危険な英語学習マインド⑤:「デフレ」

前回までの記事はこちら
危険な英語学習マインド①:「他責」
危険な英語学習マインド②:「評論家」

危険な英語学習マインド③:「現実逃避」
危険な英語学習マインド④:「占い」


どうも~、まさぽんです。

危険な英語学習マインド
の最終回(第五回)のテーマを解説します。

危険な英語学習マインドとは誰もが本当は分かっているハズなのに、心に余裕がなくなるとつい陥りがちな精神状態のこと。種類は5つほどあり、これらのいずれかに当てはまるといくら英語学習を頑張ってもそれ以上成長ができなくなるという危険を秘めている。。

今回のテーマは「デフレ」ですが、
この言葉の意味はお分かりですかね。

かわうそかわうそ

デフレって何ですか?


まさぽんまさぽん

本来なら高校生あたりで習うものだよ。大人なら知っていなければ恥ずかしい。


ぱんだぱんだ

確か経済用語ですよね。

この「デフレ」とは、
世の中のお金の循環が悪くなるという意味です。

最近、YouTubeやブログやらTikTokやらで、
無料・格安で学べる情報や知識が増えてきましたね。

それゆえ、あたかも英語学習はすべて
「安く学べるのが当然」かのような風潮が
あちこちに漂っています。

この「安く学びたい」という
デフレマインドに染まれば染まるほど、
あなたの英語学習はイマイチ成果が出ない……
ということになりがちです。

僕もさんざん、無料や格安の情報に
魅力を感じてきましたが、
もちろん中には良いものもあります。

が、総合的に判断すると
お金を使わずに学ぼうとするのは
だいぶ危険である
ということに
僕も気付いてしまったのです。

実はこの「デフレ」というマインドセットは、
全部で5つある危険な英語学習マインドのうち
最もヤバイものかもしれません。

その理由をいまからお伝えします。

「安かろう悪かろう」はどうやら本当らしい

実は僕自身も「無料」と聞くと、
不思議な魅力を感じてしまいます。

もともと貧乏性なので、
スーパーの試食品だけで昼食を済ませたり、
なるべくコストを抑えた生き方をしたい、
という価値観で生きていました。

なぜ無料や格安に惹かれるのかというと、
自分でお金を稼げる額が少なかったので、
出費をできるだけ低く抑えたいからです。

なので、
「無料」「激安」といった響きに
つい惹かれてしまう方々の気持ちは
僕もよーく分かります。

しかし、ある時僕は
「気付いてしまった」のです。

それは、この世の中には、
「安かろう悪かろう」な商品が
あまりにも多いということ。

事業者側の立場で考えてみるとよく分かる

たとえばあなたがもしも
飲食店のオーナーだったと仮定して、
「無料」で食事を提供して欲しいと言われたら
どう思うでしょうか?

その食事の原材料や調理の過程には、
もちろん多額の人件費や原料費がかかっています。

店舗を運営していた場合は、
固定資産税や家賃などもかかるし、
水道光熱費なども固定額を支払わねばなりません。

そんな状態で、
唯一の収入の手段である「商品・サービス」を
もしも「無料・格安」で提供したら、、、

あなたが一生懸命運営している商売は
一体、どうなってしまうでしょうか?

