どうもこんにちは、まさぽんです。
「最近流行りの英語コーチングって実際どうなん?」という疑問に、今回はお答えしたいと思います。
「英語コーチは不足している」と言われていますが、実際のところは「有能な英語コーチ」が不足してるだけで、個人(フリーランス / 業務委託)でやってる人は山のようにいます。
最低限の基準をクリアすれば、誰でもなれるのがコーチなのです。
そんなわけで今回は「良い英語コーチの見分け方」について、僕自身の経験や調査した情報を元に、あなたにお伝えします。
この記事がオススメな人
- 英語コーチングを受けようか迷っている人
- 英語コーチングを受けたが効果が感じられなかった人
- 英語コーチという存在自体を怪しいと思っているが、実際に高い成果を出している人もいるので、「やっぱりコーチを雇った方がいいのかも……でも失敗したらヤダな……」という葛藤を抱いている人
もくじ
英語コーチングは受けても意味ない?
この記事を読んでいるあなたは、英語コーチについてはすでに色々と調べているはずです。
一般的なイメージとしては、「Zoomで勉強の仕方をチェックしてもらえるサービスでしょ?」みたいな感じですよね。
実際の英語コーチングを受ける効果は、こういったものです。
◆ 勉強のモチベーションアップに繋がる
◆ 誰かに見守ってもらえる安心感がある
◆ 英語学習で分からない点を質問できる
◆ 目標達成までの道のりを短縮できる
◆ 英検やTOEIC取得に役立つ
上記のメリットが英語コーチングにはあります。
僕自身が過去に受けた英語コーチは1ヶ月で約18万円でしたが、そのおかげでモチベーションが爆発的に上がり、英検1級の取得にもつながりました。
しかし世の中のコーチングサービスの中には、逆に「コーチからの言葉で学習意欲が低下した」とか「目標にそぐわない勉強手段を押し付けられた」といった被害者の声もあったりします。
コーチは質がピンキリですから……。
料金もピンキリだね。高いのだと100万円のやつもあるし、安いのは5万円とか。
そんなに差があるんですか!?
スポーツのコーチと一緒よ。オリンピック選手のコーチと、子どもサッカークラブのコーチとでは中身が全然違うから、それに応じてギャラも変わる。
質の高いコーチもいれば、質の低いコーチもいるので、運悪く後者に当たってしまうと、モチベーションも上がらず、まったく効果の出ない勉強法を続けてお金だけを取られるハメになります💦
そもそも英語学習に失敗する人の特徴
「お金を払ってるのに、効果がないなんてひどい!!」
って思った方もいるかもしれません。
が、中にはそもそも「英語の勉強自体に向いていない人」もいるのは事実。
どれだけ先生やコーチが優秀だとしても、学習姿勢に問題があると、伸びるものも伸びなくなります。
極端な話、世界ナンバーワンのコーチが日本人に英語を教えるとして、その人がまったく勉強をしなかったら、英語力は上がりません。
この記事を読んでいる人は当てはまらないと思いますが、念のため、以下の5つの項目に自分が当てはまっていないかを確認してください。
②:英文法や英単語を暗記せずに英語を習得できると思っている
③:私が伸びないのはどう考えても講師が悪いという「他責思考」
④:1日のどこかで勉強時間を確保するための「工夫」をしない
⑤:「こんな私でも英語を習得できますか?」という消極的な姿勢
⑤のセリフはよく聞きますが、なんでダメなんでしょう?
