どーも!英語大好きマンこと、まさぽんです。
今回は英単語の “mean(ミーン)“ が持つ
数多くの意味合いを教えちゃいます。
動詞として使えば「~を意味する」だし、
形容詞として使えば「いじわる」になる、
そんな幅広い可能性を持つ “mean” ですが、
ここらでいったんマスターしておきましょう。
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もくじ
mean(ミーン)が持つ3つの意味
一般的に、英語でミーン(mean)という時は
十中八九が「~を意味する」で使われています。
たとえばこんな使い方ですね。
(これは何を意味しているの?)
this が mean するものは何か(what)?
と尋ねているので、答え方としては
(コレは~を意味しているんだよ)
といったモノが代表例となります。
meanの後に “s” がついているのは、主語がIでもYouでもないからですね! そう。いわゆる「三人称単数形(サンタンゲン)のs」というやつだ。 なんだか三元豚(さんげんとん)みたいですね!
というわけで、ほとんどの場合、
meanは「~を意味する」として使われます。
が、他にもmeanが持つ意味があり、
その1つが「形容詞のmean」ですね。
これは「卑しい」とか「意地悪な」
という意味合いがあり、
たとえばこんな例文で使われます。
(うちの姑は私に対してすごくいじわるだ。)
ちょっと例文がリアル過ぎませんか? リアルだからこそ例文の価値があるんじゃないか!
ってことで、ここまでが
meanの2つの意味です。
残り1つは何かというと……
実は「平均」という意味でも使われます。
ただしこれは、だいぶ学術的な用語なので、
主に統計学などでしか使われません。
“root mean square(二乗平均平方根)”
など、難しい単語に含まれるので、
一部の人以外はまず使わない単語ですねw
一般的な「平均」を英語で表現するなら、
“average(アベレージ)”
を使っておいた方が良いでしょう。
mean(ミーン)の語源を調べてみる
うーむ、なぜ同じ “mean” という単語なのに、ここまで違う意味合いが含まれるのでしょうね? それはmeanの語源を見れば分かりますね。
meanはmedium「媒介、中間」と同じ語源から派生し、形容詞としての「平均の」という意味や名詞として「媒介」という意味をもっています。また形容詞のmeanはcommon「平凡な」と同じ語源から派生し、「平凡な」→「どこにでもある」→「重要でない」→「劣った」→「卑しい」といった風に悪い意味に転じました。
だそうです。
つまり、元々のmeanは
“medium(中間)” という単語から
いろんな意味が派生しているわけです。
なぜmeanが「いじわる」というのかも、
元は “meien(中間の)” という語源から
生じているんですね。
なるほどですね!でもこれだと、「~を意味する」のmeanの説明ができません! 実は、meanの語源は複数あるんやで。
「~を意味する」のmeanは、
「卑しい」や「平均」とはまた別に、
“menen” という語源から生じています。
この “menen(メーネン)“ は
ラテン語で「意味する」という意味ですが、
動詞のmeanはそれが変形したわけですね。
他にも、動詞 “moan(モーン)” も
動詞のmeanと同じ語源を持っていて、
こっちは「うめき声を出す」「愚痴を言う」
といった意味になります。
(うちの夫は昨日、1日中愚痴を言っていた。)
おぉ~!ようやく謎が解けました!!
ミーン(mean)を使った色々なフレーズ&例文
それではここからは、
具体的に “mean” を使ったフレーズを
各種の例文を通じてみていきましょう。
これらのうち、どれか1つでも
自力で覚えて使いこなせるようになったら、
英語がデキる実感が高まりますよ🤗
I mean it. の意味
まずは定番の “I mean it.” ですね。
読み方は「アイ ミーン イット」で、
速く読むと「アイミーニッ」になります。
mean が動詞として使われているので、
直訳すると「私がそれを意味する」ですが、
こなれた訳で考えるとしたら、
「ホントだよ!」となります。
「私は本気で言ってるんだ」
という意味にもなりますが、
要は自分が過去に言ったことに対して、
強調したい気持ちを込めているってことです。
会話例としては、こんな感じですね。
A: You’re really handsome.
(キミ、めちゃくちゃハンサムだよね)
B: No shit.
(嘘つけって)
A: No, no. I really mean it!
