ブレックファースト(breakfast)の本当の意味と語源!

どーも、まさぽんです!

今回は、オードリーヘップバーンの名作映画
“Breakfast at tiffany’s(ティファニーで朝食を)”
にもある「ブレックファースト」の意味を解説します。

「ブレックファースト(breakfast)」って、
一般的に「朝食」と訳されていますが、
なんでコレ、「朝食」の意味になるのかって
疑問に思ったことはありませんか?

ぱんだぱんだ

確かに、breakは「壊す」で、fastは「速い」の意味ですよね。その2つが組み合わさったら「朝食」になるなんて、なんででしょうね。

実はここには、breakfastという英単語の
「語源」が絡んでいるのですが、
それを今回はメインで解説します。

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ブレックファースト(breakfast)の意味と語源

さて、このブレックファーストは、
一般的に「朝食」と訳されるし、
ネイティブもそういう意味で使います。

が、breakfastの語源とはすなわち、
“fast” を “break” するってことです。

かわうそかわうそ

……つまりどういうことだってばよ?

この “fast” というのは、
(スピードが)速い」という意味ではありません

「断食」を意味する “fast” なのです!

よく、健康法の一環として、
断食のことを「ファスティング」と言いますね。

ああいう用語で使われている通り、
“fast” には「断食」という意味があります。

夜間の睡眠が明けた後での食事なので、
“breakfast” は「断食を破る」
というニュアンスが生じるわけです。

かわうそかわうそ

ああ~、なるほど。夜って食べない時間が長いですからね😃


まさぽんまさぽん

1日3食摂る人なら、朝~昼は6時間、昼~夜は6時間しか空かないけど、夜~朝は12時間空くからね。「プチ断食」といっても過言ではないね。

ちなみに、夜型の人で、
主に睡眠時間が昼~夕方の場合でも、
食事をとる時間帯が「朝」であれば、
それは “breakfast” と呼ばれます。

「夕食」を意味する “ディナー(dinner)” も、
「断食を破る」の意味合いがあって、
元は「dinner = 朝食」だったそうです。

古フランス語で “disner” という単語があり、
それが英語に吸収されていく過程で、
“dinner” にスペルが変換したんですねー。

ちなみに、今では「豪華な夕食」のことを “dinner” と呼び、「軽い夕食」あるいは「夜食」のことを “supper” と呼びます。

英語圏での朝食は「モーニング(morning)」とは言わない

日本のカフェやホテルに行くと、
朝の営業時間の欄に “morning”
と書かれていることがありますね。

が、「朝食を食べる」の意味では
“eat morning” などとは言わず、
“eat breakfast” もしくは
“have breakfast” と言うので、
区別する必要があります!

モーニング(morning)は朝で、
ブレックファースト(breakfast)が朝食。

breakfastは朝食という「概念」で、
これといった形がある訳ではないため、
不定冠詞(a)を付ける必要はありません。

have breakfast →
have a breakfast → ×

※ have “the” breakfast ならアリです。
lunchやdinnerにも同じ法則が当てはまります。

ブレックファースト(breakfast)の色んな関連語

さて、ここからは
ブレックファースト(breakfast)の概念を
より広く深く理解できるようにするため、
いろいろな関連語を見ていきましょう。

たとえば、breakfastの応用形として
こういった使い方があります。

big breakfastの意味

“big breakfast” は、
直訳すると「大きな朝食」ですが、

これはイメージでとらえてください。

つまり、通常のbreakfastと違い、
「量が多い朝食」という意味です。

一般的に、英語圏なら
パンやコーヒーにスクランブルエッグ、
みたいなのが代表的な朝食ですが、
人によってはめちゃくちゃ食う人もいます。

ウインナー10本、ベーコン10枚、
目玉焼き3枚、ピザ5枚、パンケーキ3枚……
みたいなイメージです。笑

ただ、人によって “big” の基準は違うので、
そこは個々の主観に委ねられますね。

full breakfast(English breakfast)の意味

この “full breakfast” も、
概念は “big breakfast” に似ていますが、
主にイギリスの伝統的な食事なので、
“English breakfast” も言い換えられます。

ベーコン、ソーセージ、卵料理、
ブラック・プディング(黒いソーセージ)、
ベイクドビーンズ(豆の煮込み)、
トマト、マッシュルーム、食パンに
何らかの飲み物を付けたものが代表例ですね。

生野菜とかハム、チーズが出されることは
イギリスでは稀らしいですよ。

bed and breakfastの意味

“bed and breakfast” は、
「朝食付きの安価な宿」という意味です。

これもイギリス語圏に多い形態で、
旧英国領であるオーストラリアやNZでも
“bed and breakfast” は存在しますが、
今では世界各地に似たような宿があります。

僕がアメリカのボストンに行った時、
郊外のホテルに泊まりましたが、
そこの朝食は非常にシンプルでした。

ほんの小さな飲食スペースの中に、
セルフのコーヒーマシーンが置かれていて、
朝になるとそこにリンゴやクッキー、
小さめのパンなどが用意されています。

日本にはちょっと見当たらない形態ですが、
旅人にはむしろ、このくらいの適当さが
丁度良いのかなとも思いましたね(笑)


(↑実際に泊まった宿です……)

continental breakfastの意味

“continental breakfast” は
「コンチネンタル・ブレックファースト」

と読み、「大陸型朝食」と訳されます。

主に火を通さない、冷たい食べ物だけで
作られた朝食セットのことを指します。

小さなマフィンとフルーツに
コーヒーだけというシンプルな作りですね。

“continental” は「大陸の」
という意味になります。

イギリスから見た「大陸」とは、
要するにフランスとかドイツのある
ヨーロッパ大陸を指しています。

“English breakfast” のボリュームが大きいので
それと比較したら、大陸型の朝食は
ずいぶんと簡素だなぁ、ってことで、
こういう言い方がされるようになりました。

ちなみに横浜にある
「インターコンチネンタルホテル」は、
inter-continental hotel(大陸間のホテル)
という意味です。

インターコンチネンタルホテルは、
横浜の夜景写真でよく登場する、
あのかまぼこ型のホテルのことです。笑

for breakfastの意味

「朝食に~を食べる」
という言い方をしたい時は、
“eat(have) ~ for breakfast”
と言えばオッケーです!

たとえば、明日の朝食に
ピザを10枚を食べようと思ったら、
こういう言い方ができます↓

I will eat 10 pizzas for tomorrow’s breakfast !
(私は明日の朝食にピザ10枚食べるつもりだよ!)

ぱんだぱんだ

いやいや……普通そんな食えないっしょ……どんだけデブりたいんよ……。


まさぽんまさぽん

あ、あくまで仮定の話よ!

「ピザ1枚」と言いたい時は、a pizza と言えばオッケーですが、「ピザ1切れ」と言いたい場合は、a slice of pizza、もしくは a piece of pizza と言います。複数のピザを表したい時は、たとえば “two slices of pizza(ピザ2切れ)” と、複数形で表せば大丈夫です👍

まとめ

今回は、「朝食」を意味する
“breakfast(ブレックファースト)”
という英単語を深掘りしてみました。

このように、英単語ひとつとっても、
そこには奥深い背景知識があるので、
意外と侮れないですよね!

どうせなら、毎朝オーガニックカフェで
英字新聞でも読みながら、
クラシック音楽でも聴いて過ごした方が
頭脳の活性化では有益かなぁ……と思います。

僕もそういう優雅なライフスタイルに
長らく憧れを抱いてきたタイプなので、
そういう素敵なビジョンを実現するためにも、

一緒に英語の勉強を頑張りましょう!

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