WWOOF(ウーフ)とは?農業ボランティアやワーホリとの違いを詳しく解説!

こんにちは、まさぽんです。

今回、世界を飛び回る旅人のためのサービス
「WWOOF(ウーフ)」について解説します。

旅人が農家の家にタダで泊めてもらう代わりに、農作業を手伝うことで、金銭のやり取りを介することなく、お互いにWin-Winの恩恵を受けられるシステムですね。

似たようなものにワーキングホリデーなどもありますが、wwoofの場合は年会費がかかるなど、色々な違いがあるのでこの記事で分かりやすく解説します。

ぱんだぱんだ

wwoofって日本にもあるんでしたっけ?


まさぽんまさぽん

あるよ。特に多いのは北海道と沖縄で、農家の数が多い地域ほどwwoofのホストも存在する。ちなみに東京にも2件あるけど、小笠原諸島らしい。


かわうそかわうそ

自然を満喫したい人にはピッタリですね!行ってみたい!

WWOOF Japan
▶ WWOOF independents

組織名 WWOOFジャパン有限責任事業組合
代表者 星野紀代子
所在地 〒065-0042 北海道札幌市東区本町2条3丁目6-7 
お問い合わせ https://www.wwoofjapan.com/home/index.php?option=com_fabrik&view=form&formid=21&Itemid=506&lang=jp

この記事がオススメな人

  • wwoofに興味がある旅人
  • オーガニックな暮らしを実現したい人
  • 自然や有機農業に携わって幸せになりたい人

 

WWOOFは世界中にコミュニティがあり、英語を使う機会も豊富ですが、英文法を学んでみることで、バリエーション豊かな英語を自由に使えるようになります。

僕は英語力に自信のない方専門で特別なメルマガ講座↓を開講しているので、まずはこちらに登録してみて、英語への苦手意識を取り去ってみて下さい!

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WWOOF(ウーフ)の概要

WWOOFとは、”World Wide Opportunities on Organic Farms(世界に広がる有機農場での機会)”の頭文字です。

自然と暮らし、有機農場を持つ人と、そこで手伝いたい・学びたいと思っている人とを結び付けることで、人々がお金のやりとり無しで「食事・宿泊場所」「力・知識・経験」とを交換する、持続可能なグローバルコミュニティです。

農場の管理者は「ホスト」、ウーフを介して農場のお手伝いをする旅人はウーファー(WWOOFer)と呼ばれ、日本でも全国の都道府県400カ所以上あり、世界各国から毎年数千人が来日します。

WWOOFは1971年にロンドンで設立され、その後はオーストラリア、ニュージーランドで発展し、1994年に日本でも活動を開始しました。

現在は世界90か国以上にWWOOF事務局が設置されています。

ホスト農家は、有機農法(無農薬、無化学肥料で作物を栽培する農場)をベースとして、様々な業種の人たちが登録しています。

ぱんだぱんだ

農場ではどのようなことができるのですか?


まさぽんまさぽん

場所によるけど、農家民宿、農家レストランやカフェ、玄米菜食店、ハーブ園、自然食品店、 自然体験学校、山のガイド、自然保育園、染色工房、グループホーム、手打ちそば店、マクロビオティック教室、治療院、陶芸工房などなど、多岐にわたるよ。自給自足用の菜園を作って いる所や、酪農、肉牛飼育、養鶏、養蜂、パーマカルチャー、バイオダイナミック、EM菌、コンパニオンプランツなどもある。


ぱんだぱんだ

ほうほう。学校では学べないことを直接学べますね。


まさぽんまさぽん

実際に農作業を体験して、人との繋がりや大自然の尊さを学べるよね。ちなみにウーファーに登録する人は20代が6割以上を占めている。出会い目的の人もいるけど、将来に向けて有機農法や土地の活用を学びたいという需要が大きいね。

農業の勉強、有機農法、移住、健康な暮らし、環境に負荷をかけない暮らしの方法、料理が好きでその素材について知りたい、新しく友達が欲しい、日常を変えたい、など様々な理由で、WWOOFに参加できます。

