の話す英語は聞き取れない」
ということです。
つまり、外国人がよく使うフレーズなどは
一通り自分でいつでも使えるように
なっておかなければ後で困ります。
それはあなたが喋れなくなる、
というだけではありません。
相手が何を言っているのかも
意味不明な状態に陥る、ということです。
リスニングの最初の一歩は、
まずとりあえず自分が喋ってみることから
始めることをおすすめします。
英語圏で頻繁に使われるフレーズは、
こちらに厳選して示してありますので、
読んでおくと後々便利ですよ!↓
それでは、今後とも
リスニングや英会話の学習を
頑張ってくださいね!
まさぽん
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コメント一覧 (2件)
これを読んでほっとしました。
長い間、学習していますが、
歌やドラマや映画はわからない部分が多すぎて
それらで勉強するのは諦めました。
でも実際のところ、
テキストのようにネイティブは話してくれませんし・・・
いろいろ
格闘しながら楽しんでいきます。
いいブログですね。ありがとうございます!
ちずこママさん
ありがとうございます(*^^*)
ちずこママさんのブログも読ませていただきました!
ぜひお互い英会話学習がんばりましょー(^o^)
テキストの英文よりも、生のネイティブ英語の方が
ずっと難易度は高いし、奥が深いですよね!
機械翻訳が人間に追いつく日は、まだまだ遠いと思います(笑)