【知らないとやばい!】フレーズ暗記に頼った英語学習の欠点とは

みなさんこんにちは、まさぽんです。

さて今回は、
「英会話の勉強といったらコレ!」
という扱いをあちこちでされている
「フレーズ暗記」の欠点について
正直に吐露しようかと思います。

実はこのフレーズ暗記、
正しく取り組めば絶大な効果があるのですが、
普通になんとなくやっているだけだと
まったく効果がない勉強法なのです!

英語のスピーキングを強化する際には、
確かにフレーズ暗記は避けられませんが、
これだけでは英会話はできないのが現実です。

というわけで今から、
フレーズ暗記の「正しい勉強法」と
絶対に無視できない「欠点」について
こっそり教えちゃいますね。

  • 将来、必ず英語ペラペラになりたい!
  • 確実に効果のある英語学習がしたい!

という願望を持っているあなたは
本記事を最後までお読みください。

フレーズ暗記のプラスの効果

これだけ世間のあちこちで
持てはやされているフレーズ暗記ですから、
やはりちゃんとした効果があるわけです。

ではその効果とはどういうものか?

まずはフレーズ暗記のポジティブな面に
焦点を当てて、
解説をしていきますね。

英語のスピーキング力を手っ取り早く高められる

フレーズを暗記すると、
英語のスピーキング力が上がります。

スピーキングだけではなく、
ライティングやリーディング、
およびリスニング力も上がるのは確実です。

それも、ただ単語を個別に覚えていくより
「確実にこの形で使われる」フレーズの方が
実践的に英語力を高めてくれます。

たとえば以下のフレーズ。


  • How was your weekend?
    (ハウワズヨアウィークエンド)
  • What’s your name?
    (ホヮッツヨアネイム)
  • How long does it take to the park?
    (ハウロングダズイットテイクトゥザパーク)


これらは基礎的な英会話のフレーズで、
海外に行けばほぼ確実に使われます。

事前にフレーズ覚えておきさえすれば
そのまま使えるし、意図も通じるので
異文化コミュニケーションの手段としては、
非常にお手軽でカンタンなのです。

それゆえ、語学の初心者にとっては、
フレーズ暗記は最も取っつきやすく、
なおかつ効果が高い学習法だと言えます。

難しい文法知識や、高度な英単語を知らなくても
「カタカナで覚えたフレーズ」をそのまま使えば
レストランで注文もできるし、
ホテルの予約もできるし、イイことづくめです。

ではそんなフレーズ暗記を
どうやって勉強すれば良いのか?

正しい勉強法

実はフレーズ暗記は、
「フレーズ暗記だけ」やっていても
思ったような効果が表れません。

予め、会話のパターンが決まっていて
覚えたセリフをそのまま言えば良い状況なら
フレーズ暗記は絶大なる効果を発揮しますが、
使えるシチュエーションが限られています

それゆえ、フレーズを覚える時は
あくまで「重要表現のみ」に絞った上で、
「こうきたら、こう言う」形式で覚えるのが
最も確実なフレーズ暗記の学習法です。

たとえば典型的な学校英語だと、


👩🏻‍🦰 How are you?

🧑🏻 I’m fine, thank you. And you?

👩🏻‍🦰 Yes I’m fine too. Thank you.


といったやり取りを
2人1組ペアで練習しますが、
まずはこういった形式で学ぶことで
基本の「型」を身に付けることができます。

かわうそかわうそ

でも学校英語って、あちこちで批判されてませんか?


まさぽんまさぽん

そう?学校英語には、英会話の重要なエッセンスが詰まってるから、真面目にやれば着実な効果はあるよ。


かわうそかわうそ

でも中高6年間を学校で学んでもいっこうに英語を話せないって、ヤバくないですか……?


まさぽんまさぽん

実は、中高6年間で英語に捧げる時間ってものすごく少なくて、せいぜい数百時間でしょ。ひたすら英語漬けで暮らす海外の人に比べたら、日本人は圧倒的に勉強時間が足りてない。そりゃ話せなくて当然よ。


