英語喉・50のメソッドの効果と口コミは?嘘や間違いも検証したぞ。

こんにちは、まさぽんです。

今回は、15年前から本屋に並んでいる英語喉 50のメソッドという書籍のレビューをしていきます!

2007年からずっとあったにもかかわらず、存在を知ったのはつい最近ですが、面白そうだったのでついに買っちゃいました。笑

この本で提唱されている「英語喉」という概念についてまずはざっくりと解説をし、その後に効果や口コミなどを検証します。

「革新的だ!」「新しい世界がひらける!」と絶賛されている一方で、一部では「難しい」「嘘」「間違い」「トンデモ本」といった批判もあります。

実際はどうなのか?英会話の伝道師である僕が内容を読んで、効果的な勉強法・進め方もいっしょに解説しようと思います。

それでは早速いってみましょう。

この記事の信頼性

筆者であるまさぽんは、過去に米国へ留学経験があり、現在は英検1級を保持しています。これまでに体験した英語教材・講座は100種類以上で、全ての教材の評判や口コミを随時チェックしつつ、自身も常に英語力の研鑽に励んでいるため、独自の選別眼を養っています。英会話と記憶術を組み合わせたスクールに実際に参加して内部を調査するなど、嘘偽りない情報収集&発信を日頃から心掛けています。本人は英語の発音はネイティブに褒められるくらいで、主に幼少期と浪人期に予備校で鍛えました。本記事の情報は、2022年12月14日時点での最新情報が記載されています

 

英語喉 50のメソッド

書籍タイトル CD2枚・音声DL付 英語喉 50のメソッド
著者 上川一秋 / ジーナジョージ
出版社 三修社
発売日 2007/6/15

この記事がオススメな人

  • 英語喉による発音に興味がある人
  • 通常の発音メソッドでは違和感が残る人
  • 本格的なネイティブ発音をマスターしたい人

 

英語喉では、主に発音を改善するための実践的な学びを得られますが、英語を話すには何よりも「英文法」の知識が必須となります。

もし現時点で英語力にあまり自信がなく、バリエーション豊かな英語を使えるようになりたい方は、こちらのメルマガ↓にも登録してみて、勉強のやり方を1から学んでみるのがおすすめです!

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「英語喉 50のメソッド」の概要

「英語喉 50のメソッド」は、従来にはなかった「喉」をテーマとした発音学習法が書かれています。

少し(かなり?)内容がブッ飛んでいますが、読んでみると新鮮な発見の連続で、一般的な「口や舌を動かす」方式の発音メソッドとはかけ離れたスタイルであることが分かります。

かわうそかわうそ

英語って喉も意識しなきゃいけないんですか?💦舌とくちびるを動かすだけであたふたするのに😫💦


まさぽんまさぽん

「喉」はちょっと難易度が高いけど、マスターすれば一気にネイティブ発音に近付けるよ。


ぱんだぱんだ

すでにフォニックスなどの発音を学んできた人とか、英語中級者以上向けですね。

筆者のkaz先生の経歴

上川 一秋(うえかわ かずあき)

広島県安芸津町出身。 同志社大学(英文科)卒業後、大阪市内の高校にて英語科教諭。 その後、シカゴ大学(米国イリノイ州)にて修士号及び博士号(社会学)を取得。 南フロリダ大学研究員、日本学術振興会特別研究員を経て、現職はAIR(American Institutes for Research)にてリサーチアナリスト。

kaz先生は、もともと海外で暮らしていたわけではなく、中1の時の英語の先生に勧められた「NHKラジオ英語講座」をきっかけに英語を学び始めたそうです。

英語圏のラジオを(理解できなくても)聞いていて、テストのために英語をやるといった感覚はなく、大学に入ってからはいきなりすっと話せるようになったとのこと。

かわうそかわうそ

えっ、英語ってそんないきなり話せるものなんですか?


まさぽんまさぽん

もちろんそれまでの基礎訓練あってもものだろうけど、本人はシンプルな英語をひたすら話していたらしい。ハードルはそこまで高くなかったんじゃないかな。


かわうそかわうそ

それでもいきなり話せるってすごいですね!


