大学生は、時間があるけど、
お金がない。
社会人は、お金はあるけど、
時間がない。
小学生~高校生は、
お金も時間も、両方ない。
この問題、
「今すぐ解決してくれ」と言われても、
そう簡単にはできないんでございます。
社会人の時間の特徴
僕が高校生の頃は、
部活も勉強もろくにしていなかったので、
近所のマックで空き時間にバイトして、
わずか時給730円で、
平日の夜と休日の昼間は
ひたすらコキ使われていました。
プライベートはダラダラのグダグダで、
寝てばかりの日々を送っていました。
…で、その反動なのか知りませんが
浪人生・大学生以降になると、
今度はひたすら勉強に打ち込んでました。
朝は7時半に家を出て、
夜は23時半に帰宅みたいな生活は
割と日常茶飯事で、
早く学校が終わった日には、
都心で開催されるセミナーに参加したりと、
“意識高い系”な日々を過ごしていました。
まあ自分の”やりたいこと”をやってたので、
ストレスはほぼ無かったんですけどね…。
(でもそれなりにはあったのかな?)
で、今はまあ一応大学も卒業して、
名ばかり”社会人”になったわけですけど。
やっぱり周囲の方々と比べて、
温度差を実感しますね。
僕は自由業(フリーランス)扱いなので
どっかの会社に属してうんたら、
というのは基本的にないんですが、
オフィスで働く社会人の方々、
職種は色々と分岐していますけど、
たいてい、皆忙しくしてます。
いやもう、それこそ、
毎晩深夜0時以降帰宅とか、
1日の睡眠が2時間とか。
人によっては土日も出勤だったり、
管理職になっても手取りが据え置きで
仕事量ばかりが増えていったり。
こないだ、とある事情で
友人の一人と会ったんですけど、
「オレ今年死んじゃうかも・・・」
とか言ってたんですよね。普通に。
今日も残業、明日も残業、
休日はひたすらぐっすり寝るけど、
月曜日は決まって鬱。
通勤電車は常に満員の時間帯。
空いた席に座れるかどうかや、
自分の隣が綺麗なお姉さんかどうか、
(※要するに人畜無害かどうか)
そういった要素って
社会人の方々にとっては、
極めて大事なんですね。
口の臭い奴、マナーの悪い奴も
電車内にはたくさんいるので、
人間的にまともな人は損をします。
無言で強引に押しのけられたり、
席で足を組む人にスペースを奪われたりと、
優しくて良識のある方々ほど、
電車では、無駄なストレスを溜め込むのです。
それだけならまだしも、
社員は会社に財布を握られている、
という弱みがあるので、
“自分が悪いことをしていなくとも
色んな理不尽に耐えねばならない”
という試練が待ち受けています。
上司によって言うことが違っていたり、
準備もしてないのに急な指示が飛んできたり、
生産性ゼロの書類作成や会議が
無駄に繰り返されていたり、、、
プライベートを侵食されたり、
飲み会でセクハラやパワハラを受けたり、
といったことが割と増えてきます。
(※就活生にはこういう実態が見えない)
おエライさんたちの自尊心を満たすために
思ってもない誉め言葉を浴びせたり、
やりたくもない自虐をしたり。。。
まあ要するに、
「苦労をする」ということです。
社会人の皆様は、
苦労をされているんですよね。
学生と比べると、明らかに。
学生は”やりたいこと”を優先できますが、
社会人は”やりたくないこと”であっても
時には“やらなきゃならないこと”を優先しなきゃならない。
それが、同じ「忙しい」でも
学生と社会人の忙しさの違いなんでございます。
「やりたいこと」が「できない」。
なぜなら「やりたくないこと」を
「やらなきゃいけない」から・・・。
・・・何のために?
お金のためですよね。
(他に理由ありますか?)
