こんにちは、まさぽんです。
今回は「シャドテン」というシャドーイング添削アプリの月額料金(2万円)が高過ぎると評判なので、他に似た英語学習アプリは無いかどうかを調べてみました。
結論から述べると、現時点では「シャドテンと全く同じコンセプトの類似アプリ」は存在しません。
が、単なる英語学習であれば、膨大なアプリやサービスが存在します。
そこで本記事では「シャドーイング」+「添削」という機能に絞って、いくつか候補を出してみました。
シャドテンと同様の学習効果を得られ、かつ金額もそこまで高く無いものをチョイスしたので、コスパ重視の方はチェックしてみると良いでしょう。
会社名 | 株式会社プログリット |
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代表者 | 岡田 祥吾 |
所在地 | 〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-10-1 |
お問い合わせ | (電話番号)03-6381-7760 (問い合わせ先)shadoten.supiten@progrit.co.jp ※平日10:00~19:00 |
この記事がオススメな人
- シャドテンが高過ぎると感じる方
- 「シャドーイング+添削」で英語学習をしたい方
- 自分に合った英語学習に集中したい方
=基礎講座のご案内=
シャドテンは主にリスニングとスピーキング力と発音を高めたい人向けですが、実は「英文法を根本から学び直す」というプロセスを踏まない限り、オトナの英語初心者が日常英会話を1から身に付けるのは非常に効率の悪い戦いを強いられます。
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もくじ
シャドテンのようなシャドーイングができる代わりの候補
シャドテンの最大の特徴は「レベル別に英文をシャドーイングできる」ことです。
一定量の英文があり、ネイティブ音声を聞けて、何度もシャドーイング(オーバーラッピング)できる教材を調べてみました。
添削機能はついていませんが、何度も決まった英文を繰り返しトレーニングすることで、確実に英語の実力はついていきます。
僕がこれまでに検証した限りでは、以下のアプリ・サービスが候補として挙げられます。
◆ アルク「ヒアリングマラソン」
◆ スタディサプリ 日常英会話コース
◆ YouCanListen
◆ TED / VOA
◆ 海外ドラマ(Netflix)
アルク「ヒアリングマラソン」との比較
「英語学習と言ったらアルク」と言われるくらい、教材や講座が豊富なアルクですが、その中の1つに「1000時間ヒアリングマラソン」という講座がありました。
英検2級レベルから、英検準1級レベルまで引き上げてくれると評判の講座でしたが、2023年7月現在、このヒアリングマラソンはサービス提供が終了しています。
1ヶ月4,500〜5000円程度で受講でき、毎月自宅に冊子も送られてきましたが、現代はネット社会なのでデジタル化に移行する方針を立てているようです。
一応、ヒアリングマラソンの勉強方法を紹介しておくと、
②:一部はディクテーション(書き取り)を行う
③:全体を聞き直しつつ、シャドーイングやリピーティングを行う
④:苦手な部分を重点的にシャドーイング・リピーティングして完璧になるまで繰り返す
という流れでした。
シャドテンの「発音添削」機能を抜かしたものが、アルクのヒアリングマラソンだったと考えれば良いでしょう。
スタディサプリ 日常英会話コースとの比較
リクルートのスタディサプリも今では非常に有名な英語学習アプリで、すべての作業がスマホで完結できるように作られています。
月額2,178円、「1回3分」で使えるので、手軽さとハードルの低さが売りです。
ドラマ仕立ての会話文を聞き取り、ディクテーションやフレーズチェックなどの機能が付いていますが、「シャドーイング」に特化しているわけではなく、なんとなく英語を学んでいる気がする、、、というアプリに過ぎません。
実際に僕もビジネス英会話コースを使ってみましたが、スマホの小さい画面でちまちま文字を打ち込んだり、シチュエーション別の英会話のレベルアップ感がいまいちだったので、すぐにアプリを削除しました。笑
ブログ記事を書いている人々がこぞっておすすめしているスタサプですが、ぶっちゃけ僕は英語学習としてはまったくオススメはできません(笑)
なぜならすべての機能が中途半端で、結局は自社のオンライン英会話に繋げるためだけに用意されたサービスだからです(辛辣!)
そういう意味では、シャドテンの方が質・量共に優れていますね(ただし初心者向けではないので注意)。
TED / VOAとの比較
海外では知名度が非常に高いTEDとVOAですが、どちらも英文のスクリプトがついているので、音声をリスニング・シャドーイングできます。
ただ、どちらもシャドーイング用教材として用意されたわけではなく、あくまでニュース記事やコラム、講演会の音声を無償提供しているだけです。
違いを挙げるとしたら、VOAの方がより初心者向けで、地味です。
また、TEDは人種や発音レベルによって動画が区別されていませんが、VOAはレベル1〜3まで一応リスニング難易度が分かれています。
料金はどちらも無料ですが、これだけで英語のリスニング・発音能力を鍛えるのはちょっと厳しいと思います。
シャドテンはWPM(英文のスピード)ごとに題材が分かれている上、1つ1つの英文スクリプトもそこまで量が多くないので、より効率的に学習をしたい人向けです。
海外ドラマ(Netflix)などとの比較
ネトフリやHulu、Amazonプライムビデオ、U-NEXTなどの動画配信サービスで英語のリスニングや発音を鍛えるのはどうなのか?
