こんにちは、まさぽんです。
今回は、今話題の「J-SHINE(小学校英語指導者認定協議会)」という資格について、情報をまとめてみました。
現代は小学校でも英語を教えている時代ですが、中学生とはまた異なる指導のアプローチが必要になります。
教える側の先生も、英語ができることが条件になるので、学校教師に課せられた任務は非常に大きくなっていますね。
というわけで、行ってみましょう。
▶ J-SHINE 公式ホームページ
▶ J-SHINE 公式Facebook
組織名 | 特定非営利活動法人 小学校英語指導者認定協議会(通称:J-SHINE) |
---|---|
代表者 | 高野 敬三(明海大学 副学長) |
所在地 | 〒108-0071 東京都港区白金台5丁目18-9 VORT 白金台 ANNEX201 |
お問い合わせ | support@j-shine.org (受付:土日祝日、年末年始を除く9:30-15:00) |
この記事がオススメな人
- 小学校で英語を教える仕事に就きたい人
- 学校の英語教師としてハクを付けたい人
- 子供が好きで、未来を築く仕事に取り組みたい人
=基礎講座のご案内=
J-SHINEは主に小学校で英語を教えたい人向けですが、最低でも英検2級レベルの実力を事前に持っていることが必要です。
オトナの英語初心者が英語・英会話を1から身に付けるうえで「英文法を根本から学び直すこと」は、決して避けて通れないプロセスとなります。
僕は英語力に自信のない方専門で特別なメルマガ講座↓を開講しているので、まずはこちらに登録し、英語への苦手意識を取り去ってみて下さい。
もくじ
J-SHINEとは?正式名称と歴史について
J-SHINEとは、”Japan Shogakko Instructors of English” の頭文字をとったもので、正式名称は「小学校英語指導者資格」です。
なんでShogakkoだけ日本語なんですか?(笑)
どうしても略称をSHINEにしたかったんだろうよ!光り輝く、未来を照らすイメージなんだよ!
J-shine(小学校英語指導者資格)は、小学生以下に英語を指導できると認められた人が取得できる民間資格で、小学生または小学校入学前の子どもに英語を教えることもできます。
日本の小学校での英語教育の普及・発展を支援する目的で、2003年に民間主導の非営利団体としてこの資格が創られました。
現代では小学5年生から英語科目を必須としており、中学校から始まる文法や読解を無理なくできるよう、基礎的な発音やアルファベットの読み方を重点的に指導がされています。
TESOLとの違い
J-SHINEはTESOLと違い、日本人向けに英語で英語を教えるスキルの証明となります。
TESOLは “Teaching English to Speakers of Other Languages” の略で、非英語圏の生徒向けに英語で英語を教えるスキルを保証する資格なので、J-SHINEよりもだいぶ難易度は高いと言えます。
TESOLやTEFLはオンライン英会話講師が持っていることが多いですね。
全世界を相手に英語を教えるわけだから、習得にはかなりの努力と時間が必要になるよね。
【英語講師資格まとめ】
CELTA
•英語を母国語としない全ての人に
•資格の中の最高峰TESOL
•英語を母国語としない大人に(12歳以上)TECSOL
•英語を母国語としない児童にJ-Shine
•小学校英語指導者資格
•日本国内でのみ有効英語教師を目指している方は是非!
詳しくは各自調べてみて下さい.— Sachi@NZで先生&教育 (@japanesetutorNZ) March 2, 2020
J-SHINEの取得方法と取得条件
J-SHINEの資格を取得する場合は、まず受講団体を決め、専用の講座を受講することになります。
講座に関しては本記事の後半で述べますが、アルクやイーオン、各種大学で取得できます。
講座のカリキュラムを修了した後、その団体の資格認定の手続きに従い書類などを作成したら、資格の申請書類が登録団体経由でJ-SHINE事務局に提出されます。
ただし、講座を受講修了しただけでは資格取得には至らず、次の 2 点の基準を満たしている必要があります。
- 指導時間 50 時間以上の実施経験があること。
- 英語力の目安として、英語で授業が行えること。
J-SHINEには全部で6つの資格が段階別に設けられています。
- 小学校英語準認定指導者資格
- 小学校英語指導者資格
- 小学校英語指導者+資格
- 小学校英語上級指導者資格
- 小学校英語上級指導者+資格
- 小学校英語指導者育成トレーナー資格
新規で資格を申請する際に申請できる資格は、上記の黄色マーカーの3つですね。
なるほど。最低でも指導経験が50時間以上あって、初めて正式な指導者資格の申請ができるわけですね。
50時間証明書
J-SHINEの資格を得るには、最低でも生徒を50時間以上指導した経験が必要になりますが、その条件は下記のとおりです。
- 英語を使用した指導経験であること(日本語を母語としない幼児、児童に対しての英語を使っての指導も含む)。
- 小学校の通常授業(オンラインを含む)での指導経験が 35 時間(見学の時間は含まない)以上ある場合 は、50 時間相当とみなす。
- 小学校での指導経験以外の、幼稚園・保育園、英会話スクール、学習塾、自宅教室、公民館、家庭教師などの指導経験(オンラインを含むをすべて含め、合計 50 時間以上の指導経験があること。
- 指導の対象は、満3歳から小学校6年生まで。
- 50時間の中には見学の時間を含めることを可能とする。その場合、小学校での通常授業(オンライン含む)の見学に限る。また、含められるのは 20 時間以内。
- 小学校での指導経験については 1 コマ45分の授業を 1 時間としてカウント。
- 学校で指導する際の「打合せの時間等」は指導経験に含めない。
- 対象年齢に関わらず、添削のみの指導は指導経験に含めない。
おー!じゃあ子ども向けのオンライン英会話講師として50時間アルバイトしたら、小学校の英語の先生としてデビューできるんですね!