(いやいや、マジで言ってるんだよ)
I mean… の意味(スラング)
I mean it. と似ていますが、
これは “I mean…(ええっと……)”
って感じで使うので、かなり意味は異なります。
スラングっぽい意味合いが含まれていて、
言葉に詰まった時や、
なんて言ったらいいか分からない時に使えます。
“I mean…” とか “You know…” とか、
あるいは “Let me see…” と言えば、
相手がこっちの言葉を待ってくれます。
上記はすべて「えっと……」という意味で、
とても便利な表現なので、
初心者のうちはどんどん使うと良いでしょう。
英語圏では、無言で「……。」と押し黙っている時間があると、「この人は何もしゃべりたくないんだな🤷♂️」とみなされます。なにかしら「あー」とか「うー」とか声に出して、「自分は言いたいことがあるけど、どう言えばいいかわかんないだけだからちょっと待って!」という意思表明をすることがけっこう大事です👍
Do you mean~? / Did you mean~? の意味
これもよく使われますが、
相手の言った言葉の意味合いを
確認したい時に使われる便利表現です。
まだ英会話力が高くない時って、
相手の言った言葉が聞き取れなかったりで、
イマイチ自分の理解に確信が持てませんよね。
そんなときに、意味の確認で
「つまりこういうことですか?」
と、相手に尋ねる形で使えます。
Do you mean ~? は
「あなたの言うのは~という意味ですか?」
Did you mean ~? は
「あなたの言ったのは~という意味ですか?」
と、doとdidで時制が変わります。
(didはdoの過去形ですね♪)
Do you mean that I should pay for everyone here?
(つまり、オレがここにいる全員に奢れってこと?)
Did you mean that she betrayed me?
(つまり、彼女はオレを裏切ったってこと?)
といった感じで、
だいたいmeanの後には「that節」が来ます。
また、文頭のdoをdon’tに変えると、
「まさか~って意味じゃないよね?」
と、do you mean の逆の意味合いを出せます。
(まさかお前、オレの車ぶっ壊したんじゃないよな!?)
What do you mean? / What does it mean?の意味
この “What do you mean?” や
“What does it mean?” は、
疑問詞whatがついた疑問文ですね。
Do you mean~? と違うのは、
具体的に相手が何を言いたいのかが
分かっていない時に使います。
What do you mean? は直訳だと
「あなたは何を意味していますか?」
ですが、これをもうちょっとこなれさせると
「どういう意味?」という確認の意味合いで使えます。
「つまりどういうことだってばよ?」
と言いたかったら、コレ使ってればいいです。
👩 I most like you.
(キミのことはけっこう好きよ。)
👦 Oh, What do you mean?
(ん?どういう意味だい?)
かのジャスティンビーバーも、
“What do you mean?”
という楽曲を出していますが、
そのPV(プロモーションビデオ)が
ちょっと怪しげな感じ。
また、“What does it mean?” にすると、
主語がyouではなくitになるので、
「それは何を意味しているの?」となります。
これは、“what does that mean” でも
だいたい同じような意味ですね。
(itがthatに変わっただけです)
👦 I hoped to enjoy your birthday party.
(キミの誕生日会、楽しみたかったな。)
👩 What does it mean?
(それってどういう意味?)
I know what you mean./ you know what I mean. の意味
次は、疑問詞whatを使った間接疑問文ですね。
(あるいは関係副詞とも言う)
これは中学英文法の中でも、
ちょっと複雑なやつですが、
例文をひとつくらい覚えておくと
スッと頭に入ってくるでしょう。
I know what you mean. の
“what you mean” は「あなたの意味すること」
という意味合いで、それを私が知っている、
という構造になっています。
まとめると、
I know what you mean.
=「私はあなたの意図を知ってるよ」
ってことですね。
また、主語を入れ替えてyouにすると、
You know what I mean. となりますが、
これはI know what you mean. とは逆で、
「あなたは私の意図を知っている(よね)」
となります。
I think I know what you mean.
(僕は君の意図を知っていると思う。)
For me, you know what I mean.
(私からすれば、君は私の意図を知ってるってことね。)
また、”what you mean” は
「あなたの意味すること」=「あなたの意図」
なので、命令文で “say” をつければ、
「あなたの意図をいいなさい」になります。
“Say what you mean !”