まさぽんまさぽん

周囲からはスラスラ話せるように見えてたらしい。

そんなkaz先生は「英語会話の練習では、欲求や好みを伝える練習をすることが大事。子供のようにシンプルに思いを伝えるという感覚を取り戻したほうがいい」と語っています。

他にも先生は多くの著書を出しているので、「喉の旅シリーズ」などに具体的なエピソードがいろいろと書かれているかと思います。

以下に彼の本や講座をまとめておきますね。

~著書~

 

~オンライン講座~

◆ 英語喉完全マスターオンラインコース

料金:20,000円

40本の動画からなるコースで、KAZの10年以上になる指導経験の知見・コツが満載です。世界のどこからでも、本がなくても、いつでも勉強できます。何回も繰り返して練習するのに最適です。

 

◆ 英語の勘1オンラインコース

料金:10,000円

キンドル本「英語の勘1」を動画によって解説したオンラインコースです。英語で一番難しいTHEやAの使い方、名詞の単数形、複数形をどう咄嗟に使い分けるかなど、目からうろこの内容が満載です。

 

◆ 英語喉完全マスター+英語の勘1オンラインコース

料金:25,000円

上記の2つのオンラインコースがセットになってお得なコースです。

 

◆ KAZ先生の 英語学習課題コース

料金:月謝制で2,500円/月

53週間分。発音練習用課題と、英文を読む課題が出ます。英語喉KAZによるサポートはありません(が、Kaz先生がボランティアで日曜日午前10時にウェビナー風に解説することがあります。)

 

英語喉の勉強法と学習効果

「英語喉」で伝えられているのは、喉の使い方がメインですが、他にも目からウロコの発音のコツがいろいろ紹介されています。

「喉の奥から響く音を出す」というのが大きなテーマで、具体的には英語の発音には「2つのエリアの違い」を意識する必要があります。

ゲップエリア&アクビエリア


(「英語喉 50のメソッド」より引用)

日本人がいくら発音練習をがんばっても、
イマイチネイティブっぽくならない場合、
喉の声帯の上下にある「2つのエリア」の違いを
意識してみると一気に英語が上達します。

上の方にあるのが「アクビエリア」
下の方にあるのが「ゲップエリア」

とkaz先生は命名しており、非常に分かりやすい。笑
(ちなみに英語でアクビは “yawn” ゲップは “bulp” と言います)

ネイティブはすべての英語の発音を、アクビかゲップのいずれかで行っており、発音は微妙に異なります。

ちなみにゲップエリアでの発音はこんな感じ↓

ぱんだぱんだ

フツーに汚いですねwww


まさぽんまさぽん

でも、分かりやすさが大事よ。

ネイティブが英語を話す時の「定位置」は常にこのゲップエリアだそうで、日本人よりも喉の重心が低いのです。

かわうそかわうそ

ネイティブはいつもゲップしてるってことですか??


まさぽんまさぽん

さすがにそれはないが、そう考えれば感覚は掴みやすいかも。

学習の進め方のコツ・注意点

あくまで個人的な見解ですが、この本の内容を真に受け過ぎると失敗します。笑

画期的で新たな気付きをいろいろともたらしてくれる「50のメソッド」ですが、中には分かりやすさを重視するあまり「極論」に近い表現もいくつかあります。

一例を挙げるなら、

  • 口や舌の動きは練習しなくて良い
  • 集中力の9割を喉に注ぐ、口先は1割で良い
  • 外国人はみんな胸式呼吸
  • ネイティブは常に口が半開き

といった感じの内容です(必ずしもこの言葉のまま言っているわけではなく、こうした誤解を招く可能性があるという意味)。

本を最後の方まで何度も読んでいけば、冒頭部分の極論っぽい部分も納得が行くので、とりあえずざっと1冊を読んでから個別のトレーニングにうつることを推奨します。

また、kaz先生はシラブルの重要性を強調して伝えています。

シラブルは英語の「音と音のつながり」のことですが、日本語は2ビート、英語は3ビート単位で発音されるという理論は驚きつつも納得でした。

英語喉をうさん臭いと思っても「シラブル」だけは信じていただきたい。マクドナルドは6音節ではないです。それはどうか理解してほしい。あと、喉発音を信じていただけるなら喉の奥で響く音を出す意識は持ってほしい。

