こんにちは、
英会話の伝道師・まさぽんと申します。
世の中には立て続けに、
英語学習用のツールが登場していますが・・・
英会話の伝道師・まさぽんの「推し」は、
他でもない “Anki” 一択なんですよね。
しかし、
長年Ankiを使っている者として言えるのは、
単なる愛着や惰性だけを理由として、
このツールを愛用している訳ではありません。
AnkiにはAnki特有の使い勝手の良さがあって、
他に代替できるモノが存在しないからです。
Ankiの開発者でもある、
オーストラリア在住のDamien Elmes氏は、
「分散学習システム」という暗記術を
全世界に提唱しています。
何かを暗記するには、一夜漬けではなく
何日にもまたがって学習を繰り返す方が、
遥かに強靭な記憶力を手に入れられる・・・
というものです。
人間が知識を暗記する際、
最初は「短期記憶」として
脳の海馬という部分で整理されます。
それがしばらく経つと、
「長期記憶」として大脳新皮質に移行し、
忘れにくい、強靭な記憶となって定着します。
海馬における短期記憶は非常に不安定なので、
メンテナンスを怠ると、すぐに記憶を失う…
すなわち「忘却」してしまうのです。
それを防ぐうえで、
Ankiの「分散学習システム」が
英語学習者には、非常に有効なのです。
適切なタイミングで暗記を繰り返すことで、
脳が「この知識は必要だな」と判断し、
うまく長期記憶へと移行させるわけですね。
僕の推奨する“Anki”は、
1分後、1日後、3日後、1週間後という風に
その都度「テスト」を実行してくれます。
自力で復習しようとすると、
既に学んだ単語はついついサボりがちですが、
Ankiはそれを自動的に出題してくれるのです。
Ankiはどっちかと言うと
パソコンユーザー向きのツールです。
でも、当ブログをお読みになる方々って、
ほとんどはスマートフォンで閲覧しており、
パソコンユーザーは少数派のようです。
(※Googleさんの某機能に分析してもらってます)
「ブログ “最強の英会話人” の読者に、
パソコンユーザーはほとんどいない」
「“Anki” はパソコン用のツールである」
これらの事実を踏まえたうえで、
あえてあなたにお伝えしましょう。
本物のバイリンガルになりたければ、
あなたは今すぐに “Anki” を使うべきだ
・・・と。
上級者だけが知っている、Ankiの真の魅力
まず、これまでAnkiを使っていた人が、
なぜ今さら他のツール・アプリを
使う気になれないのかというと・・・・
ズバリ、
「サボれない仕組み」が整っている
からなんですね。
英語に長いこと携わっている人の場合、
いわゆる「英語の学習法」だとか
「英語の必要性」なんてものは
もはや十分に理解しているので、
あとは「ただやるだけ」という状況に
身を置きさえすれば上達します。
なので、ある種の強制的な、
スパルタチックな英語学習であるほど、
燃えてくる傾向があるわけです。
これが逆に、英語学習の初心者だと、
そもそも英語をどうやって学べば良いのか?