=「オマエの意図を言え!」
って感じで、優柔不断な相手とか、
何を考えているか分からない相手に対し、
圧力をかけたい時に使うといいでしょう。
ちょっと野蛮な発言ですね。
また、
“You know what I mean”
を疑問文にすると、
“Do you know what I mean?”
(私の意図をあなたは知っていますか?)
となります。
これを省略形で表現して、
“d’you know what I mean?”
とか言ったりもしますね。
I don’t mean it. / I didn’t mean it. の意味
お次は否定のnotが使われていて、
I mean it. の否定文となっています。
I do not mean it.
(= I don’t mean it.)は
「そんな意味じゃない」
I did not mean it.
(= I didn’t mean it.)は
「そんな意味じゃなかった」となりますね。
doの過去形はdidですもんね。
Huh!? Do you want to say it’s my fault?
(あぁ!?俺のせいだって言いたいのかよ?😡)
No, I didn’t mean it…!
(違うよ!そんなつもりじゃなくて……!😥)
So what do you mean!?
(じゃあどういう意味だってんだよ!?😡💨)
mean to / mean to me / mean to you の意味
お次は動詞 “mean” の後に、
toが来ているパターンです!
このtoは二種類の意味があって、
ひとつはto不定詞、もうひとつは前置詞のtoで、
それぞれ意味も使い方も異なります。
“mean to me”
“mean to you” で使われているのは、
形容詞のmean(意地悪な)の方です。
たとえばこんな文で使われます。
He is very mean to me.
(彼は私にとても意地悪だ。)
Is your step sister mean to you?
(キミの義理のお姉さんはキミに意地悪かい?)
また、”mean to” の後に動詞が来たら、
それは不定詞のtoで使われているので、
「~することを意味する」と訳されます。
meanは過去形だと “meant” になりますが、
“I meant to do something” で、
「私は何かをやろうと意図していた」
=「私は~するつもりだった」と訳せますね。
👨 I meant to give you a surprise.
(キミにサプライズをするつもりだったんだ。)
👩 I want you to tell me beforehand from next time.
(次からは事前に教えてよね。)
mean A by B の意味
お次はちょっと高度な表現ですが、
“mean A by B” で、
「BによってAを意味する」となります。
言い換えるとこれは、
「Aという意味でBと言う」ですが、
例文を見ないとちょっと難しいですね。
(俺は「お前は天才だ」という意味で「お前は頭おかしい」と言ったんだ。)
まああんまり使う機会はないですが、
誤解を招きそうだなと思ったら、
こういう表現を使ってみても良いと思います。
また、この “mean A by B” を応用させると、
こんな疑問文にも使えますよね。
(それってどういう意味ですか?)
あー、この表現はよく聞きます。
相手の言ってることが分からなかった時や
知らない単語を使っていた時に、
“What do you mean by 〇〇?”
と言うことで、相手に追加の説明を引き出せます。
👨💼 Do you want join our next project?
(次の企画にあなたも参加しませんか?)
👩💼 Hmm… I would say yes and no.
(うーん、まあ、イエスかつノーかなぁ)
👨💼 What do you mean by “yes and no”?
(「イエスかつノー」とは、どういう意味ですか?)
mean well の意味
動詞meanの後にwellを付けると、、
「良かれと思ってやっている」
「善意でやっている」
という訳し方になります。
誰かがお節介を焼かれて、
オブラートに包んで丁重にお断りする時に
このような表現は使えますね。
(キミが善意でやってくれていることは分かるけど……自分でやってみるよ)
You’re mean. / You are so mean. の意味(形容詞)
さて、こちらは形容詞のmeanですが、 京都では「いけず」とか言ったりしますね。
“You’re mean” で「あなたは意地悪だ」
という意味を表せます。
副詞の “so” をつけ加えれば
強調の意味を出せるので、
“You are so mean!” で
「あんたすごい意地悪だな!」となります。
そこまで多くは使わない表現ですが、
たとえば相手の欠点を非難したい時には、
“You’re 〇〇(形容詞)” と通常は言いますねぇ。
- You’re arrogant.(あなたは傲慢だ)
- You’re crazy.(あなたは狂ってる)
- You’re stingy.(あなたはケチだ)
mean girl の意味
形容詞のmeanは名詞を修飾するので、
“mean 〇〇” と言えば、
「いじわるな〇〇」となります。
なので “mean girl” なら「意地悪な女の子」
“mean girls” なら「意地悪な女の子たち」
という意味ですね。
“mean girls” という映画がありますが、
この記事をまとめている最中に、
なんとなく僕も見たくなってきたので、
書き終えたらさっそく視聴します(ワクワク)
ちょっと悪趣味ではないですか?? スクールカーストの現実とかさ、早いうちに、アメリカのリアルを知っておいた方がいいのだよ。ヘタに憧れを抱いて後で幻滅するよりもね……。
mean time / meanwhileの意味
この “mean time” は、
通常 “in the meantime”
という形で使われます。
in the meantime の意味は
「~の間に」「~の一方で」
という2種類の意味があります。
“meantime(間)”
という単語の一部分としてのmeanなので
通常のmeanの意味は含まれていません。
たとえばこういった形↓で使われます!
