世の中の一般的な意見では、
「デブは甘え」という辛辣な言葉が
あちこちで飛び交っています。

 

 

特に普段からダイエットに励む女性なら
「痩せてていいなー」とか言うタイプのデブを
内心で軽蔑している人も多いでしょう。

 

体形の維持のために努力してるだけのに、
あたかもそれを生まれつきの体質のおかげ
などと言われれば、腹が立つはずです。

 

 

日本人は韓国人ほどではありませんが、
容姿にはかなり厳しい側面を持っています。

 

特に、肥満体型な人々に対しては
「デブは電車賃を2倍払え!」といったような
辛辣な意見も頻繁に飛び交います・・・。

 

 

小さい頃には、
「いっぱい食べないと大きくなれないよ」
と言われて育ってきた日本人ですが、

 

大人になってからは逆に
「食べ過ぎを控えないと病気になるよ」
などと指摘される、矛盾した文化があります。

 

 

そこで今回は、
「クレイジー・デブ先進国」U.S.Aが
肥満についてどう考えているのかについて
Masaponからご説明しようかと思っています。

 

 

最先端の技術を持つアメリカ人が、
なぜあそこまでデブに寛容なのかについて
僕らも知っておかなければなりません。

 

 

災害大国である日本が
世界一の耐震技術を誇るのと同じで、

 

デブ大国のアメリカもおそらくは
世界一のデブ対策技術を持っているはずです。

 

きっとアメリカでは、デブ特有の哲学や
デブの啓蒙活動も盛んなはずだと
英会話の伝道師・Masaponは信じています。

 

 

肥満率が40%を超えた米国ですが、
実際にアメリカに行った人ならば
その驚異のデブ率に驚きます。

 

2014年の時点では
「3人に1人がデブ」と言われていましたが、
現実には半分くらいがデブですね。

 

 

アメリカの男子はもやし体型が少数派なので、
デブかマッチョで分かれる傾向にありますが

「どうしてこうなった」という背景に関しては
別の記事で詳しく解説してますので、どうぞ。

 

 

 

アメリカ人の食事は、
さぞかし高カロリーなんだろうなぁ…
と誤解してる人も多いでしょうが、

 

実際に街中のコンビニで売られているのは
意外と「野菜中心」の食べ物です。

 

画像の出典
(マジでアメリカはこんなんばっかです。
 間に挟まってる白いのはチーズですが、味は淡泊)

 

 

「アメリカ人の食べ物=肉!」
ってイメージが日本人にはあるんですけど、
彼らはそこまでたくさん肉を食いません。

 

ピザもさぞかしデカイのかと思いきや、
現地のDomino’s Pizzaで提供されるのは
日本のピザと変わらないサイズです。

 

Mcdonald’s やshake shackのハンバーガーも、
意外とサイズ自体は日本と変わりません。

 

 

え、じゃあアメリカって
どこでビッグサイズが売ってるの?

と、疑問に思うかもしれませんが、
あるところにはあります。

 

 

「まさにアメリカ!」というレベルの
超ド級のビッグサイズを味わいたければ、
チェーン店以外のところに行きましょう。

 

(お店を自力で探してみるのも、けっこう楽しいですよ。)

 

 

「デブ」って英語でなんて言うの?

 

日本語の「デブ」って言葉の由来は、
でぶっとしてるからデブ。
非常に分かりやすいですよね。

 

一方、アメリカでは、
太った人を “fat” と言うことは
あなたも既にご存知かと思います。

 

 

でも実は、
それだけじゃあないんです。

 

アメリカには「デブ」を表す単語が
異常に多いんですよ。

 

 

===「デブ」を表す英単語集 ===

 

fat:     太った
plump:    ぽっちゃり
plumpish:  太り気味の
chubby:   ぷっくりとした
chunky:   ずんぐりとした
dumpy:   ずんぐりとした
pudgy:    ずんぐりとした
heavy:     重い
weighty:    重い

meaty:    肉付きの良い
fleshy:     肉付きの良い
portly:     肥満した
porcine:     豚のような
beefy:      牛のような
elephantine: 象のような
whalelike:  鯨のような
stout:    恰幅の良い
overweight:  体重が重い
ponderous:  大きくて重い
rotund:   丸々と太った
corpulent:    でぶでぶ太った
obese:     病的に肥満な
oversize:   特大の
outsize:     特大の
paunchy:  太鼓腹の
potbellied:  太鼓腹の
butterball:  太った人

 

※ 紫文字は頻繁に使われる単語。

 

単なる「デブ」という言葉だけでも
非常に表現が豊かですよね!

