どうもこんにちは。
英語大好きマンのまさぽんです。
今回、解説するのは
「コンサーン(concern)」
という英単語です!
「ゴーイングコンサーン」とか、
「コンサーンドアバウト……」とか
いろんな熟語で使われます。
最近は、日本に本社を持つ企業であっても
ややこしいカタカナ語を駆使するようになって、
なにかとカッコつけてる印象が強い割に、
中身が薄っぺらく感じますよね。
しかし、グローバル時代が進んだ今、
英語の「元の意味」を押さえておくに
越したことはありません^^
というわけで、
本日もいってみましょう👍
ちなみに、オトナが英語力を高める最も効果的な方法は、ズバリ「英文法を学ぶこと」です。
僕は英語力に自信のない方専門で特別なメルマガ講座↓を開講しているので、まずはこちらに登録してみて、英語への苦手意識を取り去ってみて下さい!
もくじ
英単語「コンサーン(concern)」の意味
まず、コンサーン(concern)の意味ですが、
つまりはこういうことです。
concern(名詞)
・関心(事)
・懸念 / 心配
・重要性
concern(動詞)
・関係がある
・心配させる
・重要である
名詞はなんとなく直感的に分かりますが、
動詞だと使い方にコツがあるので、
後ほど詳しく説明しますね!
とても分かりやすいです!
語源(コアイメージ)
ちなみにconcernの語源は、
con(一緒に)+ cerno(ふるいにかける)
ですが、これだけだとちょっと
よく分かりませんよね。
discern(区別する)と
同じ語源(cerno)が使われており、
コアイメージとしてはこんな感じです。
なんだか情報量が多いですね。 でも覚えやすいです。
いずれにせよ、元の語源は
「一緒にふるいにかける」ことから
「関心、懸念、重要性」
という3つの意味が生じているわけです。
「ゴーイングコンサーン」と「ビジネスコンサーン」の意味
「コンサーン」はおしなべて
「心配が絶えない物事」
といった意味合いで使われます。
その代表例となるビジネス用語が
「ゴーイング・コンサーン」ですね。
ゴーイング・コンサーン=継続企業の前提
ゴーイングコンサーン(going concern)は
「継続企業の前提」と訳されますが、
これをわかりやすく説明してみましょう。
経営学で習う用語ですね。一言でいうと「100年残るビジネスモデルを考えましょう」かな? うちらも大学時代に取った経営学で習ったね。ちなみにブロガー寿命は平均して「38日」だと言われているよ。 ブログ運営って会社経営のミニチュア版みたいなところがありますからね……😅
ゴーイングコンサーン(継続企業の前提)
の反対語は「清算企業の前提」で、
英語だと “Liquidation Basis” になります。
(会計用語で、ほとんど使われることはありません。)
ビジネス・コンサーン=「商社」説は本当か
Google先生に “business concern” とは何ですかって質問したら、「商社」って和訳があったんですけど、先生、これって本当ですか? だいたい合ってるけど、正確にはちょっと違う。コンサーン(concern)って、ドイツ語で書くと “Konzern” になる。すなわち「コンツェルン」って意味ね。 ああ!「あのコンツェルン」のことですね。カルテル・トラスト・コンツェルンの3セットで覚えました。 ……コンツェルンって何ですか? よろしい。今から説明しよう。
正確に言うと、
business concern =「商社」
であるとは限りません。
カルテル = 協定
トラスト = 合併
コンツェルン = 独占的企業集団
と言い換えた方がしっくり来るでしょう。
そのうち、コンツェルン(konzern)が
“business concern” に該当しますが、
これは戦後の「財閥」で使われていた形で、
「親会社 ⇒ 子会社 ⇒ 孫会社」といった風に、
互いに関連した組織形態を意味します。
(参考サイト:カルテル・トラスト・コンツェルンの違いをわかりやすく)
あー!リ〇ルートとか、三〇がやってるやつですね! そうそう。三〇商事は商社だけど、それ以外にもコンツェルンの形態を取っている会社は日本にいっぱいあるんよ。
コンサーン(concern)の熟語・使い方と各々の意味
ここからは具体的に
コンサーン(concern)に関する英熟語と
その使い方を解説していきますね。
動詞の “concern” は単独ではあまり使われず
たいてい前置詞とセットで使われるので、
一緒におさえておくと良いです。
コンサーンドアバウト(concerned about)
“be concerned about~”
(ビー・コンサーンド・アバウト)
には、主に2つの意味があります。
①:~を心配(懸念)している
②:~に関心がある
どちらも”about” の後に
対象となる目的語(名詞)が来ます。
また、ほとんどの場合、
“concern about” ではなく
“be concerned about” と、
受け身の形で使われますね。
以下、例文です。ご参考にどうぞ。
- The government is concerned about depopulation in Japan.
(政府は日本の人口減少を懸念している。) - Do you have enough time to be concerned about it?
(君がそれを気に掛ける暇があるのか?) - Employees are concerned about their future prospects.
(従業員は自分たちの将来の展望を心配している。) - They all seem to be concerned about my security.