勉強というのは、自分を変えていく作業の連続だから。「こんな私」の現状のままで、結果だけは欲しいなんて都合良くはいかないよね。
上記の5つに共通しているのは、すべて「積極性が足りていない」ことです。
語学は本来、真剣にやればやるほど楽しくなるので、やるなら積極的に自ら勉強する姿勢を持っている人の方がずっと伸びやすいわけです。
なので、最低でも上記の5つには当てはまっていないことを大前提としたうえで、英語コーチの良し悪しを語っていきます。
デメリットしかない英語コーチの特徴
先ほど「英語コーチの質はピンキリ」とお伝えしましたが、有能なコーチは上手に生徒(クライアント)を引き上げてくれます。
しかし、「肩書きだけは立派だけれど、実力は素人同然……」というコーチもいます。
事前に見分けるのはかなり難しいと思うので、あらかじめ「受けてもほとんど意味がないコーチングの特徴」を、以下に示しておきました。
◆ 生徒の立場になって考えようとしない
◆ 一方的かつ主観的な意見を押し付けてくる
◆ 妙な上から目線・高圧的な態度・雑なアドバイス
◆ 直感的に「なんかこいつヤバいな」と思える
つまり一言で表すと?
「相手視点でモノを考えない」に尽きるね。
そもそもコーチ(coach)には、「馬車」という意味があります。
コーチ自身が運転手になるのではなく、クライアントの行きたい方向を後ろから支援するのが、本来のコーチの役割なわけです。
なので厳しいことを言えば、「人の話をロクに聞かない」「共感能力に乏しい」人は、その時点でコーチ失格なんですよね。
「英語コーチ」という仕事は、個人で独立している人もいますが、アルバイトや業務委託、フリーランスでやる人も多いです。
英語力さえそこそこ高ければ、教える能力が素人同然でも、コーチやコンサルタントになれてしまうのです。
また、肝心の英語力を示すものがずっと昔に受けたTOEICスコアだったりして、今ではほとんど英語を使っていない……という人もいます。
さすがに酷いですね。TOEICの有効期限って確か2年しかもたないはずですけど。
履歴書に書いてもOKなのが2年以内の点数だと言われている。
ということは、10年前に受けたTOEICが900点台でも、今では意味がないということですか?
英語は学び続けないと落ちるから。10年間まったく英語を使わなかったら、今では4-500点台とかフツーにあり得ると思う。
本来の英語コーチとは、顧客視点に寄り添い、その人の人生を良くするために一緒に寄り添いながらゴールを目指せる人であるべきです。
誰よりもクライアントのことを理解し、誰よりもクライアントの言葉に耳を傾け、誰よりもクライアントの成功を喜べる人こそが、コーチに向いています。
しかし、中にはお金儲けのことしか考えておらず、クライアントを「数字」としか見ない悪質なコーチもいるのは事実。
自分の分かりやすい実績(TOEICスコア●●点アップ等)に繋がりそうな顧客は優遇し、そうでない顧客には露骨にテキトーで雑な対応をするようなコーチは、ハッキリ言ってただのヤバい人ですので、絶対に選んではいけません。
受験予備校と同じですねw
そーそー。何もしなくても志望校に受かりそうな生徒は手厚くゴマ擦るけど、勉強がそもそもニガテなタイプは放置したり蔑ろにしたりするんよ……。それじゃ予備校の存在意義がないだろって言いたくなる。
ちょっと言葉が荒くなりましましたが、実際にそういう「ヤバいコーチ」もいるのは事実です。
ちなみにクライアントのことを真摯に考えていないコーチは、自分に自信がないので、相手を支配するために「根拠の薄い断定的な口調」を使うことが多いです。
「必ず」「絶対」「間違いなく」「言うまでもなく」「当然」といったキーワードが目立ってきたら、要注意だと言えるでしょう。
他に見分けるポイントとしては、クライアントの勉強姿勢にやたらと細かい干渉や批判をしてセルフイメージを下げてきたり、クライアントが過去に言ったことを覚えていなかったり、アドバイスの内容に矛盾があったりするのも、自分に自信がないコーチの特徴なので、避けた方が良いと思います。