元々教師資格を持っている人なら、週1回の授業を1年間(35コマ)やれば条件は達成される。
自分で開業すれば、もっと早く達成できるのでは?
自宅でキッズ英会話スクールを開講して、1日5人に1時間のマンツーマンレッスンを10日間提供すれば、それで達成できるね。理論上。あるいはバイリンガル系の幼稚園にボランティアで活動した合計時間でも認定されるよ。
ただし、50時間証明書には「自分の子供の子育て時間」や「近所の子供たちに無償で英会話レッスン提供」などは記入できません。
受講料の支払いを介し、プロとして英語を教えるという経験、あるいは小学校や幼稚園・保育園でのボランティア経験のみ可算できます。
申告書は以下のリンクからDLできます。※J-SHINE公式ページより引用
【50時間申告書】
・こちら【200時間証明書】
・こちら【お仕事紹介用キャリアシート】
・こちら
必要な英検・TOEICの目安
J-SHINEには無印と+(プラス)の資格がありますが、無印は英語力の証明は必要なく、子供相手に英語の本の読み聞かせや、カードを使った英語クイズなどのレッスンをしてきた実績があればOKです。
+(プラス)の資格の場合、CEFRのB2(英検準1~1級相当)以上の実力が必要になります。
資格・検定試験 | 求められるスコア・級 | 必要書類 |
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実用英語技能検定 | 準1級以上 | 合格証明書 |
TOEIC L&R,S&W | 1560以上 | 公式認定書 |
TOEFL(iBT) | 72以上 | スコアレポート |
Cambridge English | 160以上 | Certific ate Statem ent of Results |
IELTS | 5.5以上 | 成績証明書 |
TEAP | 309以上 | 成績表 |
TEAP(CBT) | 600以上 | 成績表 |
ちなみに公立中学校の英語教師の半分以上は英検準1級を持っていません。
学校教師の役割の半分は生徒指導ですからね……。科目の専門性が求められるのは主に私立ですね。
J-SHINE資格のオンライン通信講座
J-SHINEは講座(オンライン通信含む)でも取得することができ、大手の出版社や英会話スクールでも専用講座が用意されています。
お金をかけてでも、確実に必要な能力を身に付けたい!という場合は、こういった講座を検討してみるのもアリだと思います。
アルク
小学校英語指導者資格認定 アルク児童英語教師養成コース(アルク)
アルクには「児童英語教師養成コース」が用意されており、J-SHINEからも指導者養成講座として認定を受けており、一定条件を満たすと、「小学校英語指導者資格」(J-SHINE資格)の取得を目指せます。
2017年12月時点で、小学校英語指導者の資格取得者約41,000人のうち、約11,000人以上(3.7人に1人)がアルクからの資格取得者です。
子どもに英語を教えるために欠かせない「基礎力」「英語力」「実践力」の3つの力をバランスよく徹底的にトレーニングします。
はじめの2カ月で子どもに英語を教えるための理論や、児童英語教育および小学校の英語教育についての「基礎力」を習得し、その後、DVDやCD、絵本や絵カード、サンプル教材を使って、「実践力」を伸ばしていきます。
全6カ月を通して「英語力」も強化し、児童英語教師としての確かな力が身につきます。
アルクは通信講座なので、費用も85,800円(税込)とリーズナブルな点が人気で、通学制の5分の1程度のコストで済みます。
イーオン(AEON)
小学校英語指導者資格とは(AEON)
英会話で有名なAEON(イーオン)では、J-SHINEの「小学校英語指導者資格取得コース」が用意されています。
通常のレッスン + αでイーオンのセミナーに参加でき、今の日本の英語教育について学んだり、人前で話す勇気や自信、プレゼンテーション力が身に付くチャンスを選べます。
「先生になるつもりはない」という方や、イーオンの日常英会話コースを受講中の方にも人気の講座(2021年1月時点で累計24,406名が受講)だそうです。
受講した生徒さんの声の中には、「海外旅行で、自信を持って外国人に話しかけられるようになった」「学校現場で実際に活かすことができて嬉しい」「将来の教員という夢に向けて自信がついた」といった前向きなコメントがあります。
費用は月額12,375円(税込)から用意されていますが、資格取得までおおむね20万円台~40万円台程度の授業料のプランを選択する方が多いようです。
(イーオンのJ-SHINE資格取得セミナーの様子:公式Facebookより引用)
留学
J-SHINEは、国内の講座や通信講座だけでなく、海外に留学しながら取得するという手もあります。
