今回は、誰もが知る国民的アイドルの
『ド〇えもん』から、
英単語の覚え方のヒントを学んでみましょう。

 

 

著作権関連の問題があるので、
あまり大っぴらに彼の名前を呼ぶのは
控えておきますが、、、

 

実際、ドラえ〇んという漫画の一部には、
あなたが英単語を覚えるうえで、
非常に重要なヒントが載っているのです!

 

 ラジコンに似ているもの…

 

てんとう虫コミックスの38巻には、
「物体変換銃」という道具が出てきますが、

このストーリーとしては、
のび太君がいつものように、
ドラ〇もんにおもちゃをねだる内容です。

 

 

今回も、窓から外を眺めていると
空にラジコンが飛んでいたので、
のび太は「ラジコンが欲しい!」とねだります。

 

あまりにものび太がうるさいので、
ドラえもんも仕方なく、
ひみつ道具をポケットから出すことにしました。

 

      (出典:きよの漫画考察日記)

 

こうして出てきたのが物体変換銃ですが、
これは「ラジコン」に近いものを対象とし、
原子の組み換えを起こして目的物に変換する
未来世界の発達した科学的な道具です。

 

 

たとえば鉛筆やシャーペンの芯は、
炭素(C)でできていますが、

実は高級な宝石であるダイヤモンドも、
同じ炭素(C)からできているんですね。

 

 

水の分子式はH2Oと表示され、
水素原子(H)1つと酸素原子(O)2つで
成り立っています。

 

こんな感じで、すべての物質は
原子の組み合わせで表すことができるので、
その組み合わせを変えさえすれば、
別の物質に変換できるというお話です。

 

 

しかし、問題はどうやって
その組み合わせを変えるのか?
ということですが…

 

さすがは22世紀型ロボットのドラえもん。
ラジコンと大根の名前が似ている事実を
敏感に見抜いていました。

      (出典:きよの漫画考察日記)

 

「ラジコンと大根のどこが似てるんだよ!」
とツッコミを入れたくなった人は、甘いですね。

 

ダイコンから「ダイ」を抜いて、
「ラジ」をくっつけさえすれば、
その物質は既にラジコンなのです。

 

 

名前さえ入れ替えてしまえば、
あとはもう機械が中身を変換してくれるので、
未来のひみつ道具って超便利ですよね!

 

ただし、この道具によって変換したものは
15分間しか姿を変えてくれません。

 

15分が経過したら、
また元の大根に戻ってしまうので、
子供の遊び道具がいいとこでしょう。

 

 

ちなみにのび太くんはこの後、
物体変換銃があまりにも便利で楽しいため、
イタズラに走ってしまいます。

 

たとえば「ネコ」に小さな「ツ」をつけて
「根っこ」に変換したり、

「水」に「み」を加えて「みみず」にしたりと、
至る所で迷惑をかけまくっていました。

 

 

奪ったラジコンが大根に戻ってしまい、
怒ったジャイアンに対しては、
着ている「服」を「風呂」に変換することで
その場をやり過ごしたり、

 

挙句の果てには追いかけてきたドラえもんを
「ドラムカン」に変換してしまうという荒業。

        (出典:ぱぴぷ速報)

 

ドラム缶になったドラえもんは身動きが取れず、
そのまま転がされて目を回すのですが、、、

 

実はこの一連のストーリーから、
あなたが英単語を簡単に覚えるための、
すさまじいヒントが隠れていたのです…!

 

 英単語を覚える際の「必殺技」

 

あなたはもしかすると、
これまで新しい英単語を覚えようとしても、
なかなか覚えられずに苦労していた人ですか?

 

 

英単語の覚え方は、
他の記事にも書いてありますが、

 

今回お伝えする内容はそれらとは一味違い、
あまり多くの人が使っていないと思われる、
非常に便利な単語の暗記術です。

 

参考記事:
世界一つまらない単語の覚え方とは?
英単語帳は何を選ぶのがオススメ?
英単語を覚えてもすぐに忘れるあなたへ

 

先ほどの「物体変換銃」では、
ダイコンからラジコンを連想していましたが、

 

あなたが新たに英単語を覚える際には、
その英単語から、他の言葉と
無理やりにでも連想するようにしてみるのです。

 

 

これには少しコツが要るので、
具体的なやり方を、
いまから4ステップで紹介しますね。

 

 

STEP1:連想する

 

