青空とオフィスビル街

 

すがすがしく晴れた秋のある午後、
抜けるような青空と燦燦と輝く太陽の下、
大勢の群衆がひしめいています。

 

人混みをくぐった先には広い海が見える。
県庁所在地の中心駅から徒歩5分の場所で、
大きく息を吸い込み、僕は歩道橋を渡りました。

 

 

初見で辿り着くには誰もが一苦労する、
「スカイビル」という名の一際高い建物に入り、
高速エレベーターで20階に昇っていくと……

 

一見すると普通のオフィスビル…
しかしその最奥部では知る人ぞ知る、
「あの試験」が開催されていました・・・。

 

 

・・・というわけで、
Masaponも生まれて初めて
“TOEIC S&W test”を受けてきたんです。。。

 

 

「…なんですか、それ?」
って思われるかもしれませんが、

 

“TOEIC S&W” とは、
TOEIC Speaking & Writing の略で、
現代の日本人には必須のテストです。

 

 

現代のTOEICには “L&R test” と
“S&W test” の二種類があるんですよ。

 

 

ふつう、TOEICといったら、
“TOEIC L&R” の方を思い浮かべる人が
ほとんどでしょうね。

 

“L&R” の方は誰もがおなじみの、
リスニングとリーディングのテストで、
こちらはあなたもよくご存知かと思います。

 

990点を満点とした英語の検定試験で、
よく学校や会社で開催されていますよね。

 

 

でも、今回僕が受けた”S&W” とはすなわち、
スピーキングとライティングの頭文字で、
まだ一般的に広く認知はされていません。

 

 

おそらくあなたが普段接する周囲の学生のうち
「TOEIC S&W test って受けた?」と尋ねて、
Yesと答えるのは100人中1~2人程度でしょう。

 

そこそこ英語力に自信のある人であっても、
スピーキングとライティングは
日本人の苦手分野なので、受験者は少数派です。

 

 

それでも、受けたら受けたで、
己の客観的な実力を試せる試験です。

 

というわけでMasaponも、
先日ひっそりと、
“S&W test” の方を受けてきたんですわ。

 

 

S&Wテストって何ですか?

 

 

念のためご説明を挟みますが、
“S&W” というのは、
SpeakingとWritingの頭文字です。

 

公式サイトはこれですね。

 

 

待ちに待ったテスト当日、
正直、僕は「興奮」しっ放しでした。

 

 

TOEIC S&W testというのは、
受験料だけでも1万円以上かかるし、
そこまで多くの人が受ける訳ではありません。

 

TOEIC (L&R) に比べると、
高校や大学で強制されていないので、
あくまで受けたい人だけが受けるものです。

 

 

すなわち、
「ある程度、己の英語力に自信のある人」
しか受けない試験だということですね。

 

 

英語を義務感で嫌々やるという訳ではなく、
あくまで自分が学びたいから学んでいる、
というモチベーションの高さが必要です。

 

当然、ナメてかかって高得点は取れませんし、
ある程度、英語を話せない人は
ほぼ門前払いとなるテストなのです。

 

 

いわば「ごく一部の人しか受けない」試験を
休日に電車で小1時間かけて受けにいくので、
当日は不思議な高揚感を味わえるし、

 

グローバリズムの波に乗っている自分を
ちゃっかり自覚できてしまうのが
この種の試験の醍醐味だったりします。

 

大袈裟な表現に感じるかもしれませんが、
実際に僕はそういう心持ちで、
毎回のテストを受けるようにしています。

 

 

どうせ試験日は休日ですし、
テストもせいぜい2時間程度で終わるので、
その後は適当に街中をぶらつくなり、
缶ビール片手に顔を赤くしてもOK。

 

別にワンカップ大関でも、
鬼殺しでも菊水でも何でもいいですが、、、
目的は試験終わりの自分へのご褒美です。

 

どっかの温泉で日々の疲れを癒しても、
小洒落た小料理屋で旬の食材を堪能しても、
普段はいけない店でお買い物をしても、
我々は自由気ままな身なのです。

 

息抜きがてら焼肉

 

 

一見すると不真面目ですが、
グローバル人材の一員たるもの、
思い切ってそのくらい気楽に構える方が、
ゼッタイ英語を楽しんで学べますから!