WWOOFでは金銭のやりとりはなく、「食事とベッド」を提供するホストと、「農業労働力」を提供するウーファーが、それぞれ提助け合って協力した生活をするのみならず、温かなコミュニケーションに重きを置いています。

必要条件

WWOOFer申請できる人の条件は、「自主性を持ち、ホストのために何か役立つことができ、同時に自分も楽しみながら何か得ることができると考えられる人」です。

学生、会社勤めの人や、主婦、また医師など専門職の人、就農や田舎暮らしを考えている人、現役農家さんやその家族、フリーターなど、ありとあらゆる方がウーファーになれます。

16歳以上であれば年齢に上限はありませんが、15歳以下の子どもは、ご家族の方といっしょの場合に限り、WWOOFに参加できます(ただしホストに迷惑がかからないように、保護者が適切に管理をする必要があります)。

建前上は友達の家に泊めてもらうことになるため、年齢制限を守らないからといって違法になる訳ではありませんが、WWOOFの利用規約に違反するため、会員資格を剥奪される可能性があります。

また、ホスト側で登録をする場合は、「WWOOFジャパンホスト登録認定審査」を通過しなくてはなりません。

その際の規定はWWOOFジャパンのwebサイトにある規約を読み、申請を準備する必要があります。

ぱんだぱんだ

やはりホスト側には厳しい規定があるのでしょうか?


まさぽんまさぽん

事務局にWWOOFの活動状況を毎月報告できるとか、会員の個人情報を守れるとか、どんな人とも友達としてコミュニケーションを取れる心の余裕があるとか、細かい規定はいろいろあるよ。

必要な持ち物

WWOOFを利用する際に必要な持ち物は以下のとおりです。

ウーファー側
WWOOF登録後に発行されるウーファー許可証
 免許証などの身分証明書
 洗面用具や石けん、シャンプー、着替え
 行き帰りの旅費交通費
 宿泊中の電話代など個人的な費用
 その他、ホストがプロフィールで指定した物(作業着、長靴など)

※WWOOFには保険が含まれないので、各自で準備をする必要があります。

ホスト側
WWOOFerが寝泊まりできる住居
 WWOOFerが1日3食をとれる環境
 WWOOFerが1日6時間程度まで、何らかの手伝いをするための用意
 その他、審査通過後に与えられる証明書など

英語ができない人でもホストになれる?

日本国内でWWOOFのホストになる場合、WWOOFコミュニティ繋がりで世界中から旅行客が来るため、英語やその他の外国語ができた方が良いのは言うまでもありません。

が、日本国内で日本人向けに営業をしているホストもあり、その場合は外国語ができなくても問題はないです。

この記事の筆者であるまさぽんは、かつて淡路島に旅行に行った時にWWOOFホストの家に泊めてもらいましたが、その時は特に農作業などはやらず、有料で民泊させてもらいました。笑

そこのホストさんは3ヵ国語を話せ、外国人のお客さんもよく来るそうで、各言語別に宿泊案内が用意されていました。

外国人向けにWWOOFの運営をするのであれば、外国語はできた方が良いですが、必ずしも英語とは限らないので、自分の得意とする言語をアピールするのが良いと思います。

ちなみにWWOOFerとして世界中を旅する場合、最低限の日常会話程度のスキルがなければトラブルに繋がりやすくなります。

ぱんだぱんだ

日本でも、民泊や外国人入居可のアパートで、騒音やゴミ出しに関するトラブルが相次いでいますしね。


まさぽんまさぽん

トラブルを避けるのはもちろんだけど、WWOOFerとホストは「友達関係」という扱いなので、きちんと通じる言語でコミュニケーションを取りたいところだね。

年会費

WWOOFは会員制で、ホストとウーファー間にはお金のやり取りはありませんが、システム使用料として、メンバー全体の年間料金がかかります。

年会費はウーファー側が初年度5,500円。(2022年現在では、初年度のみ6ヶ月の期間がボーナスとして加算され、合計18ヶ月の期間、会員でいられます。)