たとえばあなたが今から、
新たに “recruit” という英単語を
覚えるとしましょう。

 

これは「リクルート」と読みますが、
そこから多くの大学生は、
人材業界のリクルートを思い浮かべます。

 

これは日本の有名な会社ですが、
就活生なら必ず知っているはずなので、
一応チェックしておきましょう。

 

 

まあそんなことはどうでもいいのですが、
要はあなたが”recruit” と聞いた瞬間に、
「リクルート」という会社名を連想する
というのがすべての前提となります。

 

ドラえもんがラジコンから大根を連想したように、
あなたもrecruitから会社名のリクルートを
連想することが、第一のステップです。

 

STEP2:共通点を見つける

 

次に、連想した物の名前と
覚えたい対象をうまくつなげるための
「共通点」を探してみましょう。

 

2つ以上の物事から、共通点を抜き出すことを
「抽象化」と言うのですが、
この対義語は「具体化」ですよね。

 

ここで僕が言うところの「抽象」とは、
「共通点を抜き出す」という意味だと
考えてください。

 

 

ちなみに”recruit”というのは、
「新人を募集する」という意味です。

 

人材業界の会社というのは、
職を探している人を別の会社に紹介し、
その手数料を自社の収入としているので、

 

人を募集しなければ、そもそも商売が
成り立たないという背景があります。

 

 

そんなわけで、

リクルートは、人を募集する会社である
         ↓
“recruit” は、「新人を募集する」という意味

 

という共通点を見つけられるかどうか
その単語を暗記できるかどうかの
勝負になるということですね。

 

 

ラジコンとダイコンも、
「コン」という言葉が共通していますが、

22世紀型ロボットのドラえもんは、
敏感にその事実に気付き、
見事に「コン」だけを抽象していました。

 

STEP3:強引な正当化

 

ですが中には、
「リクルートって、新人を募集するだけが
 業務内容じゃないんですけどー…」

などと反論をしたがる人も
中にはいるかと思います。

 

 

ですがここでは、
そんな細かい理屈はどうでも良いのです。

 

要はあなたが単語を覚えられるかどうか、
それだけが目的なのですから、

 

あんまり細かいことにとらわれ過ぎず、
リクルートは新人を募集している、という
その事実だけを思い浮かべればよいのです。

 

 

先ほどのドラえもん氏も、
ラジコンとダイコンは似ている!と
明確に断言していましたよね。

 

ということで、一見似ていない二つのものを
「似ている!」と断言することで、
やや強引ですが、理屈の正当化ができます。

 

 

「連想 ⇒ 抽象 ⇒ 正当化」

という一連のプロセスをしっかりと押さえれば、
あなたはいとも簡単に、
覚えにくい単語を覚えることができます。

 

STEP4:上級編

 

“recruit” というのは誰でもすぐに
会社名の「リクルート」を思い浮かべるので、
題材としては比較的、簡単な方です。

 

ある意味、「初心者向けの英単語」だと
言えなくもないでしょう。

 

 

ですが、なかなかうまい感じの言葉が
思い浮かばない英単語もあるはずです。

 

そんなわけでまさぽんは、
あなたに「上級編」の技を
この記事でお伝えすることにしました。

 

 

ラジコンから大根を連想したドラえもんは、
ある意味、天才的な発想の持ち主ですが、

これと同じことが、
実は誰でもできるのです。

 

 

たとえば僕が大学受験をしていた頃、
“anecdote” という英単語に出会いました。

これはあなたもご存じの通り、
「逸話」という意味です。

 

 

でも、「アネクドート」なんて言葉は
日本人には馴染みが薄いので、

普通に会社名や人物名、商品名などを
連想するには難易度が高いのです。

 

 

そんなわけで、僕は
“anecdote” という英単語を
細かく分けてみることにしました。

 

 

一見難しく思える物事は、たいていの場合、
細分化をすることで解決が容易になります。

 

つまりこの場合は、”anecdote”を
「アネ」+「クドート」という読み方に分け、

そこから「姉を口説いた逸話」という
ひとつの例文を思いつけるわけですね。

 

 

自分の姉を口説くなんて、
まさに「逸話」ですから、

この例文さえ思いつけば、
「acnecdote = 逸話」という内容を
一発で頭に入れられます。

 

 

他にも事例を出せばキリがないですが、
僕はこのやり方を用いて、
かなりの英単語を素早く習得しています。

 

要するに、「ゴロ暗記」に近いですが、
あえてステップ別に分けて説明することで、
あなたはより深く、技を習得できるのです。

 

 

僕は新しく単語を覚える際には、
必ずこの「連想 → 抽象 → 正当化」
という技を駆使しており、

何か似ている単語はないかな?
その単語との共通点はないかな?