喉が痛いときは脱力(リラックス)を

僕も英語喉を読み始めた時は風邪の治りかけで、ちょうど喉が痛いな~と感じていました。

本の中には「発音練習は1日20分以内に」と注意書きが書かれています。

日本人は、喉を響かせて発音することに慣れていないので、声帯に力が入ってしまうからだそうです。

いっぽうでネイティブは、喉の声帯をリラックスさせて音量を上げられるので、英語を話しても喉を傷めることは少ないです。

正しい喉発音が身に付くまではあんまり無茶はしない方が良いですね。

ちなみに僕も喉発音をいくつか練習しましたが、「日本人の発音は声帯を閉じがち」という説明を読んで「なるほど!」としっくり来ました。

「英語喉 50のメソッド」の口コミ

さてここからは、kaz先生の「英語喉 50のメソッド」に関する口コミを載せていきます。

主にAmazonレビューから引用していますが、Twitterでも英語喉を実践している人が多く見られました!

良い評判

わかりやすい

本とyoutubeが連動しているので、わかりやすく実践できた。

喉から出す!

口じゃないんですね、ELSA使ってますが、喉で音出すと、一発で「エクセレント」と認識されます。まだ、半分しか読んでませんが、全く違う世界が聞こえてきました。

史上最強の教材。最短距離を行きたければ、とにかく始めよう!

ちゃんとヒアリングができれば安心だけど、突然、質問されて、その最初の音が聞き取れずにあたふたしてしまう私でしたが、英語喉をやり始めておよそ10日目で安心してオンライン英会話を受けられるようになりました。とにかく英語の会話で落ち着いて安心して心配することなく話ができます。こんな体験は人生至上なかなかない経験です。騙されたと思って始めてください。新しい世界がひらけます。

難しいが、身につけた方がいい。

口の形舌の位置かたちだけで英語発音を身につけようとしているそこのあなた。YouTubeでもこの本の内容を解説されていますので、まずはYouTubeで英語喉を検索してみてはいかがでしょうか。いきなり発音が良くなりました。まだ最初の方しかできていませんがそれでも成果は出ています。気長に練習しようと思います。

学生のときに習えてればよかった

短期の英語留学でも日本式で口先発音を押し付けるので逆に通じなくなったことから調べてこれにたどり着きました。よくある舌の位置や唇にこだわる発音を日本人がやると益々ドツボにハマる罠ですが、そのほうが長引くので学校経営には良いのでしょうね。現地の先生も同じ意見で英語は唸るような動物的な発声が基本にあり日本人には恥ずかしく感じるので抵抗感がない、教える側が反発を受けにくい今の形に変容したのではないかな、と意見が一致。口先ではなく喉から、でトレーニングするのは必須と思います。

英語の「喉」発音は、目からウロコ。

アメリカなど外国で約10年駐在員をしましたが英語の「喉」発音は、目からウロコでした。繰り返し読んでいます。また、YouTubeで著者Kazさんがテキストとして、解説しているので、購入してよかったと思っています。付箋をつけて、きになるところは何十回も反復しています。

嘘のようですがネイティブの早口の英語が少しゆっくりに聞こえるようになります。

すごい本ですが、正直、英語の初心者には本だけ読んでも最初はよくわからないと思います。著者が公開しているYouTubeのレッスン動画を見ながら実施すると良いかと思います。60分のレッスン動画があり、それを見ながら発音して、最後に聞き取りテストというのがあったのですが、ネイティブの声が以前よりクリアに聞こえてびっくりしました。イメージ的には、ネイティブが話す早口の言葉が少しゆっくりに聞こえてくるような感覚です。ネイティブが話す言葉を全て理解できるというのとは違いますのでご注意ください。でも、これは私にとっては大きな一歩にでした。

ぱんだぱんだ

おおすごい!実践者の喜びの声がこんなにも続々と!


