風林火山と富士山

 

どうもこんにちは。
英会話の伝道師・Masaponです。

 

僕は普段、日本人をバイリンガルにして
全世界に影響を与えて頂くために
日々、英語教育に励んでいるのですが

 

やはり日本人たるもの、
確たる「軸」を備えていてこそ、
英語を学んだ時に、スキルを活かせるのです。

 

 

 

 

というわけで、最近僕が勝手に始めた
「四字熟語を英訳しようプチキャンペーン」
の一貫として、今回の記事をお届けしますw

 

今回のテーマはズバリ、
“風林火山” を英語でどう言うか?」
というものですね。

 

 

ちなみにこの「風林火山」とは、
武田信玄の軍旗に描かれた言葉で有名ですが、
元は中国の「孫氏の兵法」に起因します。

 

そこに書かれている原文を、
いつものように書き出してみると・・・

 

 

疾如風 徐如林 

侵掠如火 不動如山

 

 

と、なっているのですが、
この状態のままで全てを理解できる人は
日本人では稀有だと思われます。
(僕だって正直ほとんどわかりません。)

 

なので、書き下し文と、訳も載せておくと、
こんな感じ👇になりますね。

 

 

其の疾きこと風の如く、

其の徐かなること林の如く、

 侵掠すること火の如く、

動かざること山の如し

 

 

【現代語訳】

移動の際は風のように素早く動き、

止まる時は林のように静かに構え、

攻撃は火のような激しい勢いで侵略し、

防御は山のようにどっしりと構えて動かない。

 

 

そんな「戦いにおける理想の型」を
4つの属性に “凝縮” した密度の濃い四字熟語が
この「風林火山」なわけですね。

 

 

風林火山には「続き」がある

 

ちなみにこの風林火山には、
表では語られない「属性」があります。

 

それがこちら。

 

難知如陰、動如雷霆

知り難きこと陰の如し
動くこと雷霆の如し

 

ちなみに「雷霆」というのは、
「らいてい」と読み、雷を意味します。

 

 

つまり、戦いで勝つには武力のみならず、
身内から機密情報(戦略など)の漏れを防ぎ、
敵に知られないようにすること。

 

もしくは、敵に自軍の動きを悟られないように
あたかも暗闇のごとく、息を潜めておく、
という意味にも捉えられます。

 

そして、自軍の兵を動かす時は、
あたかも激しい雷のごとく、
一気に動かすようにすること。

 

こういった「裏の戦略」こそが、
勝負では重要になってくるわけですね。

 

 

本当の意味で重要なことって、
表にはほとんど出ずに、
裏でこっそりと語られることが多いです。

 

僕の人生経験上、「こっそり」というより
ふとした時に「サラッと」教えてもらうことが
多かったような気がしますが・・・まあそのあたりは置いときましょう。

 

 

このあたりは英語の勉強でも同じで、
表のネット空間に載っている情報というのは、
ほんの一部分に過ぎなかったりします。

 

別に出し惜しみしている訳ではなく、
自然とそうなってしまうということですね。

 

ホントですよ。
現代は情報過多のように思えますが、
実は至る所で情報不足が起きているのです。

 

 

「風林火山」の英訳とは?

 

この「風林火山」の英訳ですが、
ただ単に、4つの要素をそのまま

“Wind, Forest, Fire, and Mountain”

などと訳してしまっては、
あまりにも味気ない(というか無意味w)です。

 

 

そこで、もうちょっと工夫を加え、
英文法を使って訳してみると・・・

as fast as the wind,

as quiet as the forest,

as daring as fire,

and immovable as the mountain

 

といった感じになるのですが・・・
正直、これでもまだ味気ないというか、
機械的に訳した感が強いです。

 

 

ちなみにこの “as ~ as…” というのは、
「同等比較」という英文法なので、
よく分からないって方はこちらをお読み下さい👇

 

【合わせて読みたい記事】

“as ~ as…” を使った英語の重要構文!

 

 

なので、ここはいっそのこと
英語圏の人々がどう訳しているかを
そのまま引用することにします。

 

“Sun Tzu’s The Art Of War(孫氏の兵法)
でネット検索をかけたところ、
次の2つのバージョンが見つかりました。

 

 

1つ目の翻訳文

 

fast as the wind,

silent as a forest,

ferocious as fire

and immovable as a mountain.