という部分でつまづきがちなので、
あまりに宿題を強制されてしまうと、
モチベーションが下がってしまいます。
なので、あくまで楽しい雰囲気を保ちつつ、
ゲーム感覚で徐々に英語に触れていき、
学習のポイントを身に着けていくことで、
日常に英語学習を習慣づけることができます。
“Anki” はハッキリ言って、
見た目も非常に地味で無機質だし、
やっててもあまり楽しさは感じません。
しかし、中級以上の英語学習者にとっては、
そのくらいのサバサバ感が丁度良いのです。
Ankiは余計な音楽なども流れてこないし、
必要最低限の機能しか備わっていないので、
他の作業をしながらでも取り組めます。
また、Anki特有の「自動復習システム」は、
エビングハウスの忘却曲線の理論に従って、
学習者が忘れかけた頃に丁度良いタイミングで
テストが出される仕組みがあるのです。
それゆえ、1日でも復習をサボると
その分が翌日にドサッと上乗せされる、
というペナルティが科されます。
・・・なので学習者は、
必然的に「やらざるを得ない」んです。
たった1日でもサボれない仕組みのお陰で、
強制的に学習に取り組めるので、
確実に実力が伸びていくわけですね。
そして、そんなスパルタ加減が
英語学習の中~上級者にとっては
非常に心地良いのです・・・。
英語の中~上級者は既に、
セルフイメージが十分に高いので、
「自分はこんなに厳しい試練に耐えている!」
という一種の優越感や陶酔感、
何とも言えない充実感などを、
その日の終わりに感じられるのです。
仕事終わりの一杯のビールで生き返る、
昔のモーレツ企業戦士のような感覚で、
頑張れば頑張るほど達成感も増すわけですね。
(出典:賭博破戒録 カイジ)
逆に、不安だらけの英語初心者に
スパルタ的な厳しい学習を課してしまうと、
ほぼ確実にイヤがられます。
最悪の場合、学習の負担が増えすぎて、
英語そのものが嫌いになってしまったり、
勉強にトラウマを植え付けかねません。
なので、初心者や子供に対しては、
とにかく「英語の楽しさ」を
存分に伝えてあげる必要があります。
たとえば、英語を頑張ると決めたけれど、
いまいち学習に自信が持てない初心者は、
下記のような言葉に惹かれます。
・
・
・
「一緒に頑張ろう(⋈◍>◡<◍)。✧♡」
「よくがんばったね!えらいぞ!」
「すごい!よくできたねぇー!天才♪」
・
・
・
しかし、上記のような見え透いたお世辞は、
ある程度のレベルに到達した英語学習者には
あんまり必要ないんですよね。
だって中~上級者にとっては、
英語の勉強はやって当たり前だから。
既に勉強をしまくっている人の場合は、
誉め言葉よりも「ダメ出し」を求めます。
もちろん的外れなアドバイスは響かないし、
適当なことを言うと見抜かれますが、
多少厳しい内容であっても、
相手の課題をしっかり見つめたうえで、
対処法を指摘してあげた方が良いのです。
ちょっと話が逸れましたが、
中~上級者にはAnkiの無機質な雰囲気と
スパルタチックで無駄のない課題の出し方が
とてもしっくりくる、というお話でした。
この先は、Ankiにそこそこ慣れてきた人が
具体的にどうやって学習を効率化させるか、
そのコツについてご説明します。
僕(まさぽん)を含む英語マニアが、
Ankiを120%使いこなしていくために、
必要なことを整理してみました。
はじめてAnkiを入手する人には、
「Ankiの使い方」という記事で
ダウンロード方法などを説明しております。
なので、ここから先のお話は、
少々マニアックな説明になります。
覚悟はよろしいですか?
Anki webとの同期の仕方は?
PCにしろ、スマホアプリにしろ、
その日の課題をこなした後には必ず、
Anki Webとの同期をしなくてはなりません。
「同期」というのは要するに、
データを一致させるということですね。
PCアプリ右上の◎ボタンを押すことにより、
自動的にAnkiがデータを同期してくれます。
(もしくはショートカットキーでYを押します)
同期中はこんな画面↑ になりますが、
最中はインターネットに接続しておかないと、
データ破損の原因となることがあるので、
無制限のネットに加入するのがお勧めです。
Web上の単語帳を入手するには?
全世界で使われているAnkiですので、
人によっては、自分の作った単語帳を
「キミも使って良いぜ!」と
公開してくれる親切な人達がいます。
今からそれらの同期の仕方を
画像付きで詳しく解説していくので、
お手元にAnkiを用意して下さい。
>> AnkiWeb
次に、こちらのAnkiwebにアクセスし、
自分のデッキを開きましょう。
もしもまだAnkiwebに登録していない場合は、
Sign upというボタンからメルアド等を登録し、
確認メールから登録を完了させて下さい。
既にあなたが登録済の場合は、
ふつーにログインすれば大丈夫です。
(ログイン後はこんな画面になります👇)
すると、マイデッキが開くので、
画面を一番下にスクロールさせ、
“Get Shared Decks” を押します。
世界中のデータベースが表示されるので、
あなたが学びたい言語や学問をクリック。
(今回はEnglishを押します。)
すると色々な単語帳が出てきますが、
これらのほとんどは日本語が含まれないので、
必要なモノだけ調べてみてください。
すると・・・・・・
ありました。例の「DUO3.0」が。
これ、無料でダウンロードできてしまうので、
言ってみれば海賊版みたいなもんですが、
本当に同期できるかを確かめるために、
今回はこちらをダウンロードしてみます。
Downloadボタンを押すと、
さっそくPCがデータを受け取り、
下部にこんなファイルが表示されました。
(Google Chromeを使用しています。)
・・・で、これをクリックすると、
Ankiに無事、カードが同期されます。
実際に項目を開いてみると、
しっかりデータが保存されたもよう。
同期成功ですね!