継続の場合は2年目2,900円3〜4年目は1,900円5年目以上だと1,500円となります。

日本以外の登録料は国や為替相場によって異なりますが、だいたい2,000~5,000円で、2年目以降更新すると割引が適用される国もあります。

日本のホスト側は初年度8,500円で、継続年数によって会費は3,800円まで下がります。

WWOOFホスト(国内・海外)の探し方

WWOOFer登録を済ませた後は、ホストを探してメッセージをやり取りし、マッチングが完了すれば指定日時から活動を開始できます。

日本国内であれば北海道と沖縄が割合としては多く、農地面積の多さに比例します。


(WWOOF共同代表著書「旅とオーガニックと幸せと」より引用)

ホストをお探しの方は、以下のリンクから調べることができます。

▶(日本)WWOOFジャパン 大募集中のホスト
▶(海外)Find a Host

※2022年現在では、92ヶ国がホストに登録をしていますが、日程調整などのメッセージのやり取りは英語で行う必要があります。

WWOOF・ワーホリ・海外旅行・農業ボランティアの違い

WWOOFはよく、ワーキングホリデー(ワーホリ)や農業ボランティア、ファームステイと比較されます。

海外旅行は単にお金を支払って外国に遊びやまたはリフレッシュ目的で行くことですが、ニュアンスとしては「旅行で友達や親戚の家の畑に手伝いに行く」というのが最も近いかもしれません。

ワーホリ(ワーキングホリデー)との違い

ワーホリとWWOOFは似ていますが、ワーホリには労働ビザが必要で、雇用関係が存在する一方、WWOOFは旅人とホストが「友人関係」の扱いなので、あくまでお手伝いレベルに留まり、報酬も発生しません。

WWOOFには就労ビザは不要であり、観光ビザや留学ビザでOKです。

ワーホリの場合は農地だけでなく、食品工場や飲食店など様々な働き方がありますが、WWOOFは基本的には有機農業を営んでいるホストのお手伝いをします。

また、ワーキングホリデーには年齢の上限がありますが、WWOOFは16歳以上で十分な体力があれば何歳でも参加できる上、15歳以下でも親子で参加できるので、そこが大きな違いとなります。

農業ボランティア(ファームステイ)との違い

ファームステイとは、は農家にホームステイをすることを指しており、農作業体験をしながら学ぶことはできますが、旅人には労働の義務はありません。

また、農業ボランティアはあくまで無償または格安の労働力を求めて募集されることが多いですが、WWOOFはホストと旅人が生活を共にし、同じ目線で農業に向き合うことで、友人としての絆を深めることが目的です

また、農場でアルバイトをする場合は、WWOOFと比べると重労働で、労働時間も長い場合が多いですが、WWOOFは賃金が発生しないので、無料で寝泊まりできる代わりに労働の負担も少ないです。

WWOOFの場合、体力に自信がなくても知識や技術、経験、やる気があれば、様々な形でホストに価値を提供できます。

子供や動物の世話、掃除、料理をはじめ、ホストが飲食店や教室を営んでいればその手伝いをするなどです。

ボランティアは、労働する側が一方的に「無償でやってあげる」という雰囲気が強めですが、WWOOFの場合はホスト側が住居や食事を提供するため、お互いがお互いにボランティアをするような形となります。

WWOOFの価値観が分かる本「旅とオーガニックと幸せと」

一般的な労働契約とは異なるWWOOFの特殊な価値観を手っ取り早く知るには、共同代表者の星野氏が書かれた本を読むのがおすすめです!


「旅とオーガニックと幸せと」WWOOF共同代表 星野紀代子 著(Amazon)

有機農法に従事する人の想いや、WWOOFを始めた人の動機、農薬の環境への影響や過激派のオーガニック志向者の問題点などが、様々な統計を用いて解説されています。

ただ、ガチガチの農業本というわけではなく、この本で一貫して語られているテーマは「幸せ」です。

個人的に特に興味深かったのは「年間ウーファー受け入れ数が多いホストほど幸福度が高い」というデータです(!)