まあ要するに、無能なコーチって、基本姿勢がいい加減なんですよね。
本当に信頼できるコーチなら、相手の話をちゃんと覚えているし、勉強法はきちんと根拠をもって教えてくれるし、意見の押しつけではなく、さりげなく相手に気付かせるアプローチをとります。
この「相手に気付かせる」コーチングができる人は、本当に有能なタイプですが、滅多に見つかりません。
最低限、コーチを見極める上で重要なことは「傾聴」の姿勢を持っているかどうかだと僕は考えています。
コーチングを受けているクライアントが「なんかこの人には思ったことを言いづらい」と感じてしまうのを避けるために、「何でも聞いて下さいね」「今の●●は〇〇している感じですか?」といったように、”聞く側” に回るコーチは、比較的優秀なタイプであることが多いです。
「私の人生を、私以上に真剣に考えてくれる」とあなたが感じるコーチであれば、本来のコーチの役割を果たしていると言えるでしょう。
ただしもちろん、こういった質の良いコーチに巡り合うには、先に述べたような「積極性を備えている」ことが前提です。
ではなぜ、質の悪いコーチが生まれてしまうのでしょうか?今からそのメカニズムについて僕なりの見解を述べていきます。
金と時間を無駄にする英語コーチ養成講座
英語コーチは「個人事業主」として職業にする人も多いです。
過去に英語が得意で、TOEICや英検のハイスコアを持っていたり、海外留学経験があったりする人は、今勤めている会社を脱サラし、新たに英語を使ったキャリアを進もうと決意することがあります。
でも英語を使った仕事というのは、そう簡単に見つかるものではありません。
通訳や翻訳にはハイレベルな英語力と専門性が求められるし、海外企業への転職には英語力とそれまでの仕事の実績が問われます。
なので、これまでの人生で「語学以外に特にコレといった専門性がない」場合、必然的に「英語を教える」ことを仕事に選ぶようになります。
ただ、オンライン英会話の求人などを見ても、在宅で時給950~1100円の給料なので、生涯の仕事にするには微妙だし、副業としてもお小遣い稼ぎ程度にしかなりません。
「もっと全力で人生を賭けられる英語の仕事はないのか!?」
そういう人々の需要をくみ取り、最近では「英語コーチ養成講座」なるものが色々と出てきました。
数万円~数十万円(百万円以上の講座も)くらいの金額を出して講座を受ければ、認定証や修了証がもらえて、誰でも英語コーチという肩書を名乗れるシステムです。
FPや税理士などの国家資格とは違い、あくまで民間団体で作っている「英語コーチ」という肩書なので、必ずしも実力に信憑性が保証されるとは限りませんが、これ系の講座に惹かれる「英語がそこそこできる人達」は山のようにいるようです。
実際、これ系の講座を受けて晴れてコーチになる人は一定数いますが、単に卒業しただけでは最低限のコーチングのノウハウを持っているだけなので、実践でもコーチングが上手くできるとは限りません。
センスのある人なら、講座を卒業した後すぐにお客さんが集まりますが、多くの人は集客面で苦労しているパターンが多いようです。
僕もとあるコミュニティで、コーチング養成講座を受けた女性と話をしましたが、集客としてはAmebloで記事を量産するだけで、講座の内容自体はぶっちゃけ微妙と語っていました。笑
コーチングと言っても、個人ビジネスなので、元々のエネルギーが強い人でなければ、独立してもそう簡単には上手くいかないんですよね。
ひどい講座の一例で「教えるためのテンプレートをご用意しましたので、誰でもすぐに教えられます」っていうのがあります。
そういう英語コーチ、トレーナーに申し込んだ生徒さんは気の毒だわ。
誰かの大切な時間とお金を無駄にしないで欲しい。— 河野木綿子 英語が変われば仕事も変る英語パーソナルトレーナー (@EigoTrainerKono) June 8, 2021
「翻訳」「英会話」「英語コーチ養成」
講座にはまっとうなものととそうでないものがあります。少しの努力で夢のような結果が得られると謳う高額講座は基本、怪しいです。学ぶことは人生を豊かにしますが、それだけで人生がひっくり返るようなことはありませんのでご注意。