ただ、まさぽんの場合は既に、
これらの英単語は習得済みなので、
すぐに消すことにしましたが・・・。
共有単語帳に興味がある人は、
他にもいろいろあるので、
Web上を漁ってみると良いでしょう。
そして「同期」で忘れてはならないのが、
Web, PC, スマホ間での情報の共有です。
まさぽんは昔、Androidユーザーだったので
“AnkiDroid”というアプリ(無料)を
使っていましたが、
今はiPhoneしか持っていないので、
AnkiDroidが使えず、
学習は主にPC上のAnkiを使用しています。
もちろんiPhone(app store)でも、
“Ankimobile Flashcards”という
¥3,000のアプリがあるのですが・・・
これ、公式サイトの説明によれば、
スワイプ、タップ、シェイクなどの
現代的な機能が追加されているそうです。
口コミを見ると評判は微妙ですが、
あくまで教育投資の一環として、
こちらを購入しても良いでしょう。
AnkiDroidとの共有における注意点
また、僕の記憶が正しければ、
“AnkiDroid” はネット回線さえ順調であれば、
すんなりAnki webと同期してくれます。
アプリの画面はPCとほぼ変わらないので、
使ってみればすぐに慣れるはずです。
「スマホで手軽に英単語やりたい!」
というお望みをお持ちの方は、
Google PlayでアプリをDLできるので、
AnkiDroidを使ってみると良いでしょう。
ただし一つ注意点として、
きちんとWi-Fiに繋がった環境でのみ、
“AnkiDroid” を使うようにして下さい。
ネット回線が不安定の場所で同期を試みると、
中途半端にデータが送受信されてしまい、
Anki Webが破損する可能性がありますからね。
というか、まさぽんは以前、
誤って地下鉄でAnkiを同期させてしまい、
データをぶっ壊した経験があります!💦
一度や二度ならエラーになるだけですが、
懲りずに何度もやってると、
今まで入れたデータが全て吹っ飛びます・・。
これを読んでいる賢明なアナタは、
そんなヘマをやらかさないとは思いますが、
くれぐれも気を付けてくださいね(笑)
「重複」お知らせ機能がかなり便利!
複数の単語帳を一括で管理できるのが、
“Anki” の素晴らしい点ですが、
中には被ってしまう英単語もあります。
たとえば僕の単語帳の場合だと、
「英検準一級用の英単語」と
「英検一級用の英単語」との間で、
同じ単語を登録していることがあります。
単語帳を新たに作り始める際には、
なるべく別々の単語を入れた方が良いですが、
どうしても覚えの悪い英単語などは、
複数の単語帳にまたがって登録しても、
別にオッケーだと僕は思います。
Ankiの新規単語帳に追加入力をした時に、
こんな感じで欄が赤く表示されるので、
どこと重複しているかを知りたい時には、
「重複を表示する」を押します。
すると、ブラウザーが開くので、
それぞれの単語帳に書かれている日本語訳と
一致させた方が混乱せずに済むでしょう。
(例えば、accentuateの場合、「強める」ではなく「強調する」という訳を充てる)
もしも、他の日本語を記述してしまったら、
それぞれの単語帳をテストする度に、
別々の訳で答えなければならなくなってしまい、
効率的な学習が阻害されてしまいます。
“city” を「街」と訳す単語帳と、
cityを「都市」と訳す単語帳があったら、
そのどちらかに統一すべき、ということです。
英単語は、大体のニュアンスが合っていれば、
細かい所はこだわらなくて良かったりします。
そもそも、英語と日本語って、
使うシチュエーションとか文脈によって
いくらでも対応する訳が変わってきます。
がんじがらめに「正確な翻訳」を追求するより
「ニュアンスを表す訳」をに充てる感じです。
(これはバイリンガルにしか分らない感覚ですが…)
とにかく、一字一句合っていなきゃダメ!
