こんにちは、まさぽんです。
僕の経験上、英語学習の業績と
その時のモチベーションの状態とは、
明確な相関関係があります。
これから新たに英語を学び始める場合、
「どれだけ勉強にエネルギーを注げるか?」
がはじめのうちは勝負になってきます。
特に、英文法などの複雑な理論を学ぶ場合は、
学習が習慣化(最低3週間かかる)するまでは、
一定量のエネルギーを投入し続けなくてはいけません。
他にも、見知らぬ外国人と英会話をしたくて
自分から勇気を出して話しかける際には、
「よいしょ」と心の扉をこじ開けて、
前に一歩進むエネルギーが必要ですね。
その扉の「鍵」となるのがモチベーションです。
もともとのエネルギーレベルが高い人であれば、
モチベーションが常時安定しているため、
新たに英語学習を始めてもすんなり習慣化できます。
僕もエネルギーレベルが高い時に、
「よし、これをやろう」と思ったことは、
明確な目標と計画を立てたうえで、
それをそのまま実行できます。
受験、留学、資格対策勉強に始まって、
筋トレやウォーキング、ストレッチや読書など
様々なチャレンジをしてきましたが、
それらはおおむね上手く行っています。
……ただ、そんな僕であっても、
モチベーションが下がるタイミングがあるし、
想定外のトラブルで失敗することもあるので、
そういう時はおとなしくゆっくり休みます。
目標や計画、他者からの依頼を着実に遂行できる、
「ブレない自分」であり続けたいですよね。
「ブレない自分(一貫性)」を保ち続ければ、
時と共に周囲からの信頼度も高まっていくし、
狙い通りに確実な成果を出せます。
今からその基準について共有するので、
英語学習のモチベーションの安定化に
課題を感じている方は、続きをお読みください。
モチベーションの基準を数値であらわす
自分の「やる気」の状態って、
どこまで行っても主観でしかないので、
通常は数値化することはできませんが、
それをあえて数値化するとこんな感じになります。
80~100%:やる気がみなぎっている状態
60~80%:人生に生きがいを感じ、即行動できる状態
40~60%:平常運転、仕事が捗る状態
20~40%:作業興奮の力で何とか動ける状態
0~20%:鬱状態、その場から動けない
これらを上から1つずつ解説していきます。
80~100%:フロー(Frow)状態
この「80~100%」というのは、
いわゆる「フロー」とか「ゾーン」と呼ばれ、
何をやっても全てが上手く行く状態です。
野球選手が打席に立った時に口にする
「ボールが止まって見える……」
といった状態が頂点(98~100%)ですね。
普段はめったにこの状態にはなりませんが、
特殊な条件を満たした時だけ、
極度の集中力を発揮することができます。
スポーツのみならず、試験の最中や、
プレゼンの最中にもこの状態になることがあり、
たとえば登壇して英語のスピーチをする際には、
「何も考えなくても言葉が勝手に口から出てくる」
といった状態を経験します。
頭であれこれ思考する過程をすっ飛ばして、
直感的に「正解が分かる」のが特徴です。
僕がアメリカに留学していた時、
教室内でプレゼンをする機会が多かったのですが、
ある時、クラスメイトの1人がこの状態になり、
普段とは明らかに違う様子になっていました。笑
モチベーションは究極的な次元にあるため、
仕事や勉強やスポーツなどにおいて、
通常時の最大5倍の生産性を発揮します。
優れたアイディアが次々と湧いて来るので、
ブレインストーミングなどをするのも効果的です。
ちなみにやたらとテンションが高くて、
「うおおおおお!!!」
となって妙に行動力が高まっている時は、
「躁状態(うつ病の一種)」なので、
フロー状態とは区別して考えてください。
60~80%:生きがい(Ikigai)状態
フロー状態(80~100%)ほどではなくとも、
明らかにモチベーションが高く、
「今、この瞬間」に強い生きがいを感じるのが
この60~80%の状態にある人です。
何かを「やろう」と思った瞬間に、
すぐに行動を開始できるのが特徴で、
生産性としては通常時の2倍~2.5倍です。
スポーツ選手が試合前に瞑想をしたり、
独自のルーティンをして集中力を高めますが、
それが成功するとこの「生きがい状態」になります。
基本的に60%以上のモチベーションがあれば、
「気の抜けたミス」はほとんどしません。
本来の能力を発揮できるので、
冷静かつ客観的に自分の姿を眺められるし、
やる気には事欠かない状態です。
ちなみに生きがい(Ikigai)とは、
海外でも有名になった日本語の1つですが、
いわゆる「天職」を見つける際にも
有効な基準として使われています。
「自分が好きなこと」
「社会から必要とされていること」
「自分が得意なこと」
「収入を得られること」
この4つの要素をすべて満たした活動は、
「生きがい(Ikigai)」を感じる天職として、
モチベーションが無限に湧いてきます。
英語が好きで、英語が得意で、
英語を使って社会に役立つ仕事をしていて、
収入もそこそこあるといった場合、
モチベーションは尽きることがありません。
また、純粋に未来に希望を持てるようになり、
思考の中に悲観が混じらないのが特徴です。