タイムイズマネー
で、です。
今回の本題なんですけど。
「英会話を覚えたい人」って、
老若男女問わず、いらっしゃるんですよ。
でも彼ら・彼女らは
必ずしも十分な時間とお金を
持っているとは限らないんですね。
留学したいけど、
渡航費用や学費がかかるので、
まずはお金を稼がなきゃならない、とか。
留学したいけど、
予め英会話はできるようになって
現地で困らないようにしておきたいが
なかなか勉強の時間がとれない、とか。
人が何かを学ぶうえで
絶対に外すことのできない問題……。
それが「時間とお金」です。
もう少し掘り下げるなら、
「時間とお金をどう使うか?」です。
これねぇ、、、、
本当に難しい問題なんですよ。
一筋縄ではいかないんです。
よく言われることですが、
人が英会話を身に着けるうえで
「ラクしてペラペラ!」
は、ホントーにあり得ないんですね。
何からやったら良いか分からない学生とか、
どうしても時間がとれない社会人学習者の
「心のスキ」を突く悪魔として、
これらの教材は、市場に存在します。
聞くだけでペラペラになるんなら、
日本人はとっくに全員、
英語話せるようになってるんですって 笑
業者側からすれば、
「しめしめ、カモがネギしょって歩いて来やがったぜ……」
的な存在なんです。
普段から時間がとれない人や、
サボリ癖の抜けない学生なんかは、特に。
気を付けて下さいね。
受験とか資格勉強と同じように、
英会話を本格的に身につけたければ、
ある程度、自分のリソースを
一定期間、集中的に投下する
必要があるわけです。
それも、うさんくさい教材ではなく、
本当に結果を重視した「講座」に。
「時間」と「お金」。
この2つを英会話に捧げられない人に、
国際派としての未来などありません。
これは残酷に思えるかもしれませんが、
紛れもない真実なのです。
“圧縮”すべし
時間とお金は果たして
「トレードオフ」なのでしょうか?
時間がある人にはお金がなく、
お金がある人には時間がない、
とは世間でよく言われていますが
それでも「トレードオフ状態」から
うまく脱却できる人の特徴って、
ある程度決まっています。
それが
「圧縮する」ということ。
密度の濃い時間、
そして密度の濃いお金を
本当に価値のあることだけに
集中投下するのです。
社会で「有能」と言われる人々は、
みんなコレができています。
お金がないけど、英会話をやりたい
時間がないけど、英会話をやりたい
たぶんこれ系のお悩みって、
誰もが抱いているはずなんですよ。
学生であっても、
人付き合いやバイトにやたらと忙しくて
「英会話の勉強」をしてる暇がない人。
社会人であっても、
会社に拘束時間が多めにとられてしまい、
「英会話の勉強」をしてる暇がない人。
でも、あくまで僕の経験上ですが、
時間というのは限りなく、
「圧縮」できるという特性があります。
どれほど忙しく思えても、
ヒマさえあれば英会話やってる、て人は
いずれ英語を話せるようになるのですが、
結果を早く出す人ほど、
時間をひとつの物事に
“集中投下”しています。
問題なのは、限られた時間を圧縮せずに、
ダラダラと広範囲の物事に
時間を費やしてしまうこと。。。
英字新聞を読みつつ、
英単語を覚えつつ、
podcastでリスニングをしつつ、
海外ニュースを視聴しつつ、
ハロートークでチャットしつつ、
英会話カフェに顔を出しつつ、、、、
なんてことをやっていたら、
いつまで経っても
英語を極めることは不可能です。
やるならひとつに絞ることが、
「時間のない人」には不可欠なんですね。
就活の記事でもお伝えしましたが、
たとえば「英単語」ひとつに絞って
1日20個ずつ新たに覚えれば、
わずか半年で3,600語もの語彙が増加し、
一年で7,200語もの語彙が増加します。
まあ当然、復習もあるので
必ずしも理屈通りにはいきませんが、
それでも圧倒的な語彙力強化につながるのです。
何かひとつだけでもいいから、
武器を極めることが、最強への道となります。
(いわゆるランチェスタの法則ですね。)
スピーキングならスピーキング、
リスニングならリスニング、
英単語増強なら英単語増強、という具合に。
どれか一つであっても、
超得意な分野を手に入れたなら、
それが大きな自信となります。
僕は留学に行く前、
語彙力と発音だけは強かったので、
渡航先でもそれなりに
“キャラ立ち”はしていました。
その勢いで、
「よっしゃ、スピーキング極めるぜ」
「返す刀で、リスニングも極めたるぜ」
という具合に、多角化戦略をとることが
だんだん可能となるんですね。
経営学的な意味でも、
突出して強力な武器をひとつ持った企業だけが、
その武器(技術や資源など)を生かして、
他の事業に乗り出せるのです。
何の武器もないのに、
いきなり幅広い物事に手を出す人は
確実に死にます。
現時点で何の武器もなく、
かつ時間やお金がない人は、
いきなり多角化をすると確実に潰されますよ。
どうか気を付けて下さい。
「二兎を追う者一兎も得ず」
という言葉がありますが、
まんべんなく英語力を身に着けようとすると、
結局、どれも中途半端に終わってしまい、
いずれ英語自体を諦めてしまうことになるのです。
(※最悪の結末ですね、これ……)
というわけで今回は、
とっても大事なことをお伝えしました。
めっっっちゃ久しぶりの記事更新でしたが、
読んでくれた方、ありがとうございます(^v^)
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