どうもこんにちは。
英会話の伝道師・まさぽんです。
僕は普段、英語の知識を語る時は
なるべく実践的に使えるように
伝え方を工夫しているのですが、
今回お伝えするのは、その中でも
「草」という表現についてです。
ちなみにこの「草」というのは、
現代では誰もが使用するスラングであり、
「面白い」という意味で使われます。
ワロタ → w → 草
という変遷を辿っているのですが、
まさに古来から続く日本語の奥深さと柔軟さを
代表するかのような表現ですね。
ちなみに、人によっては、
「草草草の草」だとか、
「大草原」などと言うこともあります。
これはすなわち、
「wwwwwwwwwwww」
という文字の状態があたかも、
雑草が生え散らかしたような状態を
指し示している、ということです。
そんな皆が大好きな「草」ですが、
いったいこの言葉を、英語でどう言えば
正しくニュアンス伝えられるかについて
今回はマジメに語っていきましょう。
俗語表現の「草」に近いのは?
さて、現代の日本人が使う
「草」のニュアンスを英語に訳すと、
もっとも近いニュアンスとしては・・・
言わずと知れた、
“LOL”(Laughing Out Loud)
が選ばれるでしょうね。
大声で笑い飛ばすといったニュアンスなので、
日本語の「草」とはちょっと違いますが、
今のところは、これしかありません。
日本語で言うところの
「草草草草草」とか、
「wwwww」などは、
英語圏での
“lololololololololololol”
に当たります。
“laugh out loud” が重なる様子を表しますが、
これは実際に画面の向こうの人が
腹を抱えて大爆笑している訳ではありません。
“LOL” に込められた別の意味として、
“Lots of Laugh(たくさんの笑い)”
というものもあるので、
必ずしも大声で笑い飛ばすとは限らないし、
むしろ真顔で打ち込んでいる場合が多いです。
そのあたりは、外国人とは言っても、
日本人と同じ感性を持っているのです。
なんかの掲示板や、Twitterに
「くっそわろたwwww」
とか書きこんでいる人がいても、
実際はこんなもんでしょう👇
◆ 顔文字と絵文字の世界進出
ほかにも、日本人の感情表現には、
m9(^Д^)プギャー
などの顔文字も色々とありますが、
海外の顔文字って、
見ててもあんまり面白くないというか、
表情に変化が乏しいものが多いです。
たとえばこんな感じ・・・👇
:- ) ←笑っている人
;-) ←ウインクしている人
8-) ←眼鏡をかけている人
これ、顔を横に向けなければ、
どんな表情かも読み取りづらいので、
そのあたりは日本製が有利だと思われます。
実際、日本の顔文字や絵文字は、
だいぶ前にグローバル進出がなされており、
世界中で “emoji” の単語が使用されるなど、
愛好家が続出しています。
なので、実際にチャットなどで
「草」を表現したいのであれば、
絵文字や顔文字が最も現実的でしょう。
「草」を使った俗語表現
( ・ω・)
○={=}〇,
|:::::::::\, ‘, ´
.wwし w`(.@)wwww
👆上記のアスキーアートは
草刈りをしている人の様子ですが・・・
実際、日本人の中には
「草生えるwww」みたいな表現を
好んで使う人も時々います。
それと同様に、外国人の中にも
ネットスラングじみた言葉を
チャットやコメントで使う人は多いです。
たとえば先ほど紹介した
“LOL” という表現ですが・・・
実はこれ以外にも、
「わろた」を表現する言葉は
まだまだたくさんあります!