ぱんだぱんだ

経営が成り立ちませんね。


かわうそかわうそ

お店が潰れちゃいますね……。

そう。

まともな商売をしようと思ったら、
「格安」ではサービスは提供できないのが
世の常なのです。

たとえばあなたが、
中華まんを売って生計を立てるとして、
原材料費が1個当たり50円、
人件費が1日に3万円かかるとします。

中華まんを1個100円で売ったとしたら、
売上から原材料費の50円を引いて、

1個当たりの利益はたったの50円。

日給1万円のアルバイト君を3人雇えば、
1日に最低でも3万円のコストがかかるので、
30000円 ÷ 50円 = 600個 という計算になります。

つまり、1個100円の肉まんを
1日あたり600個以上売らなければ、
人件費だけでも赤字になってしまいます。

仮にショッピングモール内での出店だとしたら、
売上の30%を施設に支払わねばならないなど、
けっこうエゲツないコストがかさみます。

なので、1個100円の肉まんでは
どれだけ売っても利益が出ないどころか、
ほぼ確実に赤字になることでしょう。

それゆえ、薄利多売で商売をするなら、
原材料費を徹底的に下げるか、
従業員に奴隷同然の扱いをしなければなりません。

たとえば、肉まんの肉の代わりに
ダンボールやパン屑を詰めるとか。。

かわうそかわうそ

ひぃ!恐ろし過ぎます😖

もちろんお客さんの立場からすれば、
「無料・格安」は嬉しいものです。

しかし、その裏側をいったん考えてみれば、
この「無料・格安」というのがどれだけ恐ろしいか、
その実態がよく見えてくるはずです。

だからこそ、
まともな商品を提供しようと思ったら、
ある程度以上のレベルの価格設定は必須

「高ければ高いほど良い」
なんてことを言うつもりは全くありませんが、
それでも一定以上の額の商品でなければ、
僕だったら不安になります。

これは教育産業なども同じですよね。

実際、高い教材と安い教材を比較したら、
高額な教材の方が中身がしっかりしていることが多く、
後になっても使えるものが多いです。

私立の小中学校と、公立の小中学校なら、
平均的に質の良い教育を受けられるのは
学費の高い前者です。

教育への支出を増やすほど学力が上がり、
将来的な収入アップにもつながるのは、
実際に統計データで示されています。

それゆえ、教育にかける金銭は
決して出し惜しみすることなく、
ダムが決壊した堤防のごとく費やすことが
本来ならば望ましいのです。

にもかかわらず、日本は海外に比べて
教育投資の意義を軽んじられているのも
データによって示されています……。

これは僕の過去の経験からも、
強くお伝えしたいのですが……。

無料の教材とか格安教材の場合、
「なんとなく勉強した感」は得られるけれど、
それ以上のレベルに進化できないまま、
「低いところで飼い馴らされる」感があります。

なので、安いからといって、
なんでもかんでも飛びついてしまうのは
ちょっと危険な思想なんです。

ぱんだぱんだ

安物買いの銭失いとはよく言ったものですね。


まさぽんまさぽん

靴とかもそうだけど、高くても良いものを使った方が、結果的に長持ちしてコスパも良かったりするよね。

「無料」はあくまで戦略のひとつに過ぎない

では一体なぜ、
無料で学べる情報がコンテンツが
現代社会ではあちこちに存在するのか?

それは、
無料で高品質な情報を与えることで
お金の代わりに「信頼」を獲得しているから

に他なりません。

この「信頼」というものは、
現代社会でお金以上に重要な資産であり、
そう簡単には代えが効かないものです。

たとえばあなたが、時間のある時に
何か映画を見たいと考えた時、
「道を歩いてたらいきなり声を掛けてきた人」と
「10年以上の付き合いがある親密な友人」と
どちらのおすすめを参考にするか?

それはもちろん、後者の友人ですよね。

これは、2人の間に「信頼関係」があるからで、
「信頼」があれば何かとオファーが通りやすく、
何かおすすめしたいものがあったら
相手が抵抗なく受け入れてくれるからです。

もしもあなたの友人がクレカの営業をしていて、
「クレカなら君にはこの商品がおすすめだよ」
と言われたら、それを素直に受け取る可能性は
信頼の分だけ高まるはずです。

それゆえ、この「信頼」というものが
現代では貨幣に代わる取引手段として
あちこちで使われているわけですね。

だからこそ、コンテンツの作成者は
「目先の利益」よりも「信頼」を重視して
なるべく多くの人々からの支持を得ることで、
自分のブランドを強化したいと考えているのです。

こうしたマーケティングは
いわゆる「フリー戦略」と呼ばれますが、
現代社会では一般的に広く使用されています。

しかし、我々は「消費者側」として
心に留めておかねばならないことがあります。

それは……

タダで得られるものは何もない

ということ。

本来、良いものに対しては
きっちりお金を支払うべきだ
というのが資本主義のルールです。

一見すると「無料で質が良く」見えるものは
実際には適当で低品質パターンも多く、
また自分で何のリスクも負っていないため、
真剣になりづらいという特徴があります。

それゆえ、無料・格安のものを
いつまでも追い求めていると、
どこかで取り返しのつかない「差」が生じ、
お金を支払っている人々と比較した際に
かなり下のランクに落とされてしまいます

これは僕自身の過去の経験の中でも、
特に猛反省すべきポイントかもしれません。

たとえば食事や旅行にお金をかけず、
身近な定食屋やチェーン店だけで、
あるいは近所の格安スーパーの総菜だけで
毎日、胃を満たす習慣を持つ人の場合はどうなるか。

日頃からグルメに気を配っているような
「高級志向の人々」とは価値観が合わないので、
業界の大物や有名人などとは
いつまで経っても縁が結びづらいです。

それゆえ、貧乏性の習慣を持っていて
特にこれといったスキルも無い人ほど、
有力者に「引き上げてもらう」機会に乏しく、
チャンスを逃してしまうのです。

また、そういう習慣から抜け出せないことで、
「自分は安い人間である」という
セルフイメージが作られてしまうため、
これが様々な方面に悪影響を及ぼします。

具体的には、誰かに雑な扱いを受けて
自分のブランドが損なわれても放置したり、
何かと自虐的な発言を繰り返したり、
などの行為をしがちです。

周囲にも同じように
セルフイメージの低い人が集まりやすく、
いつまでも同じステージから抜け出せずに、
成長しないまま何年もの時間を失う、
なんてこともザラです。

これが、デフレマインドの症状であり、
自分自身を「安かろう悪かろう」の状態に
追い込んでしまうのです。

逆に、普段から高級志向で
きちんと食や外見に気を配っている人、
および教育投資を欠かさない人であれば、
自分をないがしろに扱うような真似はしません。

一般的に、大物とされる人物ほど
グルメや旅行、最新技術などにはお金を惜しまず、
良いものにはどんどん「投資」をします。

彼らは、この世の中で
最も上質なエネルギーの込められた商品や情報で
日常を満たしているため、
大物は大物同士と結びつきやすいのです。

そのようにして、資本主義社会では
どんどん格差が広がっていきます。

自己投資の隠された圧倒的効果

たとえば女性であれば、
「美人」と「不美人」との間には
生涯収入で約3,000万円の差がつくと言われています。

かわうそかわうそ

え!?そんなに!?!?


