こんにちは、まさぽんです。
今回は、今話題の「J-SHINE(小学校英語指導者認定協議会)」という資格の難易度やお役立ち度について情報を共有します。
資格は一般的に、難易度の高いもの(医者や会計士など)ほど希少価値が増し、社会的にも有効活用しやすいです。
その点で見ると、J-SHINEは小学生以下に英語を教えるプロとしての資格なので、需要はかなりありそうですね。
そんなJ-SHINEの資格としての取得難易度や、活用方法について検証してみました。
というわけで、行ってみましょう。
▶ J-SHINE 公式ホームページ
▶ J-SHINE 公式Facebook
組織名 | 特定非営利活動法人 小学校英語指導者認定協議会(通称:J-SHINE) |
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代表者 | 高野 敬三(明海大学 副学長) |
所在地 | 〒108-0071 東京都港区白金台5丁目18-9 VORT 白金台 ANNEX201 |
お問い合わせ | support@j-shine.org (受付:土日祝日、年末年始を除く9:30-15:00) |
この記事がオススメな人
- 小学生以下に英語を教える資格を取りたい人
- 英語を活かして社会で働きたい人
- 子供が好きで、未来を築く仕事に取り組みたい人
=基礎講座のご案内=
J-SHINEは主に小学校で英語を教えたい人向けですが、最低でも英検2級レベルの実力を事前に持っていることが必要です。
オトナの英語初心者が英語・英会話を1から身に付けるうえで「英文法を根本から学び直すこと」は、決して避けて通れないプロセスとなります。
僕は英語力に自信のない方専門で特別なメルマガ講座↓を開講しているので、まずはこちらに登録し、英語への苦手意識を取り去ってみて下さい。
もくじ
J-SHINE資格(小学校英語指導者資格)について
J-SHINE(ジェイシャイン)は「小学校英語指導者資格」のことで、小学生以下の子どもに英語を教えるプロとしての資格です。
そこまでメジャーな資格ではなく、国家資格でもありませんが、既に4万人が保有しており、レベル別に指導能力が一目で分かるため、子どもに英語を教えたい方にとっては非常に有益な基準として活用できます。
資格は一目で実力が分かるから便利ですよね。
持っておくとハクがつくのは確かだ。ただし講座とか受けると最大で40万円くらいかかるので、ペイできるかは微妙なところだね。
そんなJ-shine(小学校英語指導者資格)の取得や失効について、具体的な条件を確認していきます。
申請・更新方法
J-SHINEの申請に必要なものを解説します。
講座のカリキュラムを修了し、その団体の資格認定の手続きに従い書類などを作成したら、資格の申請書類が登録団体経由でJ-SHINE事務局に提出されます。
新規取得の場合は、以下の3点のみ申請が可能です。
その際には次の 2 点の基準を満たしていることが条件ですね。
- 指導時間 50 時間以上の実施経験があること。
- 英語力の目安として、英語で授業が行えること。
また、特に講座などを受けずに上記の基準を満たした人(自宅で幼児向けオンラインレッスンを開催した等)の場合は、J-SHNEの公式HPにて申請書類をダウンロードできます。
公式ページより引用した申告書は、以下のリンクからもDLできます。
【50時間申告書】
・こちら【200時間証明書】
・こちら【お仕事紹介用キャリアシート】
・こちら
資格保有者には、資格取得後 4 年が経過する 1 ヶ月前までに「資格更新のお知らせ」が自宅へ送付されます。
その際、英語指導活動レポート(チェックリストAもしくはB)と 証明写真(縦 45mm ×横 35mm)を提出する必要があります。
履歴書への書き方
J-SHINEを取得したら、もちろん履歴書の資格欄に記入することができます。書き方はこんな感じです。
【取得済の場合】
平成○年○月○日 小学校英語指導者資格 取得【未取得の場合】
〇年〇月〇日 小学校英語指導者認定協議会 認定指導者養成講座修了(指導者資格申請中)※民間資格などマイナーな資格の場合、資格名の前に主催団体を記載した方が良いです。
例)所轄・主催: 特定非営利活動法人小学校英語指導者認定協議会
小学生を対象にした英語教育のエキスパートを認定する資格なので、社会的な需要も高く、教員職や英会話スクールへの就職(フルタイムorパートタイム)に有利となる資格です。
活躍の場は小学校だけでなく、資格を活かして、民間の子供向けのスクールや教室で講師として働けたり、自宅で教室を開くこともできます。
資格を取得した人は、J-SHINEのサイトに登録されるため、小学校関係者、または民間の教室などから仕事の依頼が来るケースもあります。
取得・更新にかかる費用
J-SHINEの申請・取得には初回のみ「指導者認定審査料」がかかり、こちらは6,000円(税込)です。
有効期間は4年で、更新時には更新料5,000円(税込)がかかります。
また、+(プラス)資格や上級資格を申請する際には、申請料5,000円(税込)が必要になります。
ただし、J-SHINE会員の場合、特別に資格更新料および上級資格申請料が3,000円(税込)となります。
J-SHINE会員と一般の資格保有者はどう違うんですか?