 

普段の勉強はきっちり真面目に取り組み、
たまには思い切り羽根を伸ばすくらいが
英語学習を継続する秘訣です。

 

 

僕(たち)の失敗

 

 

さて、

長い前置きはこのあたりにしましょう。

 

 

今回あなたにお伝えしたいのは、
この試験の内容そのものではなく、
「僕がこの試験を通じて考えたこと」です。

 

 

とりあえずMasaponは、
せっかくの初受験ですので、

敢えて事前には何も対策をしないまま、
本番の試験に臨みました。

 

 

問題集を買うこともせず、
イメトレをするわけでもなく、
ぶっつけ本番でS&W testに挑みました。

 

へらへらしてる若者

 

 

(TOEFLなら受けたことあるし…)
(まあ、適当にこなしちゃおう~)

 

などと思っていたら、まさかの

 

最後のエッセイが書き終わらない・・

 

という結末。。。

 

 

受けたことのない人のために、
念のためご説明を差し上げますが、

 

TOEIC S&W test は、
前半がスピーキング、後半がライティングで、
最後の最後にエッセイを書く必要があるんです。

 

 

で、そのエッセイとやらは “300words”、
つまりレポート1枚程度の分量を即興で、
30分以内で書き切る必要があります。

 

これって慣れていれば割と簡単なのですが、
慣れないうちはものすごく大変に
思える作業なんですよね。

 

 

事前にある程度のトレーニングを積まないと、
今回のMasaponがやらかしたように、
制限時間をオーバーする危険があるわけです。

 

構成も、序論→本論→結論でまとめて、
説得力のある事例を持ち出す必要があるため、

単純な英語力だけが求められる訳ではなく、
論理的な文章の組み立て力が必須となります。

 

 

「英会話能力」と「試験を突破する能力」は
そういう意味で、似て非なる能力だと言えます。

 

てなわけで、僕は今回、
完全に試験をナメ腐っていたため、
結果も無残な形で終わりました。。。

 


(何事も、天狗になったら痛い目を見ます。)

 

 

敗因は何か?

 

世の中には英語力を測る試験が多数ありますが
そのほとんどは「英語力 + α」の実力を
試すものとなっています。

 

たとえばTOEIC L&R の場合は、
英語の読み取り、聞き取り能力に加えて
「情報処理能力」を試されます。

 

 

すなわち限られた時間内で、
高速で問題の意図を見抜き、
効率的に問題を処理する力が試されるのです。

 

なので、英語ネイティブがTOEICを解いても、
制限時間内に終わらない・・・
みたいな現象がしばしばあります。

 

 

だからこそ、TOEIC L&Rで高得点を狙うなら、
普段から英語力を高めておくことに加え、
TOEIC専用の対策を施す必要が生じるんですね。

 

 

そして・・・

 

今回のTOEIC S&W ではどちらかと言うと、
「論理的思考能力」「理由づけの能力」が
割とかなり重視されます。

 

要するに、英語力というよりも、
「思考力」が試されるテストなのです。

 

 

単純な英会話能力ではなく、
「質問に正確に答えるチカラ」だったり、
「説得力のある意見を出すチカラ」などが
メインで試されます。

 

 

これはですねー、
TOEFLとかIELTSを受けたことある人なら、
ものすごく共感するんですが、、、

 

<<<理由付け>>>

 

の能力って、本当に大事なんですね。

 

いぬ

 

あなたがこの先、
TOEFL ibtやTOEIC S&Wを受けるなら、
このことを意識しなきゃ絶対ダメです。

 

うまく意見に理由を付ける能力は、
持っておいて絶対に損はないです。

 

 

異文化コミュニケーションをする際にも、
理由付けをする能力って必要です。

 

 

日本人にとって当たり前の常識が、
海外では非常識になったりしますから。

 

 

たとえば

 

  • なぜ日本では文字が縦書きなの?
  • なぜ日本では遅刻をしちゃダメなの?
  • なぜ日本人は生魚を食べるの?

 

みたいな質問を、
異文化に暮らす外国人からされた時、、、

 

 

あなたはきちんと、
「理由」を答えられますか?