(彼らは皆、私の安全を心配しているようだ。)
コンサーンドウィズ(concerned with)
これもbe動詞と一緒に受け身で使われ、
前置詞withの後に目的語が来る熟語です。
“be concerned with~”
(ビー・コンサーンド・ウィズ)も、
主に2つの意味があります。
①:~に関係している
②:~に関心がある
②は “be concerned about” と同じですね!
例文は以下の通り。
- We should be concerned with worker’s motivation.
(我々は労働者のモチベーションに関心を持つべきだ。) - It’s easy to be concerned with problems of developing countries, but it’s more important to give some aid actually.
(途上国の問題に関心を持つのは簡単だが、重要なのは実際に支援をすることだ。) - Your son will also be concerned with environmental issues.
(君の息子も、環境問題に関係を持つことだろう。) - Muscle volume is concerned a lot with basal metabolism.
(筋肉量は基礎代謝に大いに関係している。)
マターオブコンサーン(a matter of concern)
名詞の “concern” を熟語で使って、
“a matter of concern” にすると、
「重要な事柄」という意味になります。
読み方は「ア・マター・オブ・コンサーン」ですね。
あるいは「懸念事項」「心配事」
と訳されることもありますね。
使い方としては、こんな感じです!
- Obviously that’s a matter of concern for everyone.
(明らかにそれは皆の懸念事項だ。) - It’s a matter of concern to all of us.
(我々全員にとってそれは重要な事柄である。) - Money had long been to be a matter of concern to him.
(お金は彼にとって昔から重要な問題だった。) - Constipation was a matter of concern for my sister.
(便秘悩みは姉の心配事だった。)
thank you for your concern
「心配してくれてありがとう」
「気にかけてくれてありがとう」
というお礼を相手に伝える時は、
“Thank you for your concern.”
と言えばオッケーです👌
この “concern” は
“worrying about me” などでも
代用できますが、ほぼ同じ意味ですね。
たとえばあなたが体調不良の時に、
心配してメールやLINEをしてきた人に
使えるフレーズなので、覚えておくと良いでしょう。
(どしたん?話聞こか?)
👩💼 Thank you for your concern, but it’s nothing.
(心配してくれてありがとう。大丈夫です。)
to whom it may concern / dear whom it may concern
この2つのフレーズは、
英文メールで「ご担当者様」あるいは
「関係者各位」を意味します。
文頭で使いますが、
To whom it may concern:
Dear whom it may concern:
のように、コロン(:)を付けて
その後に本文を書き出します。
メールを受け取る相手が誰か分からない時に
これらの熟語を使うのですが、
最近では、担当者の名前は
メール文に記載されていることが多いので、
あまり使う機会はないと言えます^^
仮に正式な名前が分からない時でも、
Dear [部署名] とか、
Dear [役職名] とすれば
マナー的には問題ありません。
あるいはもっと簡潔に、
Hello, とか
Greetings, といった書き出しでも
全然オッケーな場合も多いですね。
“To whom it may concern”
は関係代名詞の目的格が使われていて、
「それが関係する人々へ」
という直訳になります。
concern trolling
最後に、”concern trolling”
というレアな熟語を解説します。
これはインターネットのスラング(俗語)で
正式に使われる表現ではありませんが、
意味はちょっとフクザツです。
日本語に訳すならば「自作自演」と
「サクラ」「スパイ」を足し合わせて
3で割った概念に近いです。
つまりどういうことですか?? “concern trolling” ってのは、議論の最中に、相手の味方のフリをしてわざわざ「懸念」を伝えて相手側を内部崩壊に導くやり方を指すよ。実際には存在しない「問題」を取り上げて、いかにも「重大事項」かのように騒ぎ立てることさ。 うーん……💦 具体例を挙げて頂いても良いですか?😅 たとえば、日本在住の中国人工作員みたいなもんよ。 それ。あとは共〇党員とか、創〇学会員とかね(笑) な、なるほど……。よく分かりませんけど……。
まとめ
今回は、高校英単語の1つである
「コンサーン(concern)」
について、詳しい意味と使い方を解説しました。
「心配」を意味する英単語は
他にも “worry” や “anxiety” など
いろいろありますが、
使い方を一緒に覚えておけば、
迷うことは少なくなるでしょう。
英単語をより自由自在に使いたい方、
英語ペラペラになりたい方は、
「英文法」も一緒に学んでみると
相乗効果を発揮します👍
それでは今回も最後までお読み頂き
ありがとうございました!
英語を基礎から学ぶと頭が良くなる!
ちなみに僕のメルマガでは、
「人生全般に普遍的に通じる英文法」
をテーマに、本物の英語力を養うための
日本人初心者特化型ノウハウを無料で語っています。
10代~60代まで男女の別なく、
幅広い方々が英語を学んでくれているので、
英語に興味のある方は読んでみて下さい。
【📬まさぽんのメルマガコミュニティ】
▶ The Planet Japanに参加する
(初級者向けです。他とは一味違う英語学習の “気付き” をあなたに提供します。)