※ 今回の記事は、僕がまだ
留学をする以前の段階のお話です。
大学に入ってから、まさぽんがどのようにして
留学をするに至ったか、の経緯が書かれています。
こんにちは、まさぽんです。
僕はかつて、浪人生でしたが、
結局第一志望の大学には落ちたので、
某私立大学に入学することになりました。
参考記事:
★ まさぽんのプロフィール
学部は、「商学部」で
「商業・貿易学科」という
国際的なビジネスについて学ぶところです。
世界を相手にした商業を
科目として取り扱っているので、
当然、英語の能力は重視されます。
その中でも、僕は大学に入ったら
短期でいいから、アメリカに留学したい
と考えていました。
アメリカ留学で英語ペラペラになることで、
それまで抱いていた劣等感を粉砕し、
新たに輝く人生を拓こうと考えていたのです。
そんな大学に晴れて入学をした
僕の目に止まったのは、
「留学コース」というクラス。
「なんじゃこれ?」と思って
パンフレットの説明を読んでみると、
「留学ができる程度に
集中して英語力を鍛える」
という名目のもと、
その年から新たに学部内に設置された
特別なクラスだということでした。
当時のまさぽんは、留学をして
英語ペラペラになりたい!と
心の底から思っていたので、
そのクラスの存在を知った瞬間、
「これは自分のために作られたクラスだ!」
という確信を抱きました。
そんな感じで、
入学直後に英語の実力テストが
学年一斉に行われたのですが、
そのテストを受けたところ、
当時のまさぽん青年(※23歳学生)は
運よく合格を果たすことになります。
大学に設置されている
通常の「英語クラス」とは異なり、
留学をしたい人だけが集まるクラスで、
英語に関しては、学部で最も
実力の高い学生が集まってきます。
そんな憧れのクラスに参加できた
当時のまさぽんという男(23歳学生)は
「フッフッフ、これで自分も
エリート族の仲間入りだぜ!」
と、妙な自意識を持つことになり、
その時、もう既に半分以上は、
英語がペラペラになった気でいました。
ただし、当時のまさぽんは
元浪人生という立場。
周囲の学生と比べて年齢が高いので、
正直言って、溶け込める自信は
全くありませんでしたが、、、
「そんなの関係ねぇ!」の精神で、
このクラスへ参加することを決意し、
4月某日、留学コースにおける
最初の授業が始まりました……。
「一体、どれほどのエリート達が集まっているんだ…?(ワクワク)」
と、辺りを見回してみたところ、
男子と女子の比率は、ほぼ半々。
見た目は至って「普通」の大学1年生。
特にキラキラした感じの学生もおらず、
これといってイケメンも美女もおらず、
どこか地味で平凡な雰囲気です。
一番最初の授業なので、
誰も知り合いはおらず、
教室は静けさを保っていました。
(…あれ?!教室間違えたかな?)
と、いったん外に出て
教室の番号を確認しましたが、
確かに冊子に書かれた通りの
教室名でした。
(え、本当にこれが留学コース??)
と、少しだけ期待外れな感覚に
とらわれながらも、
僕は再度教室内に戻ります。
「意外と普通」な雰囲気のもとで、
とりあえず後ろから3番目の席に座り、
周囲の様子を観察します。
隣の男子は一般的な男子学生で、
後ろの女子は表情に乏しく、
さらに後ろの男子は無表情で無愛想。
前の席の方には、
少しオタクっぽい男子学生が
2人で会話をしております。
それらのうち誰に話しかけるのが
正解か、と聞かれたら
最も無難な解答は、
「隣の男子学生」でしょう。
間違いない。
普通の学生特有の価値観
学生にとっては、
一番最初に話しかける人間って
めちゃめちゃ重要なんですよね。
だってそうでしょう?
「当たり・はずれ」を瞬時に計算して、
気の合う仲間を作らなければ、
貴重な4年間を棒に振ることになるでしょう?
おそらくあなたもそうだとおもいますが、
実を言うと、当時の僕も、
そんな感じで計算をしていたのです()。
なので僕も、少しだけ勇気を出して
隣の男子学生に話し掛け、
その後に適当な挨拶を交わしました。
ですが、とくにこれといって
中身のある話はしません。
「なんでここに入ったの?」
だとか、
「俺マジ全然自信無いわ~」
だとか、
この上なく適当な会話をし、
互いの自己紹介もかねて、
過去のバイトの話などをしていたものです。
そんな感じで間を持たせていると、
教室にはさっそく、
外国人の先生が入ってくることに。
“Hello, everyone!”