これにはきちんと根拠があって、
美人な女性は有名企業に「顔採用」されたり
お金持ち男性との交際がしやすかったり、
何かとチャンスが増えるからです。

まさぽんまさぽん

だから世の中の女性は見た目にも敏感だし、整形とか化粧品に強い興味を示すんです。


ぱんだぱんだ

見た目に多額のお金をかけても、元が取れると見込んでいるんですね。


男性の場合は、
イケメンとブサイクとの間の格差は
女性ほど差が付きにくいです。

なぜなら生まれつきの顔立ちよりも、
「雰囲気」とか「立ち居振る舞い」など、
後天的な努力次第で変えられる部分
いくらでもあるからです。

ぱんだぱんだ

まさぽんさんも、元が大した素材じゃない分、見た目には気を遣ってますよねw


まさぽんまさぽん

おい💢失礼だろ💢


そんなわけで、
美意識にお金をかける習慣を持つだけでも、
だいぶチャンスの幅は拡大します。

いずれにせよ、お金をかけてでも
自分を磨き続ける努力をした方が、
人生は充実することは間違いありません。

時々、自然体でラフなキャラで
皆の人気者になっている人もいますが、
それは「自然体の自分」を作っているか、
別の面でポイントを稼いでいる可能性が高いので
あまりアテにしない方が良いでしょう。

実際、本当に素の自分のままでいると
下りのエスカレーターに乗った時のように、
どんどん退化していきます。

かわうそかわうそ

積極的に自分磨きをすることの重要性がよく分かりました😥

まとめ

今回は、危険な英語学習マインドの最終回として
「デフレマインド」を解説しました。

デフレとは、”deflation” の略であり、
「安いものしか買わない → 自分が磨かれない」
という負のスパイラルを延々と繰り返し、
そこから抜け出せなくなりがちです。

この逆の概念が「インフレ」で、
“inflation” の略ですね。

このインフレマインドを持っていれば、
あえて高級なものを使うことで
自分の価値をどんどん高めていき、
結果としてチャンスに恵まれやすくなり、
他者からの信頼も獲得できる
という好循環の波に乗ることができます。

ぱんだぱんだ

良質な学びを得たいなら、お金をかけることは不可欠ですね。


かわうそかわうそ

うーん、でもお金がないんです💦


中には、収入が不足しているために、
「高級品に手を出したくても出せない」
という方もいるでしょう。

これはまぎれもなく過去の僕自身です。

1500円のランチなんてとても食べられないし、
コンビニで買い物することすらご法度で、
缶ジュース1本ですら節約している、
みたいな時期が僕にもありました。

しかし、そんな時だからこそ
「思い切って」
高級志向に走ってみて欲しいのです。

たとえ収入が高くなくとも、
月に1回くらいであれば、
何らかの思い切った支出は誰にでもできます。

たとえば一流芸能人のGacktさんの場合、
50代近くなっても魅力的な外見を維持していますが、
彼は食事にはものすごく気を配っています。

しかしGacktさんの場合は、
「1日に1食」しか食べないルールを設けており、
全体では食費も一般庶民とそこまで変わらない、
という裏があったりします。

要するに、
お金をかけるべきところにはかけるけれど、
無駄な出費は極力減らす
というメリハリのある金銭管理をしているのです。

この考え方を応用すれば、
誰にでも「優れた自己投資」は
できそうな気がしますね。

すなわち、何を犠牲にして
何を得るかをしっかり深く考えることで
誰にでも優れた投資のチャンスはあるのです。

語学に思い切って100万円くらい投資すれば、
残りの人生が一気に開けるし、
大きなチャンスに恵まれることになります。

実際、僕も色んな方々にアンケートを取りましたが、
やはり実力の高い人ほど、自己投資に費やしています。

年間2-300万円くらい費やす人も、
表には出ませんが、普通にいます。

自己投資をするならば、
中途半端にケチケチすることなく、
思い切って支払った分を10倍にして取り戻す、
くらいの覚悟で挑むことがオススメですね。

僕の過去の経験上、
そういう「思い切った投資」をした時が
最も急激に成長を果たせます。

ちなみに僕はあなたに
「無料で」英語学習の情報を提供していますが、
これはもちろん、あなたからの信頼を得て、
互いの相性を確認して欲しいからです。

僕の言っている内容が、
心にスッと入ってくるようであれば、
きっと相性は良いと思います。

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途中でアンケートなども載せているので、
お時間と心に余裕がある際には、
回答して頂ければ幸いです。

それでは最後までお読み頂き
ありがとうございました。

「危険な英語学習マインドセット」は
これにて完結です。