40~60%:平常運転状態
モチベーションのレベルが
40~60%の範囲内にある場合は、
基本的に無難に仕事や勉強ができます。
ただ、特別強い思いを持って
取り組んでいるわけではないので、
気が抜けるとミスや遅刻などが生じます。
「自分がやりたくてやってる」というよりは
「仕方なく誰かにやらされている」という感じで、
義務感が先行するのが特徴ですね。
感情もあまり動かず、通常のルーティンを
淡々とこなしている状態なので、
すでに習慣化したものは大体ココに当てはまります。
英語学習を進める場合は、
できる限りこの平常運転状態のレベルで
取り組むことが望ましいです。
「特段面白さを感じているわけではないが、別に苦痛ではないので、淡々と課題をこなしている……」
といった冷静さをもって、
やるべきことに取り組めるので、
時間の経過と共に着実に成果が伸びます。
20~40%:逃げ腰マインド状態
モチベーションが40%を切ると、
目の前の課題に対して逃げ腰になります。
「できればやりたくないなぁ」
といったネガティブな感情が先行するため、
隙あらば理由をつけてサボろうとします。
誰かと遊ぶ時や、セミナーを受ける時に
事前にモチベーションが40%を切っていると、
「気が乗らないからまた今度にしよかな……」
といった発想が思い浮かぶのもこの状態です。
それでも、いったん思い切って
作業を開始すれば、作業興奮の力によって
徐々にモチベーションは上がっていき、
平常運転状態(40~60%)になります。
作業興奮が働かない場合、
集中力や注意力が抜けたままなので、
ミスや遅刻や聞き流しが頻発し、
他人に怒られることも増えます。
それでも、仕事などは
行かなければならないので、
重い心と身体を強引に動かしながら、
イヤイヤ出勤することになります。
0~20%:ウツ状態
モチベーションが20%を切っている場合、
身体はほとんど言うことを聞いてくれず、
けっこう危険な状態です。
頭脳もボーっとした不明瞭な感じで、
無気力なので手足がようやく動くくらいで、
ベッドや布団に寝転がっている場合は
そこから起き上がることができません。
いわゆるうつ病(重度)の人は、
日常生活のほとんどがこの精神状態なので、
「頑張れ!」と言っても全く頑張れません。
働き過ぎの人や、頑張り過ぎの人、
過度なストレスに晒され続けた人などが、
ある日プッツリと糸が切れたかのように
この状態に陥ることがあります。
もちろん、英語の勉強をやっても
英単語ひとつ頭に入ってこないため、
学習効率は非常に悪い状態です。
この状態に陥る前に健康管理を見直して、
できる限り40%以上を維持したい所ですが、
もしこうなったら素直に体を休めて、
半日~1日くらいゆっくり寝るしかありません。
また、それまでブラック労働などで
長期継続的なストレスを受けていた場合は、
その度合いに応じて回復も遅くなります。
うつは「まじめな人」がかかりやすい、
とよく言われていますが、
自分を犠牲にせず、健康管理を優先的に
マジメに取り組むことで、うつ病を回避できます。
今は普通に暮らせている人であっても、
最低限、週に1回はオフの日を作って、
心と体をリフレッシュした方が、
モチベーションを高め安定に保てるので、
結果的に「休んだ方が成果が出る」ことになります。
まとめ(モチベーション管理の注意点)
モチベーションは誰であっても、
多少のアップダウンがつきものです。
ちなみに僕は、
「モチベーション」という言葉と
「エネルギー」という言葉を
似たような意味で使っています。
上がったら下がるのがエネルギーなので、
あまり一度に上げ過ぎてしまうと、
2~3日くらいで挫折しやすくなります。
たとえば一時的に気分が乗って、
大量に参考書や単語集を買ったは良いけれど、
翌日になったら面倒くさくなるとか。。
僕はずっと前の英語が苦手が時期に、
そうした急激なアップダウンを伴う失敗経験を
これでもかという位やってきました。
エネルギーって、いったん急激に上昇すると、
それを下げたくなる「衝動」が生まれます。
宝くじが当たった人の末路は破産する
といった説が代表的ですが、
いきなりエネルギーが上がり過ぎると、
それを下げるための破壊衝動が生じるわけですね。
なので、エネルギーやモチベーションは
「徐々に高めていく」のが基本だと考えて下さい。
苦手な作業に取り組む時などは、
あえて「モチベーションを下げる」ことを
意図的にやってみるのも効果的です。
「モチベーションが高くなければならない」
という強迫観念にとらわれると逆効果ですが、
「別に低くても良いよね」と思えたら楽になります。
もし、一時的に大きなエネルギーをゲットしても、
それを衝動的に散財することなく、
自分の成長に繋がったり、高めてくれるものに
長期的に「投資」するのが良いと思います。
今回のお話の内容は、英語学習だけではなく
人生のいろんな場面で応用できると思うので、
なるべく意識してみると良いでしょう。
僕はコーチングも行っていますが、
自分の受講生のモチベーションの度合いは
常に60%以上に安定させるつもりでやっています。
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