正直、これらの配信サービスには「スクリプト」が付いていないので、シャドーイングには全く不向きです。
というのも、シャドーイングの前段階には「オーバーラッピング」と呼ばれる学習を踏まなければならず、これは英文スクリプトが用意されていることが前提だからです。
なんとなくテキトーにドラマ俳優の発音を真似するだけ……というなら誰でもできますが、本来の英語学習は、もっと正確に1つ1つの音を拾って再現しなくてはなりません。
趣味として映画やドラマを観るのは僕も推奨しますが、しっかりしたリスニング力や発音能力が欲しい方は、やっぱり専用の有料サービスを使うことをお勧めします。
以上、シャドーイングの代替手段の候補を挙げてみました。
①英文量がちょうど良い
②レベル別に教材を選べる
③アプリ1つで完結する
④全文スクリプトが付いている
⑤価格がお手頃
という条件で見た場合、現時点では理想的なものが出てきていないので、シャドテンが月額2万円という強気な料金を打ち出していても、ユーザーはそれを甘んじ受け入れるしかなさそうですね。
シャドテン高いから、早く競合サービス出て適正価格まで引き下がってほしい。高いからこそ毎日継続できてる面も否めないけども、、(50回目提出)
— HAL@AIツール勉強中 (@MBAwoMankitsu) July 25, 2022
シャドテンと似た発音添削機能を持つ類似英語学習サービス
続いて、シャドーイング要素を配した「発音添削」の機能に絞ってシャドテンの代替候補を確認していきましょう。
こちらはシャドーイングと違って、いろんな類似サービスが存在します。
◆ 英会話SpeakBuddy
◆ YouCanListen
◆ 発音矯正スクール「SPEEK」
◆ 発音矯正スクール「ハミングバード」
◆ 発音添削オンラインスクール「GSET」
◆ その他オンライン英会話
というわけで、今から1つずつ見ていきます。
ELSA SPEAKとの比較
おそらく現時点では、このELSA SPEAKがシャドテンに代わる最も有力な発音改善アプリとなるでしょう。
レッスンは1600個、テーマも40個以上から自由に選べ、非ネイティブの音声を95%以上の正確性で認識してくれる優れものです。
シャドテン並みに細かい発音判定も自動で指摘してくれ、レベルアップ制度もあり、プロ講師による動画レッスンも付いています。
英文量はシャドテンほど多くはありませんが、料金は月額900円と極めてリーズナブルなので、安さを求める方であればELSAを使えば良いかと思います。
ただ、海外発のサービスなので、日本人がこちらのアプリを利用すればするほど、日本の富が海外に流出する……というデメリットはあります。笑
英会話SpeakBuddy(スピークバディ)との比較
ELSAは海外製ですが、SpeakBuddyは日本製のアプリなので、不具合やトラブルも比較的少ない印象です。
最初にレベルチェックがあり、ステージ別にひたすら英会話のキーフレーズや単語を覚え、同時にAIが発音もチェックしてくれるのは、スタディサプリと似ています。
個人的にはどちらもあまり変わらない中途半端系アプリなので、使うならあくまで補助教材と割り切ってスキマ時間に趣味で英語を楽しむくらいで丁度良いです。
SpeakBuddyは月額料金も1,950円とかなりリーズナブルで、スピークバディのユーザー限定でコーチングの案内もあります。
プログリットもシャドテンを大多数向けのサービスとして打ち出し、自社の高額コーチングに繋げる方針で運営されているので、似ていますね。
ただ、料金自体はスピークバディの方が圧倒的に安いです。
YouCanListen(YCL)との比較
YouCanListenはあまり有名では無いサービスですが、英文を繰り返し聞いて発音チェックができます。
発音は文章ではなく「単語」単位で、全自動で機械が判定します。
僕が使ってみたところ、かなり細かい発音判定(hallとholeの違いなど)が出題されますが、改善点のアドバイスは詳しくありません。
一方、シャドテンは「ユーザーの発音を聞き取った上で人間が添削してくれる」ので、その辺りを機械的に済ませたくない方は、毎日提出できてとフィードバックを受け取れるシャドテンの方がおすすめです。
全部機械にチェックされるなんて、ちょっといやですね……。
生身の人間だからこそ、できる改善アドバイスもあるはずだね。まあシャドテンも添削はだいぶ細かいって評判だけどね。
発音矯正スクール「SPEEK」「ハミングバード」との比較
次に、料金はだいぶ高くなりますが、発音矯正に特化した英会話スクールを紹介します。
発音矯正スクール「SPEEK」は、正当な音声学をベースにした中級者以上向けの発音改善スクールです。
単なる「リピートアフターミー」方式ではなく、学術理論に裏打ちされたアカデミックな指導をプロ講師から受けられるのが特徴で、レッスンが丁寧な分、お値段も張ります。
最も安いプランで198,000円+税(20レッスン)= 1回当たり1万円 の値段なので、本気で英語の発音を改善したい中上級者の方にのみ推奨します。
発音矯正スクール「ハミングバード」も同様に発音改善に特化した英会話スクールです。