会員はNPO団体である小学校英語指導者認定協議会の支援者で、年会費が12万円または6万円かかるよ。詳しくはこちらのページで。
高っ!会員になるメリットあるんですかそれ。
具体的には明かされていないけど、国の未来の教育のためにわざわざ年間12万円も支払って自主的に働く人達との人脈が築けるよ(笑)
更新はインターネットのマイページから行えるため、誰でもスムーズに手続きが行えます。
更新期間内であれば、更新と同時に資格種別の変更もできます。
更新忘れ=失効
J-SHINE資格が失効するのは以下の条件です。
証明書の有効期間は 4年間とする。有効期間を超えて 3ヵ月以内に手続きが完了しない場合には資格は失効する。 ただし、やむを得ない事情により提出ができなかった場合には、指導者資格の有効期限から 1年間を原則として資格更新を認める。遅れて更新した場合にも、資格の有効期限は本来の期限から変更しない。
更新手続きをサボったら失効なんですね。。
英検とか学歴と違って、一度取得すればずっと有効なわけじゃないから、気を付けて。
J-SHINEの取得難易度
J-SHINEの資格を取得する場合は、まず受講団体を決め、専用の講座を受講することになります。
J-SHINE資格を取得できる講座に関しては、以前の記事で詳しく書きましたので、こちらを参考にしてください。
資格取得難易度は、他の英語系資格と比べてさほど高くはなく、取得条件も工夫次第では1ヶ月程度で満たすことができます。
ただし、これまで英語の指導経験がない人や、英語力が初心者レベルの人にとっては、まず「英語を人に教える能力」を高める必要があるため、取得までに最低でも1~2年はかかると見た方が良いでしょう。
必要な英語力は英検2級以上、上級資格であれば英検準1級(CEFR B2)以上の英語力が必要です。
また、授業は基本的にオールイングリッシュで行うため、生徒に英語で指示を出したり、授業がグダグダにならないよう流れを整える指導力も必要となります。
既に学校で英語を教えている人ならカンタンに取れそうですね。
公認英会話講師資格との違い
公認英会話講師は、一般財団法人日本英会話協会が認定している、非常にマイナーな民間資格です。
取得には、英検2級・TOEIC550点以上(or 英会話検定2級)の英語力を前提として、以下の流れで養成講座を受講する必要があります。
- 適性面接
- 英会話講師養成講座の受講
- 修了試験(筆記)合格
- 公認申請
養成講座は1回当たり2時間の完全個別指導を2回 + 自宅学習10時間のカリキュラムです。
教育の現場で役に立つテクニックを習得できるので、スクールの開業や、英会話講師としてのキャリアアップ、指導技術の向上など、様々な場面で資格を活かすことができる……とされています。
また、取得費用は合計83,940円(税込)です。
内訳は「適性面接:3,980円」「養成講座:69,980円」「申請費用:9,980円」となっています。
公認期間は5年で、更新費用は49,980円(税込)です。
J-SHINEの方が保有者はずっと多いですね。わざわざこっちを受ける意味あるんでしょうか?
資格マニアの人とか、公認な感じが欲しい人には需要があるかと。
教員免許・保育士免許との違い
「J-SHINEの資格保有=小学校の英語教師として働ける」というイメージがありますが、J-SHINEを持っているだけでは、学校教員にも塾講師にもなれません。
教員免許は国家資格であり、取得したい免許状に対応した教職課程のある大学・短期大学等に入学して、法令で定められた科目及び単位を修得して卒業した後、各都道府県教育委員会に教員免許状の授与申請を行うことが必要です。
一般の大学には教職課程があって、通常の科目に加えて保険として教職免許を取っておく人がいますね。
教職課程はそれなりに時間が長いし、教育実習もあるから、プライベートは削られるけどね。取得までに苦労する分、食っていくのに困らない免許ではある。
J-SHINE(小学校英語教師指導者資格)は教員免許ではないため、これだけで小学校の英語教科で「教師」として働くことはできません。
ただし、小学校3・4年生の教科外活動としての英語指導をすることはできます。
J-SHINE資格者の認定はあくまで「小学校の現場で英語指導ができる実力」を認められたということです。
J-SHINEホームページのデータベースには載せてもらえますが、「資格取得」=「小学校で仕事ができる」わけではありません。
小学校教師として仕事をするのであれば、教員免許の1種か2種を取るべきだと言えますね。
その場合、英語だけでなく「全科目」「全人格」を指導することになるため、負担は一気に増すことになります。
保育士免許とはどう違いますか?