Wikipediaより引用。

 

上記は割と易しい英文ですが、
さきほどの “as~as” ではなく、
様態の接続詞 “as” 単体で「~のように」を
表現していることが分かりますね。

 

ちなみに “ferocious” という単語は
あんまり馴染みがないと思いますが、
「狂暴な」という意味です。

 

何事にも戦いにはメリハリが必要なので、
あえて極端な単語同士を結び付けることで、
臨場感を持たせようとしていますね。

 

 

2つ目の翻訳文

 

it advances like the wind;

it marches like the forest;

it invades and plunders like fire;

it stands like the mountain;

it is formless like the dark;

it strikes like thunder.

※英語圏サイト「Sonshi」より引用。

 

 

こちらの例文は、さっきのやつと違って
「~のように」をasではなく、
“like” で表現していますね!

 

よくごっちゃにされがちですが、
「~のように」と訳すasは接続詞で、
「~のように」と訳すlikeは前置詞です。

 

まあここらへんを語りだすと、
ドツボにはまりやすくなるので、
理論はほどほどに押さえておきましょう。

 

 

一応、やや難し目の単語を抜き出しておくと、

  • march  :進軍する
  • invade  :侵略する
  • plunder  :略奪する
  • formless:形の無い
  • strike   :一撃を加える

これくらいでしょうかね。
どれも割とよく出る単語なので、
覚えたい人は覚えてみてください。

 

 

ちなみにさっきの翻訳文とは、
全然異なる単語が使われていますが、
これは人によって翻訳の「クセ」があるからです。

 

原文を読み、それをどう感じたか、
およびその感じたことをどう表現するか、
そのセンス次第で、翻訳結果は変わるのです。

 

 

本と珈琲

 

人生とは、常に戦いである

 

今回「風林火山」の原著として紹介した
『孫氏の兵法』ですが、これは日本国内でも
有数の名著として非常に有名ですね。

 

ビジネスマンや経営者向けにも
「孫氏の兵法」を駆使して戦略を練る方が
大勢いると言われています。

 

 

他にも、いわゆる帝王学の代表例として
マキャベリの「君主論」とか、
「韓非子」などは有名な著書です。

 

僕も現代語訳を読んだことがありますが、
これらは学校教育ではとても教えられないような
オトナ社会の「ドロドロした側面」が割とリアルに描かれています・・・。

 

 

人間心理、大衆心理を支配し
人の上に立つ者の心得が
生々しく解説されていたりします。

 

それゆえ、好む人と好まない人とに
極端に分かれるかもしれません。
お読みになる際は自己責任で。

 

古びた小奇麗な洋書

 

戦いに勝つ人間の特徴とは?

 

今回の「風林火山 + 陰雷」を、
もしもあなたが英語学習で生かすとしたら、
おそらくこのような形になるでしょう。

 

風:勉強体制に入るスピードは風のように早く

林:インプットの際には林のごとく静かに集中

火:アウトプットの際には炎のように堂々と

山:膨大な知識を山のように記憶に定着させる

陰:高得点を取っても奢らず慎んで勉学に励み

雷:ここぞという勝負の場面で「勢い」に乗る

 

 

上記はあくまで一例ですが、
こんな感じで、学んだことを即座に応用させると
非常に効果的な勉強ができます。

 

僕が何度かお伝えしている、
「抽象 ⇔ 具体」を行き来するスキルも
もちろん飛躍的に高めることができますね。

 

 

なので、ただ四字熟語を辞書で調べ、
書かれた内容をそのまま受け取るだけでは、
学習としては不十分だと言えますね。

 

なるべく自分で翻訳をするようにして、
さらにそれを別の形でアウトプットすると
あなたの英語学習は加速することでしょう。

 

 

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それでは最後までお読みいただき、
誠にありがとうございました。

 

 

 

 

このブログの著者(英会話の伝道師・Masapon)は、
幼少期から「変な奴」と周囲にみなされており、
日本の現代社会への適合が不可能と判断したがゆえ、
海外への可能性を常に模索してきました。

 

しかし、在学中に経験したアメリカ留学では、
世界は自分の思っていた以上に遥かにシビアであり、
「英語を使えない人間は家畜レベルの扱いを受ける」
という、厳しい現実が待ち受けていたのです・・・。

 

そして20代半ばの秋、
殺風景なボストンの小部屋にて、
僕はようやく悟るに至りました。

この世界に、“逃げ場” はない。
ならば、覚悟を決め、現実と戦うしかない

“人生の答え” は外ではなく、己の内面にあるのだと。

 

当ブログ『最強の日本人』には、
英会話術を主とした記事を多く載せていますが、

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様々なテーマを通じて描かれています。

 

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