まさぽんまさぽん

英語喉メソッドもすごいけど、きちんと実践し続けられる人たちもすごいよね。

悪い評判(嘘・難しい・トンデモ・わからない)

中盤からの意味がよく分からない

全部読みました。母音まではなんとかついていけましたが、子音からはもうさっぱり意味がわかりませんでした。ただ、書いてあることをなんとか理解しようと試行錯誤し、繰り返しCDを聞いて真似しているうちに、色々な気付きが得られました。日本語と違って喉を使うという筆者の主張には賛成ですが、もう少しわかりやすく改訂してもらいたいものです。

納得できる部分もあるけど…

参考にしているYouTuberの方が自分が今から一から英語を勉強するなら英語喉をやるとおっしゃっていたので購入してみました。冒頭は納得できる部分が多かったのですが、進むにつれて自分のやり方が合っているのかわからず、でも完璧にしないと次に進んでも意味がないと書かれており、進めていいものかと悩んでいます。また、説明があいまいで(そうなるのは仕方ないかもしれませんが…)この本だけでは理解しきれません。動画での解説で「東日本の方は~西日本の方は~」とよくおっしゃっていますが、そんなに何回も言うほど関係あるのかな?と疑問です。
他の方もおっしゃっていましたが、日本語をゆっくり発音する部分が気持ち悪く(すみません)何回も聞けるものではありませんでした。動画解説も何年前に撮ったのかと言いたくなるような画質と白黒で、不気味。何度も見れるもんじゃないです。期待していた分がっかりしたのが正直なところです。

これはボイトレだが…

もともとは私は、「a」に4つある音の発音を知りたくて、その練習本がないかを探していました。意外に今まで「4つを」比べて練習出来る本を見つけられていなくて。肝心要な気がするのに。「th」の発音とかは必ずあるし、それこそ耳にタコな感じで。

ひょんな事から少し違う角度の発音本がこれでした。全然違う、今までの発音本と。そして私の好きな「運動」に近いんですよ、これは。もはや発音とかとも違う感じ。なんなら歌のレッスンの前段階みたいなものです。それがいいです。

発音をがんばらないで!という主旨がまず出て来ます。それより、喉の音に集中して!みたいな感じです。遠回りな様で実はこれこそが英語だったみたい。思えば薄々気付いていました。英語ネイティブは歌が日本人より格段に上手いって。声もみんな深いし。これは民族性だと思っていましたが、どうやらそうではなくて、喉を震わせて音を出すのを生まれた時からやっているネイティブの国の発声から来ているんだと。毎日向こうでは歌のレッスンをしている様なものですからね。

比べて日本人と日本語は、喉よりも口(先)に近い所で作ってる音みたい。きっと母音が全部にくっ付くからそれが可能なんでしょう。でも英語は子音の言語でもあるから、口先よりも喉からのかすれたりする息の量を調節したりで作るみたいです。だから日本語と違い、無い音を練習するから喉を痛め易そうです。

ただこの本が役に立ったかどうかは、すぐに答えが出る、分かるものでは無さそうなので今は一旦、4つ星にしておきます。音を紙の文字だけで説明しているからの不明な点も出て来そうです、どういうこと?出来ている?と。対人で教われると質問も出来ますが。本はそこは限界。でもそのマイナス面はあっても、今迄の本とは全然違うので、今迄の本を繰り返しても実際に聞き取れる様にはならなかったのだから、こちらをトライする価値は十分にあると思います。これは運動だ、と思ってやっています。目標を「発音をよくする」なんて事でさえなくやってみる感じです。ボイトレの先生に通ってみる、それは新しくてちょっと面白いです。新しいモチベーションが生まれました。

但しですが、当初の目論見の「a」の音には4つの発音がある、その違いを分かるようになる、は、全てのページを見ても辞書が示す発音記号は一切出て来ない事から、その目的が叶う気はしません。それよりこの本が独自に開発した表記を全編に渡り用いています。喉の奥で発するか、喉の上の方で発するか、それによって聞き分ける能力を身に付ける本だと思いますが、辞書に戻った時に発音記号を見て理解出来る役立ち方はしない発音本だと思います。または jeep と zebra 音を聞いて、j であるか、z であるかを聞き分けるというあり方です。それと単語の中にある音節と、音節から来る3ビートを定着させようという狙いの様です。