いきなり英語で挨拶されたので、
こちらも英語で返すことになります。
そしてその後も、
留学コースというクラスの
カリキュラムの説明や、
授業の内容をどう作り、
どういう宿題を出すか、ということの
説明を外国人からされましたが、
すべて英語なので、
半分以上は意味がわかりません()。
初回の授業なので、
内容はイントロダクションに過ぎず、
その日は30分くらいで終了。
外国人教師が去った後の教室内には、
微妙な沈黙(←若干気まずい)が流れ、
誰も席を立とうとはしません。
少し時間が経過すると、
女子は女子同士で
なにやらグループができている。
男子は男子同士で適当に分裂し、
3人ずつくらいで何かを話している。
(※ まさぽんもそのうちの1人)
そんな中で、どこからともなく
響き渡る「LINEやってる?」の声。
当時のまさぽんはまだ、
ガラケーしか持っていなかったので、
(…は?LINEなんかやってねーし。)
と、心の中でぼそっと
返事をすることになります。
でも周囲を見回してみると、
流行に聡い学生たちは、
みんなスマホを持っているヽ(^o^)丿
当然、LINEの交換もスムーズに進み、
その日のうちに「留学こーす」という名の
グループトークができるわけですが……
その時点で僕は、
「やべー、波に乗り遅れたよ…」
と感じていたわけです。
今でこそLINEのアカウントは
誰もが当然のように持つものですが、
当時はガラケーとスマホの
過渡期だったがために、
僕みたいな流行に乗り切れないやつが
必ずいたわけですね。
普通の学生であれば、
その時点でスマホを契約し、
LINEとTwitterを開始するのですが、
当時のまさぽんは
「いやまだガラケー使えるし」と
変な意地を張っていました。
その留学コース内にて、
結局スマホを持っていないのは
僕ともう一人の男子学生だけで、
まだ「自分だけではない」という
妙な安心感はあったので、
ラッキーといえばラッキーなのですが…
結局のところ、僕は後日、
ガラケーでLINEを始めることに
なったわけです。
思った以上に「普通の学生」だった
LINEのトーク内容や、
教室で会話などしていると、
「外人の話わかんなくね?」
とか
「飲み会やるから来てー」
とかの「至って普通の話」が
繰り広げられています。
そう。
学部内で最も英語が得意な人間が
集まるクラスとは言っても、
なんだかんだいって皆、
「普通の学生」に過ぎないのです。
もちろん帰国子女もいれば、
妙にスカした風の奴もいたわけですが、
基本的にはどこにでもいるような
普通の学生が集まっていたのです。
ちなみに僕は、
その大学に入る以前に、
別の大学で半年間だけ授業を受け、
仮面浪人をしていた時期がありました。
そちらの大学の英語クラスでは
けっこうカワイイ女子もいたし、
男子も個性的で面白く、
話しやすいやつが多かったのです。
そこよりも偏差値の高い大学を
最終的に卒業はしたのですが、
結局、学生の質で言ったら、
「なんか普通」
という印象に尽きると思いました。
そもそも大学のキャンパスが山奥にあるので、
地味な学生が集まりやすいんですよね。
かつ、会話をしてみると、
割と価値観は普通で、
特に目新しい文化があるわけでもなく…。
「なんだ、大学ってつまらん場所だな」
と、変に悟った雰囲気のもと、
僕は留学コースの授業を受け続け、
宿題なども真面目に頑張っていました。
当時の僕は、ナチュラルに上から目線な
(今もそうですが)人間だったので、
偉そうな視点で、周囲の学生を観察し、
勝手な評価を下していたのです。
そんな当時の僕は、
23歳という分際で遊びに走るのも、
「なんか違うな」と感じていたので、
思いっきり真面目になってやりました。
(※ 半分はやけくそです)
「留学コース1期生」ということで、
僕とあと3人が最初に留学を経験し、
単位を無事に取り終えたのですが、
まあ特にぶっ飛んだ価値観はなく、
至ってフツーーの雰囲気のもと、
日本での授業は終了したわけです。
環境は確かに重要だけれど…
したがって、
「留学コース」とは言っても、
学生の質に、そこまで大きな
違いがあるわけではありません。
英語力を伸ばすかどうかは、
結局、個人の努力に依拠します。
大学に入学した時点の学力に
どれだけ差があったとしても、
しょせんは学生なので、
本気で努力すれば、
すぐに追い抜くことができます。
もしもあなたが
「環境に恵まれないこと」を理由に
英語学習を諦めるとしたら、
それは非常にもったいないので、
今からでも努力を再開すべきです。
自ら努力をしたうえで、
環境を整えるのは大いに推奨しますが、
すべてを環境のせいにして、
言い訳ばかりで努力を放棄するという態度は
あまりおすすめできません。
英語をスムーズに話すためには、
ぶっ飛んだ価値観を持つ必要もないし、
華やかな生活を送る必要もありません。
ただ、目の前に課題を設定して、
それに向けて努力を続けるだけです。
ある程度の基礎ができている方ならば、
本気でやれば3ヶ月程度で
かなり話せるようになると思います。
もちろんそれは「正しいやり方」に
基づくことが前提ですけどね。
変に気張って資格試験に走ったり、
何の目的もなく海外をバックパックしても、
英語力はそこまで伸びません。
というわけで今回の記事は
かなり僕自身のリアルな体験談が
混じってしまいましたが、
あなたはある意味で、
「自分に可能性がある」ということを
実感してくれたはずです。
難しいことをする必要は本当になく、
適切なアドバイザーに従って、
やるべきことをやるだけなのです。
英語、および英会話の実力は
そういう「普通のこと」を
積み重ねれば積み重ねるほど、伸びていきます。
このブログの記事を読み進めて、
その通りに訓練するだけでも、
ある程度の実力にはなるでしょう。
もちろんブログでは書けない話もあるので、
その場合はメルマガなどでお伝えします。
というわけで、
今回はこれにて終わりにします。
もっと深い話が聞きたい、
という場合は、
できる範囲でお伝えするので、
「これを書いてほしい」という
記事の内容をリクエストして下さいね。
それでは今回も、
最後までお読み頂き、
ありがとうございました。
留学コースに関するお話は、
実はこちらの記事に続きを書いています↓
まさぽん
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