日本で受講する場合との違いは、「短期間(6週間程度)で済む」「仕事を休んで集中して学習経験を積む」という点にメリットがあります。
また、海外の英語漬け環境で受講をするため、現地文化や英語力も育ち、英語の先生としてのハクも付く点が魅力ですね。
日本で取得できるJ-SHINEコースのほとんどは、理論と模擬授業などの実践で終了しますが、留学斡旋団体によるJ-SHINEコースでは幼稚園での実習やインターンシップも経験できます。
実際に教える経験を積む過程に授業のスキルも伸び、真の楽しさや喜びを体験することができます。
ただし、留学という形式なので、料金はそれなりに高くつきますね。
オーストラリア・シドニー
【入学金】
・$200(学生ビザ取得の方)
・$100(ETASビザ、ワーキングホリデービザ取得の方)
【教材費】
・$150
【J-SHINE申請代金】
・$90
【授業料】
・$2450(午前TECSOL+午後J-SHINEのコース)
→ 合計2,990豪ドル(約28万円)
オーストラリア・ゴールドコースト
【入学金、授業料、教材費、ボランティア手配料】
→ 合計2,250豪ドル(約21万円)
+ 資格申請料100豪ドル
オーストラリア・オークランド
【授業料】
TECSOL修了証+J-SHINE資格(5週間コース):2,700豪ドル(約26万円)
NZQA 認定TECSOL Certificate + J-SHINE資格(13週間コース):5,520豪ドル(約52万円)
24週間パッケージ(語学習得15週間、専門科目習得5週間、インターン4週間):6,995豪ドル(約66万円)
+ 入学金225豪ドル
カナダ バンクーバー
【入学金】
・$150
【授業料】
・$1385(4週間=1セッション)
【教材費】
・$100
【J-SHINE申請代金】
・$100
【教育実習手配料】
・$300
→ 合計2,035カナダドル(約22万円)
カナダ トロント
【入学金】
・$180
【授業料】
・$2965
【J-SHINE申請代金】
・$95
【教育実習手配料】
・$600(希望者のみ)
→ 合計3,840カナダドル(約41万円)
その他の手段
大手業者ではなくとも、小さな会社がJ-SHINEの講座を開講している場合があります。
たとえばカナダの会社が開発した講座を運営するTeyl-JAPAN(ティールジャパン:株式会社エドベック)の場合、平均学習時間が60時間、費用は税込88,000円(教材費なし)のオンライン講座を運営していました。
ただし、こちらの団体は、2021年9月をもって、新規受講や受講資料請求を当面停止しているようです。
まとめ
今回は、小学校で英語を教えたい人向けの資格「J-SHINE」の詳細について、正式名称や取得方法、通信講座を紹介しました。
公立小学校では2020年度から外国語活動・外国語科が必修化し、小学生向けに英語を教える教師が不足しています。
J-SHINE資格は国家資格ではなく、この資格がないと小学校で英語の指導ができないわけではありませんが、資格を取得することで、質の高い指導者としてJ-SHINEのデータベースに登録されるため、小学校で教えられるだけでなく、日本全国規模の「児童英語教師」の資格として今後さらに大きく評価されていくものとして期待されています。
子供の教育費って無限に膨れ上がりますよね?一般のサラリーマン世帯では多くても2人が限度ではないですか。
そうなると、合計特殊出生率が人口の維持に必要な2.1を切ってしまうから人口は減り続けるし、団塊世代がご臨終となる2054年までは高齢化は進む一方なのだ。
中国の一人っ子政策みたいに、1人の子に全てを託すような教育になりそうですね。
ほかに選択肢がない状況だと、必然的に過保護・過干渉になりがち。未来の世代は秀才か廃人かに大きく二分されることだろう……。
英語を本気で習得したいなら
ちなみに僕は普段、英語初心者向けに、「どうすれば基礎から “確実に” 英語を習得できるのか?」といったテーマで情報を発信しています。
特に、中学英語に挫折した方や、昔は英語が得意だったけれど今はほとんど知識がスッポ抜けてしまったという方向けに「英文法」の学び方について基礎から徹底的に洗い出しています。
お子さんがいきなり英語を学び始めると、講師の言ってることが分からなかったり、何を喋れば良いか頭が混乱したりしますが、そんな時でも「頼れる親」「なんでも質問できる親」の存在がいると、子どもが安心して英語を学び、確実に英語が得意な側へと回ることができます。
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では、最後までお読みいただき、ありがとうございました。