結局私は本書の後にまた「a」の発音を探してこれからも歩かねばならないです。そうこうしてる内に人生が終わってしまいそうだけど。私と英語はこんな風にずっとすれ違っている。まぁ、この本から得られる喜びもありそうだから。それが吉と出ることを祈ってやっています。しかしこんな事から、学習本の探し方は通販でレビューを色々と見て参考にするより、実際に本屋で手に取って見て決めるのが一番良い方法だろうと思います。

雑感 :この本の根本的な欠点だと思う事は「真似て練習」するのだが、話されるネイティブが女性なのだ。私は男だから真似ようとすればするほど女性の(高い)キーに合わせようとしてしまう。同じ音を再現しようと努力する為に。しかしこの高いキーでは、そもそもの使う喉の位置は違う事になると感じる。低い声に向かう程「ゲップエリア」から出る音になるからです。女の人が低い声を出そうとしてやっている見本でも、男の低いキーにはならない。「真似る」という肝心要な練習がこれでは台無しだと感じる。こういう点を質問したいが目の前に先生はいない。星の数は減って行く。なぜ女性の話者だけにしたのか?

又、私なりに発見したことは、喉の奥、ゲップエリアでよく音が出るためには本から顔を上げて出来るだけ正面を向いた時です。本を見るためにはどうしても本は机上に置いているので下を向くが、そうすると喉が閉まって喉はよく動かない。昔の小学生が国語の教科書を顔の高さに持ち上げて読む姿を思い出しますが、その格好の時ほど喉(男性は喉仏が下がって)が開いて声がよく出る。思えば人と話す時は前を見る。決して読書するように斜め45度下を向いて話したりしない。本書に「顔を上げろ」とは書いていないが、結局、人と話すように顔を上げたら、ずっと声が出やすいんだと発見した気がする。本を見下ろして「難しい~」となるのは、体の構造上当たり前だと思う。

~結論~
結局、最初の4.50ページ目、本書の導入部と言っていい辺りでももう「ゲップエリア」と「アクビエリア」での声の出し方を使い分けられているテイで話が先に進んで行きます。これ、果たして「やれる!」と自信持てる人がいるか?1割もいないんじゃない?私など、喉を触ってみたり、手鏡で自分の喉の動きを見ながら努力してやっても「これなのかな?」と自信がないです。鏡を置けば更に半信半疑。

また、本書から離れた時、本書に載らない単語の発音はどうしたらいいのだろうか。この著者独自の発音記号を使って本書は出来ているので、その記号は本書を離れるとどこにも示されていない。辞書にある発音記号とリンクする方法は本書に示されていない。それでは「世の中に出た時に」この技術をどう応用すればいいのか分からない。この様に本書は策に溺れ過ぎて失敗してはいないだろうか。

逆に意味も知りたいのだが、例文は発音に集中して意味は書いていない。I took the tools outside.とは道具を外で拾ったという事だろうか。辞書で引くと、take it outside で表に出す、喧嘩するとある。道具を外に持ち出したって事だろうか。作者には簡単でもこういう一言、一文も分からないものです。これでは例文が使える英語にならないです。発音だけやっても仕方無くないだろうか。

等々、ちぐはぐさが切りがない。これでは落ち込む、ストレス、分からないの塊です。これは実際に目の前に先生がいてこそ始まるものだと思う。惜しい。凄く大事な事なのに。著者の努力と読者の努力が、悲しいかな、すれ違うと思う。よって星を2つに落とします。苦労してゲップエリアが動く事を確認してその音を出しても、何もしない語の時にゲップエリアの喉が動いたりする。使い分けられないです。無意識にも動いたりもするのなら。しかも鏡を見たり指で触ったりしないと分からない(しても分からない事も多い)。これが正解、と言ってくれる人がいない限り、無理なんじゃない?この技術。凄く細い線の理解と成功確率だと思う。筆者にこの声が届けばと思う。真剣に取り組むほど悩むことになる。

ポップコーンが弾ける感じと説明されると、豆鉄砲みたいにポン!というのが弾けるというニュアンスだと思うのだが、口が半開きの状態から息を出す無振動音はそのポン!とは全く反対の動きなので、弾けるという言葉とはそもそも相容れないとやってみて思う。こんな書き方が取り組みをより難しくしていたりする。出来なくてもオッケーとは書いてあるが。限りなく成功体験感の低いレッスンで苦痛のままやっています。