と、まずは探っています。

 

 

自分がすでに知っている英単語と
これから覚えたい英単語を結びつけることは
とてつもなく、暗記を楽にしてくれるのです。

 

参考記事:
「知っている」×「知らない」= 最強の暗記術
(※ 苦い薬を甘くする方法が載っています。)

 

また、その際のコツとしては、
世間で言われる品の良さや常識などを
一切無視することが重要です。

 

 

たとえば “pamper”という言葉は
「(子供を)甘やかす」という意味ですが、

この単語を聞いた瞬間に、
おむつの「パンパース」
思い浮かべられたりします。

 

 

そこで、3歳になっても5歳になっても
子供にパンパースを履かせている親を想像し、
お漏らしの癖が抜けない子供を連想するのです。

 

 

「いつまで子供を甘やかしているんだ!」
と、適当にセリフを連想してしまえば、

もはやあなたの脳内からは、
「Pamper = 子供を甘やかす」
という連想が消えることはありません。

 

 

ちなみに、“pompous” という英単語は
「尊大な」という意味の上級単語のひとつです。

 

ここでもおむつの「パンパース」が連想できるので、
“pamper” とセットで覚えてしまえば、

「子供を甘やかし(=pamper)すぎて、
 尊大に(=pompous)なってしまった」
という一つのつながりができるというわけですね。

※ちなみにおむつのパンパース(商品名)のつづりは、“pampers” です(豆知識)

 

 

同様にして、連想の具体例を挙げるなら、
“swap” から国際政治のスワップ取引を連想し、
「交換する」と覚えてもいいし、

 

“honorable”(名誉である)は
「オナラブー」と読むので、

人前での「おならブー」は名誉なんだな、とか
適当にルールを作ってしまえばいいのです。

 

 

「技」は使えば使うほど慣れていく

 

色々と事例を紹介してみましたが、
ここに載せた覚え方は、
すべて僕のオリジナルの連想です。

 

といっても、オナラブーなんかは
けっこう有名な覚え方だったりするので
知っている人は多いですが…

 

ただ「honorable = 名誉だ」
と繰り返して覚えるよりも、
こっちの方が面白いですよね。

 

 

生真面目にやりすぎると、
英単語の暗記は、すぐにイヤになってしまいます。

 

なので、あなたが英単語の暗記に
楽しく取り組んでみたかったら、

ぜひとも今回の連想術を駆使し、
新たな単語を次々と処理していきましょう。

 

 

他にも僕が公開していないゴロ暗記は
まだまだたくさんあるのですが、

ちょっとここには書ききれないので、
一部だけを紹介してみました。

 

 

最初のうちは、知っている単語も少ないので
うまく連想がやりにくいかもしれませんが、

あなたの知っている英単語や雑学が増えるほど、
すぐに思いつくようになります。

 

 

思いつく連想としては、
本当にテキトーな感じで大丈夫です。

 

僕なんか、“cater”(料理を賄う)という
英単語を覚えるために、

知人の「ケイタ」という男を思い浮かべ、
彼がレストランでウェイターをする姿
連想して覚えましたからね(笑)

 

 

それ以来、僕の脳内でのケイタくんは
レストランの従業員としてまかないを作る人や、
他者の要求を満たす人になっています(※勝手)

 

 

ですがそのおかげで、
“cater”という単語が文中に出てきたら、

僕は一瞬で「料理を賄う、要求を満たす」
という言葉の意味を思い出せるのです。

 

 

とにかくこのインプット術は
やればやるほど、連想しやすくなるので

ぜひとも頭を柔らかくして
新型の単語暗記術として
取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

 

というわけで、以上が
ドラえもんに学ぶ英単語の暗記術でした。

 

今回の記事の内容はかなり電波じみていて、
「意味わからない」と思ったかもしれませんが、

質問などは、随時募集中なので
わからないことは気軽に聞いてください。

 

一度、この極意を習得すれば、
あなたの英単語暗記は一気に楽になりますよ!

 

なので、あなたもぜひ、

22世紀型の思考プロセスを身に着けるため、
ドラえもんを読んでみましょう!(違)

 

まさぽん