WWOOFをしている間は忙しくなるので、負担が増えるかと思いきや、実はホストは普通に日常生活を送るよりも高い幸福度を感じていることが分かります。

人との出会いはそれだけで、幸福に直結するのだと分かりますね。

世界中を旅して回ることに憧れを抱く人は多いですが、実際に行動を起こす人々が何を求めているかについてのヒントを、この本で得ることができます。

【最悪?】WWOOF(ウーフ)の評判

WWOOFを既に使っている人や興味を持っている人たちの口コミや評判は以下の通りです。

ホストによって良い悪いがだいぶ変わるので、運が悪ければ最悪な体験をしますが、運が良ければ充実した感動的な日々を過ごせます!(全体的には良い口コミの方が多い)

僕もかつてアメリカに留学に行きましたが、寮やクラスによってだいぶ雰囲気が変わるので、事前準備や下調べなどをきっちりやっておくべきだなと思いました。

良い口コミ(日本や海外での体験談)

 

悪い口コミ

かわうそかわうそ

感動的な体験もできそうですが、中にはホストとの折り合いが悪くて大変な思いをする人もいるみたいですね😱💦


まさぽんまさぽん

それも含めて旅の醍醐味w 何事も人生は経験ですよ。

まとめ

今回は、世界中の旅人と繋がれるWWOOF(ウーフ)の詳細について、評判などを含め紹介しました。

「いつかはホストになって世界中から人が集まる家にしたい」と夢見る人も、「将来を見据えて素敵な出会いや農業への見識を深めたい」と考える人も、共に助け合って素敵な思い出作りができるのがこのシステムです(^-^)

WWOOFでの失敗を回避するには

口コミを見ると、中にはWWOOFのハードルを高く感じ、途中で帰りたくなるなど、失敗しそうになる人もいます。

いきなり海外はハードルが少し高いかもしれないので、まずは日本で何件かWWOOFのホストで体験を積み重ねてみて、同時並行で語学スキルを高めたり、農業の知識を増やすと良いでしょう。

ちなみに世界各国からやってくるウーファーは、日本語がまったく話せない人も多いので、外国語(特に英語)が使えるようになると心強いです。

ホストとして迎え入れる際に、日常生活や仕事の説明に加え、普段のコミュニケーションをする際にも、外国語スキルは必須となります。

必ずしもネイティブレベルである必要はなく、たどたどしくてもやり方を工夫すれば、外国人とやり取りをするのはそこまで難しいものではありません。

が、誤解を避けるためにも、なるべく正確な文法規則に則った言葉で伝えられるに越したことはないですね。

日本で英語をある程度できるようになった後は、海外でWWOOF生活を始めて、さらなる実践的なコミュニケーション力を鍛えられれば理想です!

英語を基礎から学ぶと頭が良くなる!

ちなみに僕も英語初心者さん向けに、普段は英語を教えていますが、基礎の基礎から教えるので、まだ英語力にほとんど自信のない方は僕から教わってみる選択肢もアリです。

僕は普段、オンライン上で中学生~80代まで幅広い年齢層の方に英語を基礎からみっちりと教えていますが……

そんな指導経験の中で強く感じたのは、本当の意味で日本人が英語のレベルを上げるには、「英文法」も非常に重要な役割を果たすということです。

なぜなら文法を基礎から学ぶことによって、たとえどれほど英語が苦手な人であっても、1から確実にレベルアップを果たすことができるからです。

文法に苦手意識を感じている方や、「1から正しい英文を書けない……」という方は、ぜひ僕のメルマガを購読してみると良いでしょう。

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ちなみに、過去にWWOOFで一人旅をしていた方で、英会話教室に通いながら、僕のメルマガに登録をして英語の勉強をやり直している方もいます。

親子でWWOOFerをやりながら世界中を旅するというビジョンも素敵ですよね(*^_^*)

なので、僕の生徒さんにも真剣かつ常識ある姿勢で英語を学ぶことを日頃から強く推奨しています。

ということで、これから英語を真剣に身に付けてみたい方は、ぜひ一緒に頑張りましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。