みたいな完璧主義の強迫観念にとらわれず、
気軽に取り組む方がベターです。
細かい部分にこだわっていると、
英会話の習得には時間がかかるので・・・。
しかし、細かい所にこだわるなと言っても、
すべてがテキトーで良いわけではありません。
たとえば「多義語」なんかは、
一つ一つの意味が全然異なってくるので、
もう少し別のアプローチが必要になります。
多義語はどうやって覚えてる?
Ankiはあくまでフラッシュカードなので、
使い方は人それぞれ工夫ができます。
しかし、英単語の中でも曲者なのが、
一つの語で複数の日本語訳を持つ、
「多義語」という存在ですよね。
昔よりも遥かに進化したGoogle翻訳ですら、
多義語の取り扱いには苦労しているので、
人間にとっても覚えにくいということです。
“case” とか、 “term” とか、
受験生の頃には誰もが苦労しますが、
覚え方は人それぞれ異なります。
無理やり何度もテストして覚えるとか、
語源のイメージを押さえて覚えるとか。
一度覚えてしまえば大したことないんですが、
覚えるまでが大変なんですよね。多義語。
しかし、普段の僕がどのようにして、
Anki上で多義語を覚えているかというと、
答えは非常にシンプルです。
・・・これだけ。
(表面に×4と書けば、4つの意味があることを意味します。)
もちろん “dimention”という単語を見ただけで
即座に「局面、寸法、規模、次元!」と
スラスラ出てくれば一番良いですが、
最初のうちは混乱しがちなので、
「この単語には〇個の意味がありますよ~」
と、親切に示した方が覚えやすいんですね。
で、その4つ全ての意味を答えられなければ、
容赦なく「もう一回」をクリックします。
ただしこのやり方では、
実践的な英会話の場面で使いづらいので、
コミュニケーション用の語彙力強化は、
また別のやり方が必要となりますね。
僕の推奨する単語暗記法は・・・・
あっ、この続きはメルマガの方に
載せることにします。。。
「保留」って何ですか・・・?
さて、これまで何度もAnkiを使った人なら、
「保留」という機能に関しても、
知っておく必要性を感じているはずです。
まあ、おおよその説明は、
Ankiの公式サイトに書いてあるのですが、
念のため、僕からも解説をしておきます。
何度も同じ単語を間違えていると、
“Anki” のお節介なシステムが勝手に、
カードを単語帳から消してしまうんですね。
勝手に「無駄なカード」扱いされる・・。
何度も何度もテストを間違えていると、
Anki側から「コレは出題しないでおこう…」
と判断してくれて、
左下に黄色い小さな枠で、
「無駄なカードでした。保留しました。」
と表示されます。
ちなみに初期設定では、
合計で8回以上ミスると保留になります。
(※10分以内なら、何度ミスしてもカウントは1回。)
正確には単語帳から消されるわけではなく、
Anki側に「無駄なカードだな」と判断され、
一時的に別の場所に「保留」されるのです。
要するに普段使用する英単語カードが
シャバ(表の世界)にいるとすると、
どこかでミスをしまくった場合、
「学習に良くない影響を与える」とみなされて
そのカードは留置所行きに決定するわけです。
しかし、出来の悪いヤツだからって、
そのまま放置プレイをかましておけば
どうにかなるわけではありません。
あなたはその問題児を、
独房から救い出す必要があります。
その際の手続きは、非常に簡単。
Ankiの「ブラウザー」を開き、
左側の「保留」をクリックするだけで、
拘束された単語の一覧が表示されます。
この時、単語の「期日」部分が
(1)となっているのが見えますが、
このカッコが、保留状態を意味しています。
この単語をクリックで選択して、
上記の「保留」と書かれた一時停止マークを
押せば保留状態は解除されます。
・・・これでOK!