ぱんだぱんだ

学校のカリキュラムが原因ではなく、本人の学習姿勢次第だと思います。我々は英語の読み書きならできますしね。


まさぽんまさぽん

まずは読み書きで英語の基礎知識を押さえる。それから英会話スキルを身に付ければいいよ。

アプリはあくまで補助程度に

今は便利な時代になったもので、
スマホで色んな英語学習アプリを使えます。

中には、多種多様なフレーズが載った
便利な英会話学習アプリもありますが、
アプリ単独で英会話をマスターするのは
ちょっと難しいかもしれません。

というのも、英語学習アプリの場合、
「続けられる人が非常に少ない」からです。

非課金の英語学習者:2.5日
課金済み英語学習者:7.5日

という平均継続日数のデータもあり、
好きな時間にマイペースでやってると、
だんだんめんどくさくなるんですね。笑

自己管理能力が高ければ、
アプリでも英語を上達させられますが、
そういう人は一握りです。

本気で英会話を習得したい人は、
何か別に「本気の教材」を使ったり、
「本気のコーチ」を雇ったり上で、
アプリは補助ツールとして使うのが良いでしょう。

↑ちなみに語学アプリの中でも、
上記の “Learn2Earn” アプリは
平均継続日数が21日間となっており、
だいぶ長続きしやすいというデータがあります。

英語フレーズ暗記が持つ致命的な欠点

さてここからは、
本気で英語を習得したい人のために
英語のフレーズ暗記だけでは通用しない
という現実を生々しく語ります。

一切の遠慮をしないため、
人によってはショックを受ける内容も
含まれているかもしれませんので、
真実を知りたい方のみこの先をお読みください。

会話で応用が効かない

ぱんだぱんだ

フレーズ暗記は楽しいですけど、実際の会話の場面になるとあまり役に立った試しがないんですよね……。

実際、英会話フレーズを大量に覚えても、
それを使える場面は限られています。

本屋さんにいくとよく見かけるのが、
「ネイティブが必ず使う英会話フレーズ2000」
みたいなタイトルの本です。

しかし、このタイトルにある
「必ず使う」という文言は、
そう書いた方が本が売れるからであって、
実際には使えないフレーズも含まれています

かわうそかわうそ

えー!ひどい!毎日頑張って1個ずつ暗記してるのに😫💦

フレーズを暗記することは、
必ずしも無意味なことではありませんが、
「応用が効かない」のが欠点です。

たとえば以下のフレーズ。


  • I missed the boat on that one.
    (もう遅いよ)
  • We got off on the wrong foot.
    (やり方を間違えちゃったみたいだ)
  • We all have to pitch in.
    (我々も一緒に手伝わないとね)

こういった「ネイティブフレーズ」は、
使えるようになると差別化ができ、
上級者っぽい雰囲気を出せますが、
使う場面が少なく、取り扱いが難しいのです。

それゆえ、フレーズを覚えるならば
決まりきったパターンとセットで
シチュエーションごと覚えるようにしましょう

たとえば、海外の服飾店に入った時に


👩🏻‍🦰 May I help you?
 (いらっしゃいませ、何かお探しですか?)

🧑🏻 No, I’m just looking around.
 (いえ、ぶらぶらしているだけです)

👩🏻‍🦰 Okay. Take your time.
 (分かりました。ごゆっくりどうぞ)


といった感じで、あくまで実践的に
決まりきったパターンを学ぶのであれば、
フレーズ暗記は有効です。

数が増えるほど覚えられない

もしかするとこの時点であなたは、
英会話をやめたくなっているかもしれませんが、
もうちょっとだけ耐えて下さい。

実はフレーズ暗記には、
もう1つ、致命的な欠点があるので、
あなたはこれを知らなくてはいけません。

それは、
「数が増えるにつれて覚えられなくなる」
というフレーズ暗記の特徴です。

人間の脳には、
「無意味なことは覚えられない」
という性質があります。

たとえば、
「2935748570」
という10桁の数字を覚えようと思っても、
そう簡単には覚えられませんよね。

かわうそかわうそ

うーん、めんどくさいです……。

しかし、同じ10桁の数字でも、
「03-3213-1111」
ならばどうでしょうか?

かわうそかわうそ

わあ!簡単に覚えられます!😃


ぱんだぱんだ

これは皇居の電話番号ですね。かけちゃダメですよ。

後者の方が覚えやすく感じるのは、
市外局番の「東京03」が使われているなど、
“意味ありげな” 数字だからです。

かつ、電話番号はたいてい10桁であり、
2、4、4で区切られているため、
覚えやすいようにできています。

フレーズ暗記もこれと同じで、
「その英語の並び方のパターン」
さえ一通り予め頭に入っていれば、
一気に覚えやすくなるわけですね。

ぱんだぱんだ

並び方のパターンとはつまり、”アレ” ですか?


まさぽんまさぽん

そう、いつもの “アレ” だよ。

英単語の並び方の法則は、
いわゆる「語順」と呼ばれますが、
これは中学~高校レベルの英文法を学ぶことで
誰でも自然と使いこなせるようになります。

まとめ

今回のブログ記事では、
「フレーズ暗記が抱える致命的な欠点」
について分かりやすく解説をしました!

  • 暗記だけになると応用が効かない
  • フレーズの数が増えるほど暗記しづらくなる

という2つの特徴がフレーズ暗記にはあるため、
その欠点を埋め合わせる「対策」として、
英文法を基礎から学ぶことが最善策です。

英文法をしっかり学べば、
覚えたフレーズの応用方法も分かり、
1から自力で英文を作成することもでき、
暗記だけに頼らない英会話ができるようになります。

もちろん、英単語の暗記など
必要な勉強はありますが、
やることやってしまえばあとは
自由自在に英語を使いこなせる日々が待ち受けます。

よく、学校で学んだ英語を否定する人もいますが、
僕は「学校英語こそが王道」だと考えています。

というのも、僕が今、英検1級を持っているのも、
外国人とコミュニケーションが取れるのも、
海外情報を英語で漁って日本人に共有できるのも
すべては「学校英語」をベースとしているからです。

すぐに「英会話」を身に付けたい方は多いですが、
実はちょっとくらい遠回りをした方が、
効率的な英語学習ができるんですよね。

英会話の世界って奥が深くて、
発音や声色のみならず、挨拶や表情、
視線やリアクションの取り方など、
様々なことに気を付けなければなりません。

そういったものを学びつつ、
まずは全ての基礎である「英文法」を
一緒に学んでみるのも面白いですね!

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それではありがとうございました!