口と舌の形を正しく修正することで、レベル1~4、上級レベルといった風に徐々にステップアップしていくカリキュラムです。
グループレッスン1回(50分間)4,700円と、SPEEKに比べたら値段はリーズナブルですね。
また、初心者でも対応しており、オンライン受講も可能なので、英語力に自信のない人はこちらで発音を特訓してみるのも手です。
どちらもシャドテンよりは高額ですが、対人でみっちりやってもらいたいという方はやっぱりスクールを選んでおく方が確実です。
発音添削オンラインスクール「GSET」との比較
発音に特化したオンラインスクール「GSET」は、独自の教材を用いて、週1に外国人とのレッスン、週6はオンラインの専用ツールで発音を徹底的にトレーニングしていきます。
課題は毎日提出して講師からフィードバックをもらえますが、外国人講師は単なる学生のアルバイトという噂もあり、当たり外れが大きいと言えます。
また、フィードバックが遅いという声もあるため、その点では爆速で添削が返ってくるシャドテンに分があります。
料金は1ヶ月で57,200円とけっこう割高で、シャドテンの2.5倍以上かかります(たぶん広告費にかなり注ぎ込んでいるでしょう)。
「会社から英会話スクールの補助金が出る」という人でもなければ、正直あまりオススメはできません。
ただ、人によって相性もありますので、シャドテンと迷ったらとりあえず両方のお試しプランを受けてみて、後は自分で判断してください。
その他オンライン英会話(Cambly等)との比較
最後に、一般的なオンライン英会話とシャドテンの比較情報を載せておきます。
オンライン英会話は月額4,000~1万円が相場ですが、講師の当たり外れが激しかったり、自分から予約を取る手間が必要だったり、レッスン内容が明らかに合わなかったりするパターンが多く、あまり長く続いている人を見たことがありません。
もし、オンライン英会話で発音を改善するなら、カリキュラム内の英文をレッスン時間を使ってひたすら音読し、それを講師にチェックしてもらうというやり方が有効でしょうね。
“Please correct my English pronunciation.” と依頼して、題材はその回のレッスンテキストを使用します。
ただしこのやり方だと、正しいネイティブの発音をリスニング⇒シャドーイングができませんので、一方通行なレッスンとなるので効率が悪いです。
シャドテンのように「ネイティブ音声」「シャドーイング用スクリプト」「添削」「改善箇所」がセットになったサービスは、オンライン英会話ではちょっと厳しいかなと思います。
ネイティブ講師を選べるオンライン英会話は、CamblyやNativeCamp等がありますが、外国人講師はバイト感覚でやっていることが多いため、生徒側としては物足りなく感じることが多いです。
僕もいろいろ体験しましたが、どうもオンライン英会話って性に合わないんですよね(笑)
まとめ
今回は、英語学習アプリ「シャドテン」の類似機能を備えたシャドーイング&発音添削サービスを紹介しました。
正直、シャドテンよりも安くて充実した代替サービスはなく、しいて言うならELSA SPEAKかなって感じですね。
僕は両方使ってみましたが、個人的にはシャドテンの方が使いやすいです。
シャドーイングはやろうと思えば英検やTOEICの教材でもできますが、ネイティブの音声を聞いて自力で修正をする必要があるので、耳が良い人でなければ難しく感じるはずです。
どうしても自分の選んだスクリプトでやりたい、という方は、取り組んだ英文のシャドーイングをCamblyなどのオンライン講師にお願いするのも1つの手です。
理論上は可能ですが、本当にできるんですかね?
オンライン英会話って意外と予約とかの手続きが面倒だから、コスパを抑える代わりに労力が増すよね。
ただし、英語初心者の場合、いきなりシャドーイングや英文添削はハードルが高過ぎるので、もっと基礎的なものから始めるべきだと思います。
シャドテンも良いアプリですが、まずは地道な学習習慣を培うことを意識することが、スムーズに英語上達への道が開くための最重要ポイントだと僕は思います。
英語を本気で習得したいなら
ちなみに僕は普段、英語初心者向けに、「どうすれば基礎から “確実に” 英語を習得できるのか?」といったテーマで情報を発信しています。
特に、中学英語に挫折した方や、昔は英語が得意だったけれど今はほとんど知識がスッポ抜けてしまったという方向けに「英文法」の学び方について基礎から徹底的に洗い出しています。
いきなり英会話を習ってしまうと、講師の言ってることが分からなかったり、何を喋れば良いか頭が混乱したりしますが、そんな方でも「徹底的な基礎」を習得することで、確実に英語が得意な側へと回ることができます。
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僕の経験をベースにして、1日1通ずつ「英語の極意」をお伝えします。
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では、最後までお読みいただき、ありがとうございました。