保育士試験も国家試験で、独学だと100~120時間くらいの勉強時間が必要で、試験の合格率は20%前後。簿記3級よりもちょっと難しいくらいで、あと実技としてピアノが弾けて体力が必要になる。
J-SHINEよりもずっと大変そうですね……
他にも英語指導系の資格はTESOLやTEFLがありますが、まとめると、こんな感じで表せます。
J-SHINE(小学校英語指導者資格)は役に立たないのか
「J-SHINEは役に立たない」という説があるので、こちらを検証していきます。
講座の受講料などを含めた場合、取得に合計で30~50万円くらいかかる場合もあるので、コストパフォーマンスを考えるとあまり有益ではないかもしれません。
小学校や幼稚園・保育園で働き固定給を得たい場合、国家資格である教員免許や保育士資格を持っている方がずっと確実です。
なので、英語の指導者として本格的に活動をするのであれば、国家資格にプラスアルファする形でJ-SHINEを持っておくのがベストでしょう。
ただし、常勤ではなくパートタイム勤務を希望するのであれば、学校関係の募集次第ではうまく枠に収まる可能性はあります。
その場合、得られる収入は、事務関係のアルバイトの時給よりも少し高いくらいです。
公式HPの「お仕事紹介」ではJ-SHINEの資格保有者向けの仕事が都道府県別に掲載されていますが、2023年8月1日時点では、首都圏でも仕事の募集はありませんでした。
仕事ないんですか??夏休みだからですかね。
時期によってはまた募集がかかると思う。2月~4月あたりが狙い目じゃないかな。知らんけど。
J-SHINEを活かして仕事をするなら、自宅で子供向け英会話スクールを開業したり、パートタイムと割り切ってオンライン英会話や幼児向けのスクールに履歴書を送ってみると良いでしょう!
ECCキッズやECCジュニアでフランチャイズ開業する際にも、J-SHINEの資格があると信頼が増す可能性はあります。
ただ、最も重要なのは講師の英語能力なので、英検準1級レベルまで事前に取得しておいた方が、活動の幅が広がることは間違いありません。
資格保有者の生の声・評判
私、小学校英語指導者資格(J-SHINE、正認定)取ったのに全然活用してないな。
— ℯℯ (@saereal) February 17, 2011
今日やっと届いた、小学校英語指導者(J-SHINE)の資格証明。やったー!小学校の先生になる気もないし、英語を教える気もあまりないが、一つ形になってよかった。自己満足(((;´д`) http://yfrog.com/h72dsevj
— もとえみ (@emizum) July 29, 2011
児童英語教育のコースや授業を持ってる大学がだいぶ増えて、子どもたちに英語教えたい学生たちが一生懸命専門的に学んで、ひとによっては小学校英語指導者(J-Shine)資格まで取ってるのに、どうしてそういう子たちの就職先として、フルタイムで小学校で英語教えるという道がないのかな。
— かなみ|旅する英語講師 (@kanami_jte) July 27, 2017
誰か岡山でわたしを雇ってくれる人はいませんか?
持っている資格は運転免許、英検準1級、J-shine(小学校英語指導者資格)、MCAS(ワード、エクセル、パワポ)、アロマテラピー検定1級、くらいですね。18:00くらいまでには終わってくれる仕事がいいです。諸事情あり塾講師は不可です。— あやびん (@HALJP1911) June 22, 2023
J-shineの資格なんかなくっても、児童英会話講師なんかめちゃいてる。
長いことやって、成果を上げてる先生もいるだろうに。
教員免許の問題をなんとかして、J-shine の資格なんかいらないよ。— さはら (@onomatopeic) February 5, 2017
「資格を取った」という声は多いですが、実際に資格を活用している人の声はありませんね。
中にはいると思うよ。まあ、英検やTOEICも自己満足で取得しただけで活用してない人は多いし。
なるほど。あなたのことですね。
表向きはね!でも、資格を持っておくと色々と便利なのよ。メンタルの安定とか……。
まとめ
今回は、小学校で英語を教えたい人向けの資格「J-SHINE」の難易度や役に立たない説を検証してみました。
公立小学校では2020年度から外国語活動・外国語科が必修化し、小学生向けに英語を教える教師が不足しています。
J-SHINE資格は民間資格で、この資格がないと小学校で英語の指導ができないわけではありませんが、小学校で教えられるだけでなく、日本全国規模の「児童英語教師」の資格として今後さらに大きく評価されていくものとして期待されています。
ただし、教える側としての英語力(読み書きや話す能力)が前提となるので、まずは自信をもって英語を話せるレベルに達しておく方が良いと言えます!
英語を本気で習得したいなら
ちなみに僕は普段、英語初心者向けに、「どうすれば基礎から “確実に” 英語を習得できるのか?」といったテーマで情報を発信しています。
特に、中学英語に挫折した方や、昔は英語が得意だったけれど今はほとんど知識がスッポ抜けてしまったという方向けに「英文法」の学び方について基礎から徹底的に洗い出しています。
お子さんがいきなり英語を学び始めると、講師の言ってることが分からなかったり、何を喋れば良いか頭が混乱したりしますが、そんな時でも「頼れる親」「なんでも質問できる親」の存在がいると、子どもが安心して英語を学び、確実に英語が得意な側へと回ることができます。
「1から正しい英文を書けない……」「英会話がぜんぜんできない……」という方は、まず僕のメルマガを購読してみてはいかがでしょうか。
僕の経験をベースにして、1日1通ずつ「英語の極意」をお伝えします。
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では、最後までお読みいただき、ありがとうございました。