 

疑問を投げかける人

 

 

普段から考えていないと、
なかなか難しいですよね。

 

こういうのって、
普段からその行動の意味を考えていないと
いざって時になかなか出てこないんです。

 

 

日本人同士のコミュニケーションであれば、、
「それが当然だから」とか、
「皆がそうしているから」
という雑な理由でも通じるかもしれません。

 

しかし、相手が外国人になると、
それでは通用しないのです。

 

 

舞台が海外に変化して、
周囲の誰もその行為をしなくなると、
途端に理由が分からなくなります。

 

周囲が皆、ゴミのポイ捨てをしている環境下で、
一人だけゴミを持ち帰ろうとしても、
自分のアイデンティティを喪失するのです。

 

 

だからこそ、あなたが何かをする際には
常に「理由」をしっかり考えておかないと
いざ海外に出た時に違和感を抱くことになります。

 

「そんなの常識だよ!」とか
「当たり前じゃん!」という言葉は
グローバル規模では通用しないんですね。

 

 

これ、非常に重要な原則なので、
英語の勉強しているあなたは、
ぜひ覚えておいてください。

 

(自戒を込めて)強くお伝えしておきます。

 

 

自分が当たり前だと思っていたことでも、
それを当たり前だと思わない人からすれば、
「なんでそんなことすんの?」ってなります。

 

話がなかなか通じない異文化に属す人に、
説得力を持って考えを伝える能力は、
今後のグローバル時代で、重宝されますよ。

 

 

まあそんなわけで、
今回の僕が試験でやらかした最大のミスは、
理由付けの重要性を侮っていたことです。

 

TOEIC S&W testでは、
いちいち回答に理由をつけるよう、
うるさく求められます。

 

なので、せめて直前期だけでも、
理由付けの訓練をしておくべきだったのです。

 

 

英語力だけではなく、
己の意見に真っ当な理由をつけることで、
その主張は説得力を持ちます。

 

親が子を教育するときも、
教師が生徒を教育するときも、

 

この「理由付け」をサボった瞬間、
その指導は単なる押し付けになります。

 

 

昔の日本人の教育は、
詰め込み型と体育会系が主流だったので、

わざわざ理由なんか教えなくても、
半強制的に能力は高まっていきました。

 

しかし、現代の教育では
個の尊重が謳われているので、

「価値観の押し付け」が通用せず、
その都度理由を説明する必要があるんですね。

 

 

クレーマーの気質ひとつ取っても、
老人のそれは「俺を尊重しろ!」的な
主張が多い(らしい)ですが、

 

若者がクレームを出す時は、
文句そのものを出すというよりは、
なぜそうなったのかの理由を聞き出したがることが多い(らしい)です。

 

 

それゆえ、昔の体育会系で流行った、
「つべこべ言わずに俺に着いて来い!」
みたいなスクールウォーズ的な熱いスタンスは
現代の若者にはほぼ通用しなくなっています。

 

 

こうした事例からも分かるとおり、
時代というものは、
徐々に変化していきます。

 

グローバリズムの影響を受けて、
高度情報化の影響も受けて、
僕らの価値観は徐々に変わっていくのです。

 

 

あなたが日本人として世界に通用したければ、
単なる英語力だけではなく、
こういった思考力も積極的に鍛えてみると、
より一層の国際的な能力を得られるでしょう。

 

僕も英検1級に向けて勉強中の身なので、
次にTOEIC S&Wを受ける時には、
きっちり準備をしてから挑むつもりです。

 

 

 

ちなみにTOEIC L&Rの方は、
しばらく受けるつもりはなく、
英検に集中する予定ですが………

 

先日、語彙力テストを受けてみたところ、
そこそこの結果になりました↓

 

TOEICの語彙力テスト結果

 

こーゆーテスト結果って、
受けるたびに評価が変わったりするので、
僕も基本あまりアテにしてないんですが、

 

定期的にテストを受けてみることで、
モチベーションの上昇につながるので、
僕も頻繁に受けてたりします。

 

 

今後はTOEIC S&W test に関しても、
スピーキング、ライティング共に
満点近くまで押し上げるつもりです。

 

あなたも英会話に興味があれば、
ぜひ何かしらのテストを受けた後に、
戦略を練ってみて下さいね。

 

 

それでは今回はこのへんで!

 

 

Masapon