 

日本人には分からない
細かなニュアンスの違いを
アメリカ人は見分けているのです。

 

 

一番下の「バターボール」なんてのは
いかにもアメリカっぽい表現ですが、

完全にデブを差別している言葉なので、
不用意に使うと逆上される可能性があります。
ご使用の際は自己責任でどうぞ。

 

 

ちなみにアメリカの背の高い人を
“big” と言ってしまうと、
露骨にイヤそうな反応をされます。

 

単に身長が高い人を指す場合は、
“tall” を使っておきましょう。

 

 

「体重が重い=脂肪だらけ」
とは限りませんからね。

 

筋肉と脂肪とを同じ体積で比較すると、
筋肉の方が約1.2倍ほど重くなるので、
身体が重い=デブとは限らないのです。

 

 

日本では、BMIの数値だけで
「太り気味」とか「痩せ気味」などの
結果が出される傾向にありますが、

 

あれは筋肉と脂肪の割合を
まったく考慮にいれていない計算なので、
デブとマッチョで区別がききません。

 

 

アメリカを始めとする英語圏の場合は、
“fat” と “overweight” で
だいぶ意味合いが異なりますが・・・

 

日本では「体重が重い」ってだけで
不健康という扱いを受けてしまうので、
国民が筋トレには積極的になれない、
という文化の違いがあるんですよね。

 

外国人はしょっちゅうジムに行ってるのに、
日本人はそれほどでもないのは
筋肉への信仰が足りないからだと言えます。

 

【参考記事】

 

 

アメリカはデブを許す社会である

 

HiNativeでアメリカ人女性に質問してみた

 

 

さて、前置きが長くなりましたが、
ようやく今回の本題に入ります。

 

 

アメリカって見ての通り、
老若男女にデブな人が多いわけですが、

 

これは昔からそうだった訳ではなく、
ある時期を境に「臨界点」が訪れたのです。

 

 

時代(とき)を遡ること、1967年。
イスラエルでは第三次中東戦争が起こりました。

 

日本ではリカちゃん人形が発売され、
天才バカボン、ルパン三世、あしたのジョーが
連載を開始した年でもありますね。

 

ほとんどの日本人は知りませんが、
実はこの年に、アメリカでは
「デブを容認しろ運動」が開催されたのです。

 

 

以下、海外のWikipediaを一部拝借します。

 

Fat acceptance movement

The history of the fat acceptance movement can be dated back to 1967 when 500 people met in New York’s Central Park to protest against anti-fat bias.

(デブ容認運動の歴史は、1967年に遡る—-当時は500人がニューヨークの中央公園に集まり、デブ反対派の持つ偏見に抗議をした。)

 

 

当時のアメリカ・デブ達は
自分たちに対する世間の厳しい視線を、
明確に「差別」と捉えていたわけです。

 

 

“Fat Pride”(デブの誇り!)
“Fat Power”(デブの力!)
“Fat Liberation”(デブの解放!)

 

といったスローガンのもと、
民衆がデモを起こしたわけですが、

 

 

想像してみてください。

 

500人のデブ達が路上で怒りながら、
一斉に食べ歩きをし、
デブの看板や写真を高々と掲げ、
ダイエット本を燃やして回る光景を・・・。

 

 

 

wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

 

 

 

・・・・・・ごほん!

 

まあその、アメリカにおけるデブ容認活動は、
この事件が一番最初の動きだったわけですね。

 

 

元々はアメリカも日本のように、
太った人に寛容ではない文化だったのですが、
一気に「デブ革命」が全米に広がり、
勢いあまってフランスなどにも波及します。

 

 

この運動の目的は?

 

アメリカは多民族国家なので、
多様性を尊重する文化があります。
(というか、欧米ではどこもそうです)

 

昔からゲイ差別や黒人差別、障がい者差別、
少数民族などへの多種多様な差別に対して
真剣に取り組んできている国なわけです。

 

 

そしてこの「デブ容認運動」は、
実は女性解放運動と結びついている側面が
非常に大きかったりします。

 

男女同権主義となった米国では、
「太った女性」に対する風当たりの強さを
明確な差別扱いとみなしたのです。

 

 

そこで、
デブに対する差別や嘲笑を取り除くために
この運動が実施されるに至ったんですね。

 

 

この運動が全米ブームになったことを契機に、
実際、職業選択や学校教育で
気軽にデブをイジれない空気が生まれました。

 

実際、ミシガン州、ワシントンDC、
カリフォルニア州、ニューヨーク州、
イリノイ州などの一部の都市では
デブを差別すると法律で罰せられてしまいます。

 

 

ちなみに米国の肥満率が
加速的に増え始めたのも、
この時期とほぼ一致しますね。

 


(出典:It’s easy to become obese in America

 

このグラフの “overweight” が横ばいなのは、
これがデブではなくマッチョな人の割合を
示しているからだと言えます。

 

 

ファーストフードの発祥地であるとかは
あくまで表面的な理由に過ぎず、

 

何よりもアメリカでは
「デブでも許される」空気が
この運動の時期から一気に広がったのです。

 

 

この “空気感” こそが、やっぱりデブ率急増の
大きな背景なんじゃないでしょうかね。

 

すなわち先進国アメリカでは、
「デブであること=個性」という文化が
至るところに存在しているのです。

 

日本人のように、気軽にデブの腹をつまんだり
「ピザでも食ってろ」と言ってしまったら、
差別主義者のレッテルを貼られてしまいます。

 

 

あなたがアメリカに行く際には、
ぜひともこの点に気を付けて下さいね。

 

アメリカは、日本と違って
デブが許される社会なのですから…。

 

 

 

今回の記事をお読みになって

「デブをバカにし過ぎだろ」

と思ったかも知れませんが、

 

僕はこれまでの私生活において、
太った人への悪意ある中傷や悪口は
一度も言ったことがありません。

 

このブログでデブデブ言いまくってるのは
愛を込めてイジり倒しているだけです。

 

 

それにMasaponは過去にアメリカで
ボコボコに打ちのめされた経験があるので、
この程度は全然オッケーでしょう。

 

 

僕の詳しい留学体験記については、
プロフィールを読んでみて下さいね!