私には、この本が素晴らしいと言えるレビューの人はとても疑わしいか、凡人ではないかのどちらかの様な気がします。(風キャッチが自然に起こります。音のライフサイクルを大切にしていれば起こることです。舌の奥が凧となり、喉の奥から吹いてくる息を風キャッチします。ここで舌の奥と言っているのは、アクビエリアから上の部分です…~こんな説明で、本当に分かります??、およそ全編こんな説明ですが。)

何事も1つの本で確実に出来るようになるという発想でない方がいいですね。私たちは親から習える訳でなし、こういった本からしか学べないと、人が目の前にいないから疑問を聞けもしないし。それより「こんなヒントがあった」とか「こんな教わり方もある」とした方が。そして、自分で何かしら発見するのも良い方法かも知れない。私は二重母音の音の上がり下がりで喉の位置の移動時は、自分の手でジェスチャーみたいに言いながら発音すると、言うだけより上げ下げが出来る様な気がします。歌ってる感じとも言えるかも。そんな時、少しは凹まずにやれそうに感じます。

また合っているかどうかは分からないが、リスニングをしている時に沈み込む音があり、それは多分喉発音(ゲップエリア)なのだろうと感じる。その沈み込みをよく感じるので抑揚が今までより自然に体に入って来る。だからその分聞き取りが今迄より上がった感じがする。思ったより出来ないかも知れないが、思ったより効果もあるのかも知れない。そんな風に、本書の成功体験は本書から離れた時に現れるものかも知れない。

~結果~
2022年6月4日
全体の8割を終わったところで感じます。この本のレッスン通り、私が発音練習が出来ているのかさっぱり分からないです。他のレビューの方々、特に5つ星を付けている皆さんは本当に実感出来ているのだろうか。その発音法でいい、と言ってくれる人がいないでも。とても疑わしいです。出来ているのか、出来ていないのか判然としない。普段私は英語の本を何周かしますが、これは終わってももう1度取り組む気持ちがしない。何回やっても、正しく出来ているか分からないから時間の無駄だと。これは歌や楽器のコーチと同じですよ。先生が目の前にいないで、本人だけで出来ると到底思えないです!

口を使わず喉だけ使えという教え方は極論では?

今までどんなに頑張っても、日本人臭い声になってしまうのが嫌でした。何が違うのかな?と自分の声と外人の声を聞き比べていて思い当たったのが「喉」でした。喉について書かれている本は無いか?と調べていて見つかったのがこの本でした。

楽しみにして読み始めたのですが…4分の1ぐらいまで読み進めたのですが、そこでやめてしまいました。

確かに、日本語は1音ずつプツプツと喉を閉めて切ってますし、喉の高い所を響かせているのはその通りだと思いました。

ですが読んでいてもどうも発音が良くならない。それどころか、この人は口をほぼ動かさずに喉だけ意識しろなどと書いているので、その通りにやるとウホウホと呻いている感じになってしまいます。

確かに、ネイティブスピーカーはそれぐらい省エネ発音をしているから、もしかすると、それがネイティブらしくなった証拠なのかも知れません。

ですが、iphoneの音声認識が全然私の英語を聞き取ってくれなくなりました。(今までも、それほど聞き取ってもらえたわけじゃ無いですが。)

なので、もうやめようと思いました。もう少し先まで読んだらまた違ったのかも知れませんが、やはり書き方が感覚的過ぎるのか、理解するのが難しく感じました。

あと私の過去の経験から、男性は男性の声、女性は女性の声をお手本に練習すべきだと思いますが、このCDは、ほとんどが女性の声でした。男女で2パターン用意するべきだったのでは?