あえて紹介するなら、
まあこういったモノがありますね。
- LML (Laughing Mad Loud )
- LOLZ (LOLの複数形)
- LMLZ (LMLの複数形)
- LMAO (Laughing My Ass Off)
- LMFAO (Laughing My Fucking Ass Off)
- ROFL (Rolling On the Floor Laughing)
- ROFLMAO (ROFL × LMAOのコラボ型)
- ROFLCOPTER (ROFLのヘリコプター型)
- haha (使用頻度高:笑い声を表す)
- hehe (使用頻度中:笑い声を表す)
- bwahaha (使用頻度低:豪快な笑いを表す)
- mwahaha (使用頻度低:悪どい笑いを表す)
- PMSL (p*ssing Myself Laughing:だいぶ下品)
いろいろとツッコミ所は満載ですが、
とりあえず細かいことは置いときましょう。
ちなみに “lol” という言葉は、
“I lol’ed so hard” みたいな感じで、
動詞としても使えることが確認されています。
ただ、上記のうちほとんどは使わないので、
現実的に僕らが使えそうなスラングは、
“haha” か “lol” の2択に絞られそうですね。
しかし、僕の過去の経験上、
チャットやメールにおける “haha” は、
なんとなく使いづらいです。
日本語の「wwwww」みたいに、
何度も何度も使おうとすると、
ものすごく不自然な感じがします。
たとえば、次の例文をご覧ください。
ちょっと待ってww
いま電車の中でマック食べてる女子高生に、
外国人が立ち上がって話しかけたんだけどwwてっきり注意すんのかなーって思ってたら、
「お腹空いてるんだ、売ってくれない?」
とかおもむろに千円札出して交渉し始めたwwwちなみにその人私の親戚なんだけど、
周りの皆もあまりの意外な展開に、
立ち上がって拍手してるwwやばいwww
もしもこの文章を強引に英訳し、
「w」の部分をすべて「haha」に変えたら、
こんな感じになります👇
Hey wait for a minutes, haha
A man who’ve just stood up on the train talked to
Japanese schoolgirls eating Mcdonald’s, hahahaHe started to negotiate them to sell him the foods,
pretending that he is now very hungry, haha
He tried to pull out 1,000 JPY of his wallet. hahaPeople around him suddenly began clapping, haha
They were astonished by the impressive situation.
FYI he’s my relative. OMG, hahahaha
・・・って感じで、
ちょっと「しつこい」んですよね。
日本語の「w」の場合は、
日本語と英語がブレンドされてる感があって
良い感じにバランスが取れていますが、
英語圏における “haha” や “hehe” は、
すべてがローマ字表記になってしまうので、
なんとなく読みにくさを感じます。
なので、結局のところ、
僕らの異文化交流を最も円滑にしてくれるのは、
「顔文字」か「emoji😉」だと言えるでしょう。
こんな風に、日本の文化には、
世界の文化を取り込み吸収しつつ、
それを加工してまた世界に放出する
という特殊な役割があるのです。
その姿はあたかも「心臓」のごとく、
すべての世界を繋げてしまうかのような
面白い存在感を放っているんですね・・・。
真面目な意味での「草」
ちなみにネットスラングではない、
真面目な「草」に関する英単語は、
次のように表すことができます。
除草剤 :weed killer / weedicide
草刈機 :mower
芝生 :grass / lawn
牧草 :pasture
薬草 :(medicinal) herb
雑草 :weed
草原 :grassy plain
大麻 :cannabis / marijuana / hemp
植物 :plant
花 :flower
果実 :fruit
果肉 :flesh
根 :root
葉 :leaf
茎 :stem / stalk
草を刈る :cut grass / trim grass / mow grass
草を抜く :pull up weeds
草むしり :weeding
草が生える:grass grows / weed grows
僕の勉強も兼ねて書いてみましたが、
だいたいこのくらいを押さえておけば、
十分に日常で活用できるでしょう!
余裕がある勉強熱心な方は、
覚えてみて下さいね。
「草」を使う人を見たことがない件
ちなみにこの記事の著者であるまさぽんは、
いまだかつて、リアルで「草」という
ネットスラングを使う人を見たことがありません。
それくらい、ネットとリアルとは
明確に区別しているという意識を持つ人が
世の中には多いのでしょう。
僕もメルマガを運営していますが、
ぶっちゃけ、僕のリアルの人格と
僕が書く文章とでは、かなり印象が異なるように感じるかもしれません。
僕自身、あまり意識していないのですが、
実際にオンラインとオフラインとでは、
気付かぬ所で区別しているようですね。
この他にも、ネットスラング関連では
別の記事を書いていたりするので、
興味が湧いたら、読んでみてください!
◆ 「川で溺れ死ぬボーちゃん」の英語訳が微妙…
◆ 「このハゲー!」を英語で言うと?
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