(けっこう使用頻度は高いです)
(彼は午後3時から5時は外出する。その間に君はコーヒーの一杯くらい飲めるよ。)
また、“meanwhile” は
高校レベルで習う接続副詞の1つですが、
「ところで」とか「一方で」
といった意味合いを持ちます。
これはだいたい “while” と同じ意味です!
(詳しくは下記の記事を参照)
mean street の意味
なんだか “main street(大通り)” と
間違いそうになりますが、
“mean street” はぜんぜん違い、
「スラム街」という意味になります。
英語圏では “street” に
「道」とか「街」って意味があるので、
“mean street” =「卑しい街・貧困地帯」
って意味になるわけですね。
海外ではキケンがいっぱいなので、
不注意で物を盗まれても自己責任です。
危ない場所には近づかない方が無難でしょう。
golden mean の意味(※名詞です)
さて、最後の “mean” を使った熟語は
“golden mean(中庸)“ です。
このmeanは名詞で使われていて、
最初の方に述べた「平均」の意味ですね。
語源が “medium(中間)” のmeanで、 中庸って……あの仏教用語の中庸ですか? その中庸やね。つまり、「どの方向にも偏っておらず、丁度良く均衡(バランス)が取れた理想的な状態のことを指しているよ。」
それが金色に輝いているという意味で、
“golden mean” は「中道・中庸」となります。
たとえば、政治で「右」は愛国派、
「左」は革命派の意味ですが、
中庸はどちらに偏るわけでもなく、
非常にバランスの取れた思想となります。
ただしこれは、単なる日和見主義とか、 たとえばサーフィンをする時に、バランスが崩れると身体が偏ってそのまま海にドボン!となりますが、中庸の状態でいればうまく波を乗りこなせる🏄そういう感覚ですね! (サーフィンやったことないくせに……。)
中途半端な状態を意味するものではなく、
両極端の真ん中を貫く本質的な概念なのです。
まとめ(数多くのmeanを見分ける確実な方法)
今回は、”mean” という英単語が持つ
さまざまな意味合いを僕から解説しました!
これだけの膨大なフレーズを覚えるのは、
さすがに大変かなぁと思うので、
まずは「どれか1つだけ」でも覚えてみると、
そこから色々と応用ができます。
それにしても、英語の世界って奥深いですね。フレーズ覚えずに済む方法ってありませんか? うーむ。1つ1つのフレーズを丸暗記するのがめんどくさかったら、文法とか学んでみるといいと思うよ。 文法ですか。なんか苦手意識あるなぁ……。どうしよっかなぁ……。 気持ちは分かる。でもいったん文法をマスターしたら、こんなに大量のフレーズをわざわざ覚えなくても、自力で1から英文を作り出すことができるんだぜ。 ホ、ホントですか!?文法ってそんなに便利なものなんですか? もちろんだとも。今では英語ペラペラな人も、海外に移住して英語の文献を読み漁ってる人も、英検1級を持ってる人(自分)も、誰もが最初に文法を学びつくしている。 へぇ~、ならちょっとやってみようかなぁ。興味が湧いてきました。
というわけで、ひとつひとつを暗記せずとも
自由自在に英文を作り出せるようになりたい人は、
ぜひ英文法を学んでみると良いですね。
英語を基礎から学ぶと頭が良くなる!
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