この状態で、元の単語帳に戻ると、
単語が復活していることが分かるはずです。
しかし、このままで終わってしまうと、
これからミスをする度に、
再び「保留」送りになってしまいますね。
Ankiから「無駄なカード」扱いされても、
保留送りにしないためには、
いったいどうすれば良いのでしょうか?
無駄なカードを「保留」にさせない方法
既存の保留カードをすべて救い出したら、
今度はもう二度と保留送りにしないように、
単語帳で「ある設定」をしておきます。
これ、非常に簡単です。
1分で終わりますので、
ササッと設定しておきましょう。
☆————————————————-★
① 単語帳を開き、オプションをクリック
② 忘却タブの無駄なカードの処理で
カードを保留→タグを付けるだけに変更
☆————————————————-★
👆 公式サイトにも同じことが書いてあり、
やればホントに一瞬で終わるので、
早めに設定しておくに越したことはないです。
ちなみに本来の「保留」の使い方というのは、
その日の復習ノルマを終えられそうにない時、
自分がどうしても覚えられない英単語を、
とりあえずスキップしたい時です。
ただ、スキップしたまま放置したら
当然ですが、その単語を覚えられないので、
別の手段で覚えなおす作業が必要となります。
オススメは、紙に書いて壁に貼ったり、
ふせんに書いて机に貼ったりして、
強制的に目に入る所に置くことですね。
何度も何度も見ているうちに、
自然と脳が覚えてしまうので、
最初は書くのが面倒ですが、すぐに覚えられます。
その単語を「覚えた」と確信できたら、
Ankiの保留状態を解除すれば良いでしょう。
音声とか画像も入れられますか?
“Anki” には音声や画像を入れて、
直感的な英語学習をすることもできます。
単語帳の画面で「追加」を押し、
右上のクリップみたいなマークを押せば、
新たに好きな画像や音声を入れられます。
オモテ面に画像を入れて、
ウラ面に英語で解答を書いたり、
オモテ面には画像+日本語、
ウラ面には英語で答えを書き込んでみたり、
オモテに画像+日本語、
ウラには英語+音声の解答を入れて、
楽しく彩ってみるなど、色々工夫ができます。
「イメージで英語を学びたい」系の人や、
お子様向けに英単語を覚えさせたい人は、
こういうやり方がしっくり来るでしょう。
唯一の欠点は、
とてつもなく時間がかかる
ということですが…笑
もしもあなたがそれを完成させれば、
「イメージで覚える英単語」みたいな
オーダーメイドの教材が手に入ります。
その際には、ぜひともAnki webに
自作単語帳をアップしてみて下さいね。
また、音声に関してですが、
単語帳の右上に録音ボタンがあるので、
こちらを使えば簡単に声を入れられます。
ちなみにまさぽんのAnki単語帳には、
特に音声も画像も入れていませんが、
必要最低限の機能だけあれば良いって方は、
僕と同じやり方をオススメします!
“Anki” で英単語を覚える際のコツ
最後に、あなたが“Anki”を使う際の、
ちょっとした「学習のコツ」を
まさぽんからお伝えしておきますね。
僕が自分の経験から気付いたことですが、
なるべく無駄や非効率を省くための、
ちょっとした工夫があるのです。
デザインにこだわるべからず
まず、初めてAnkiを使う人にありがちですが、
やたらと色やデザインにこだわるのは、
非効率的なので避けた方が良いでしょう。
「オモテ面の文字は黒で、
ウラ面の文字は赤色で…えっと…」
みたいなことをチンタラやっていたら、
単語の登録スピードが遅くなるし、
実践で使いづらい知識となってしまいますね。
上限を過度に上げるべからず
1日あたりの復習上限や、
新規カードの上限を過度に上げるのも、
僕はなるべく避けた方が良いと思います。
「1日に単語を50個ずつ覚えるぜ!」
と意気込んでも、新規の上限を50にするのは
やめておいた方がいい、ということです。
なぜならAnkiで学ぶ英単語というのは、
積み重なって増え続けるのが前提だからです。
実際にやってみると、
想像以上にキツイですよ・・・?