— 渡邉ユカリ Yukari Watanabe (@yukaringlish) October 1, 2020
英語コーチ養成講座の勧誘で、
英語コーチになるのに英語力は要らないし、貴女が英検1級頑張るのは意味ないです!って言われて
???って思った😇— kaka (@kaka25237900) May 1, 2022
英語習得で失敗したことは数知れず。1番痛手だったのが個人の英語コーチ。焦りに駆られた私の判断ミスだ。学習計画変わりまくり、コーチスキル疑問、プロフィールが誇張されすぎ。英語コーチを育てる学校の卒業生らしく、そんな学校あるなんて、何でも商売だな。当時、長文に修正されたCVを修正中😭
— kiringo (@kiringo12) November 15, 2020
トライズが高杉てびっくりしてる。
独身貴族か、金と権力を有するエグゼクティブ(上場役員クラス)しか申し込めないじゃないか。
まぁ、あの料金にして給料上げないと一流英語コーチも集まらないよな。
(3ヶ月で10万円の英語コーチング頼んで失敗した経験有😅)なおトライズ批判はしてません。
— ユウタ🍔 (@KAYU44216586) August 23, 2022
何日か前、ですが。領事館からのお知らせメール。最近は本当にインフレがすごいので、やはり詐欺だとかが増えますね🥲自分で起業する系の詐欺や、中身のないような英語コーチ養成講座だとかにも、お気をつけください。 pic.twitter.com/ZSrrQ0qmSD
— ミツイ🇺🇸英語、教育、日常、旅 (@MitsuiConnect) July 1, 2022
コーチ養成講座は基本ヤバイと考えてOKですかね。
講座を受けること自体は悪いことではないよ。ただ、コーチングのフォーミュラを教わっても、それを上手く使いこなせるとは限らない。中には教え方のテンプレートやマニュアルに固執して、不自然な「押しつけ型」のコーチングをやっちゃう人もいる。
質の低い人をコーチにしてしまう生徒は悲惨ですね……。
まあ本人の学習姿勢に問題があるパターンもあるから、一概には言えないけどね。
まとめ
以上、英語コーチングの見分け方について生々しく解説してみました。
本当に質の良い英語コーチは、数が限られているので、出会えたらラッキーだと思った方が良いかもしれません。
英語コーチを受ける側も、英語コーチをする側も、まともな感性があれば「いやこれはおかしいかな……」ってどこかで気付くものですが、感性が鈍っていたり、ラクして成果を得ようとする心があると、そのままヤバイ点に気付けないので、一方的にカモられてしまいます。
大事なのは、積極的に成長の努力を楽しむマインドなんですよね。
自ら「英語を頑張ろう!」と強く願えば、必然的に質の良いコーチを引き寄せることができます。
今回示した見分け方は、あくまで一例ですので、リアルなところは実際にコーチングを受けてみるのが一番だと思います。
特に英語初級者の方は、単語と文法の知識を頭に入れればTOEIC600くらいは割とすぐに取れるので、コーチングにこだわらず、知識を丁寧に教えてくれる人を選んだ方が確実だと思います。
英語初級者は「文法パッケージ」から学ぼう
ちなみに僕も英語初心者さん向けに、「どうすれば基礎から英語をマスターして豊かな人生を送れるのか?」といったテーマで情報を発信しています。
オンライン上で中学生~80代まで幅広い年齢層の方に英語を基礎からみっちりと教えていますが、みなさん高いやる気で勉強して下さっています。
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僕自身も「英文法」を軸とした教え方をしていますが、学習のモチベーションアップや海外の実態など、人生全般で役立つ情報も発信しています。
ということで、これから英語を真剣に身に付けてみたい方は、ぜひ一緒に頑張りましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。