声がつぶれて気持ち悪い

どこかで、発音を良くするには、英語はのどで発音するとか聞いたので調べてこれを購入しましたが、全然良くない。声がのどで出すと低音になるので、それらしく聞こえるだけで、意味がないし、なによりCDについているおっさんの声が汚く、学習意欲を著しく削ぎます。
正統的なフォニックスの教科書で十分ですし、後天的には帰国子女のような発音にはならないし、それを目指すべきではないと逆に思えたので、まぁ良かった面もありますが、これで帰国子女のような綺麗な発音になると期待している人は、買わない方が良いです。のどをつぶして、汚い声になってしまいます。


ぱんだぱんだ

けっこう辛辣な意見が飛び交っていますね。


まさぽんまさぽん

批判は主に音声学の専門家の人達だね。自分が学んできたことを否定されたように感じて、攻撃的になっているのかと。


ぱんだぱんだ

あと、おっさんの声が汚いとか……。


まさぽんまさぽん

そこらへんはまあ、個人の好みと許容範囲の問題でしょ(笑)でも批判的な意見をこれだけ長々と書かれるってことは、逆に好意的な読者も多いってことだよ。

「英語喉 50のメソッド」の個人的レビュー(忖度抜き)

絶賛する意見も、辛辣な批判も多い「英語喉 50のメソッド」ですが、僕はかなり本質的なことが書かれている良書だと思います!

  • ネイティブの喉の定位置は低い
  • 日本人は「喉ブレーキ」がかかっている
  • 英語は3ビート、日本語は2ビート
  • 息を吸いながら発音する練習もある
  • スウィングとフォロースルー

などなど、独特な表現もたくさん出てきており、これまで発音を学んできたのになぜかネイティブっぽくなれない人には画期的な学びを得られるはずです。

kaz先生はこの理論をすでに15年前から確立していましたが、注目を集めるようになったのはつい最近です。

今後は僕も、英語を話す時に「喉発音」を意識してみようと思いました。

ただ、すべての英語学習者から好評を得ているわけではなく、中には批判的な人もいます。

批判される理由を解明してみた

僕が調べた限りでは、英語喉を批判する人々は主に以下の3タイプです。

①:音声学などの専門家
②:英語喉を練習しているがうまくできない人
③:生理的にkaz先生を受け付けない人

ぱんだぱんだ

③は主に女子ですね。汚いとか気持ち悪いとか。


まさぽんまさぽん

中身よりもパッと見の雰囲気を重視する人は多いからさぁ!中身は良いんだけどね、中身は。笑

①のタイプの人は英語喉を実践していないので除外するとして、問題は②です。

英語喉はけっこう難しいところがあり、音声と文章だけで示されているので、コツを掴むまでは苦労する人もいるでしょう。

あと、発音記号(IPA)をほとんど重視しない代わりに、独自の発音描写(アクビかゲップか)でそれぞれの発音を示しているので、子音の出し方をこれまで教わっていない場合は、解説を読んでもイマイチ理解しづらいかもしれません!

なので、全体的にはフォニックスなどの初心者向け発音を学んだことがある、発音中級者以上向けの理論だと思います。

英語ケツって何ですか?

kaz先生のYouTubeチャンネルには、10年くらい前の動画もたくさんあります。

「英語喉」の文章と音声だけではわかりづらいニュアンスやコツを動画で解説しているので、気になる人はチェックすると良いです。

ちなみにその中の1つには「英語ケツ」という理論があります。

これは「舌」でも「喉」でもなく、なんと「尻」で英語のリズムを感じよう、というぶっ飛び理論ですね。

kaz先生は英語の音と音のつながり(シラブル)を重視していますが、英語特有のリズムを敏感な肌で感じるのは有効とのことです。

ぱんだぱんだ

なんでも英語ってつければ良いと思ってませんか?


まさぽんまさぽん

作ろうと思えばいくらでも作れるよね。英語脳、英語耳、英語舌、英語指、英語鼻、英語肌、英語肺……。

まとめ

今回は、斬新な発想に基づく画期的な英語本英語喉 50のメソッドの詳細について、学習効果と良い評判・悪い評判を紹介しました。

これまで多少なりとも発音を学んできて、いまいち納得がいかない人にはこの英語喉に挑戦するのはアリだと個人的には思います!

ただ、kaz先生も言ってることですが、英語は発音だけではなく、他の要素も含めてトータルで学習することが大切だったりします。

英語初級者は「文法パッケージ」から学ぼう

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僕は「英文法」を軸とした教え方をしていますが、学習のモチベーションアップや海外の実態など、人生全般で役立つ情報も発信しています。

ということで、これから英語を真剣に身に付けてみたい方は、ぜひ一緒に頑張りましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。