仮に1日に30題の新規カードをやる場合、
初日は30個だけを勉強すれば良いので
ラクショーに思えてくるかもしれませんが、
そのままのペースで学習を進めると、
2日目は60個、3日目は90個・・・・と、
どんどん復習カードが増えていくのです。
要するに、復習が追い付かなくなるので、
新規はなるべく少な目に設定しておく方が、
無理のない範囲で単語学習ができるんですね。
ちなみにまさぽんのAnkiは、
単語帳をジャンル毎に細かく区切っておき、
新規カードは少しずつ入れるようにしています。
毎日必ず取り組まねばなりませんが、
仮に訳あって1週間くらい放置したとしても、
少し頑張れば取り戻せる範囲に調整しています。
これからAnkiを使う人ならば、
新規は「1日5枚」程度に留めておいた方が
負担にならずに済むでしょう。
ミスには寛容であるべし
最後の注意点としては、
「少しくらい間違っても気にしない」
ということです。
そもそも英語⇔日本語の関係というのは、
必ずしも1語につき1義というわけではなく、
それぞれの翻訳結果を、無理やり当てはめているだけなのです。
ゆえに、単語帳によって、
英単語の和訳が異なっている現象も、
決して珍しくはありません。
例えばある単語帳では、
“athlete” を「スポーツ愛好家」と訳し、
別の単語帳では「運動選手」と訳している、
なんてことはザラにあります。
なので、変に細かくこだわり過ぎると、
いつまで経っても学習が終わらないんですね。
あなたがAnkiを使う際にも、
「一字一句合ってないからもう一回!😫」
みたいな厳しい基準は避けるべきです。
80%くらい意味が合っていれば、
その単語は「普通」or「難しい」として
処理してしまってオッケーでしょう。
意識の高い人や英語上級者の場合、
Ankiに「例文」を入れると思いますが、
It is very hot today =「今日はすごく暑い」を
「本日は非常に暑い」と言ったところで、
意味は同じなので、正解扱いで良いのです。
「完璧主義」は早めに捨てておくに
越したことはありません。
日本人は古くから完璧を求めますが、
それがコミュニケーションにおいては、
欠点となってしまうのです。
人は誰もが何かしらの欠点を抱えていますが、
自分や相手のミスを気にし過ぎると、
調和の取れた関係が消え去ってしまいます。
むしろ外国人との英会話では、
実は割といい加減な人ほど、
リラックスして会話を楽しめるんですよね。
多少のミスは「ヒューマンエラー」として、
大らかに処理する習慣を持つことが、
日本人のある種の課題かもしれません。
既に文法等のルールを分かっている人なら、
多少のミスはしても大丈夫、ということを
常に念頭に入れておくようにしましょう。
さて、今回は “Anki” の使い方のみならず、
英語を極める上での重要な法則を、
あなたにお伝えしてしまいました……。
まだまだ伝えきれていないこともあるので、
バイリンガルの世界観をもっと味わいたい方は
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その後送られるメルマガをお楽しみに🐋
今なら特製レポートもつけているので、
そちらも熟読してみると、世界が変わるはずです。
コメント一覧 (3件)
初めまして
Ankiを使い初めまして、調べていましたこちらにたどり着きました。参考にさせていただいています。
ひとつご教示いただきたいのです。
PCとAndroidで、カードデータの同期までは問題なくできたのですが、使用状況(っていうのかな? 新規が何枚あるとか、今日の学習はあと何枚とか)が、PCとスマホで全然別表示になります。アンドロイドで学習して、新規をゼロにしても、PCではアンドロイドで学習する前の数字で変わりません。
これはこういうものでしょうか。改善策がありましたら、ご教示いただけないでしょうか。
[…] 最強の単語暗記ツール『Anki』の使い方 ◆【マニア向け】“Anki” の本気の使い方 ◆【Anki vs. […]
[…] よく比較されるのが、森沢洋一氏の 瞬間英作文シリーズですが、 この記事ではこの本に加えて、 Anki、SpeakingBizも対象にしました。 […]