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こんにちは、Masaponです。

 

あなたは普段、問題集や参考書以外で、
英語で書かれた物語を読んでいますか?

 

なぜこんな質問をするかというと、
英語の読解力をきちんと高めるためには、
英語の教科書や問題集以外を使って
トレーニングをする必要があるからです。

 

 

「えぇ~、TOEICの点数上げるなら、
 問題集をやるのが一番だって聞いたけど…」

 

と、反論をしたくなる方もいるでしょうが、

僕が今回お話しすることは、
単なる英語学習の表面的なテクニックではなく、
もっと根本的な内容なのです。

 

読解力UPには「物語」がオススメ

 

センター試験やTOEICテストでも
長文読解の問題は必ず出てきますよね。

 

あなたが塾や予備校に通っていたならば、
講師の方に「長文問題の解き方」や
「パラグラフリーディング」などの
細かい英語テクニックを教わったかと思います。

 

名詞を□で囲って、形容詞を()で囲って、
that節は〔〕で囲って… など、
色々と面倒な作業をしていたかもしれません。

 

ですが正直なところ、
そのような細かいテクニックをいくら使っても
「読解力」がなければ、英語は読めません。

 

この読解力というのは、
細かい理屈抜きに英語を読む「力」を指します。

 

頭で英語文法を意識して読み進めるのではなく、
有無を言わさずゴリゴリ英語を読み解くための
「英語の基礎的なパワー」のことです。

 

たとえば日本人の中にも
本を一冊読み終えるのに数日かかる人と、
ものの数時間で読み終えてしまう人と
色んなタイプの方がいますが、

 

後者は読解力を鍛え上げているので、
多少、分厚い本だったとしても
平然と読み進め、内容もしっかり理解しています。

 

同じ分量でも短時間で読めてしまうので、
他の人よりも時間を効率的に使えるし、
余った時間でさらなる知識を増やせます。

 

そしてこの「読解力」というのは、
別に難しい技術が必要なわけではなく、
多くの本を読むことで、自然と身につくものです。

 

 

たとえば女優の芦田愛菜さんは、
2017年に難関中学の受験を総なめにしたことで
日本国民を震撼させましたが、

 

彼女は幼少期から本を与えられて育ち、
小学校低学年の時点で年間300冊の本を読み、
多い時は月に50冊の本を読むという
たいへんな読書家としても知られています。

 

「一日で20冊以上の本を読んだ」
なんてエピソードもあるくらいですから、
彼女の持つ読解力は、一般の大人のそれを
遥かに凌駕していることでしょう。

 

 

また、この「多読」という習慣を持つと、
日本語の読解能力だけではなく、
英語の読解力も急激に向上します。

 

あなたが英語の読解力を鍛えたければ、
四苦八苦しながらTIME(ニュース雑誌)の
細かい字で書かれた記事を読み進める必要はなく、

 

もっと平易な英語で書かれた物語
たくさん読んでみるだけで十分なんですよね。

 

TIMEや英字新聞を勢いで年間契約してしまい、
あまりの難しさと量の多さを理由に
途中で挫折する英語学習者は多いですが、、、

 

小学生でも読めるような英語の物語を
ひたすら読む作業であれば、
カンタンなので、まず挫折はしません。

 

あなたが学校や英語の先生から
「一週間後までにこれを読んできなさい」
与えられた英語教材ではダメなのです。

 

それだと義務感が抜けないため、
英語を学んでいる喜びというのを
どうしても感じにくくなってしまいます。

 

TOEICのテキストや問題集も同様で、
生物学とか医学とかの小難しい論文だと
どうしても頭に入ってきづらいのです。

 

だからこそ、物語なんですよ。

 

それも、あなたが既に知っているような
物語をあえて英語で読んでみると、
ストーリーも分かり易いはずです。

 

同じ物語であっても、日本語で読むのとは
若干ニュアンスが異なってくるはずですから、
その違いを楽しんでみて下さいね。

 

 無料で読める3つの物語

 

「英語で読める適当な物語はないかな…」

と、お探しのあなたに
今回は有名な物語の英語版(と日本語訳)を
とりあえず3つほど用意してみました。

 

そこまで難しくはないですが、
あらかじめ日本語でストーリーを知らないと
途中でこんがらがってくるかもしれません。

 

なので、まずは日本語版で物語を読んだ後に
英語版で読んでみると良いでしょう。

 

中級者以上向けの素材なので、
英語の読解力に自信のない方は飛ばしてOKです。

 

 英語の物語1:幸福の王子様
 ~ The Happy Prince ~


 

この物語は、全身を宝石で彩られた
王子様の像の下で、一羽のツバメが
羽根を休ませるところから始まります。

 

ツバメはご存知の通り、
渡り鳥のため、普段は数千kmもの距離を
ノンストップで飛行する習性がありますが、

 

そんなツバメが海を越えて、
エジプトに行く予定だったのですが、
行けない理由ができてしまいました。

 

宝石の王子様とツバメは、
同じ街での出会いを経たのちに、
互いに絆を深め合う物語です。

 

王子は像なので、当然動けません。
ツバメは彼の手足となり、
彼の「ある要望」に応え続ける―――――

 

この話を読んだことのある人は
日本人でもかなり多いはずですが、
何度読んでも感動するはず。

 

そこまで長くもないので、
まずは日本語から読み返してみて、
その後英語版に挑戦してみて下さいね。

 

「幸福の王子様」日本語版
→ http://www.hyuki.com/trans/prince.html

“The Happy Prince” 英語版
→ http://www.english-for-students.com/The-Happy-Prince.html

 

 英語の物語2:最後の一葉
 ~ The Last Leaf ~


 

物語の舞台はニューヨーク。
ワシントン・スクエアの小地区にて、
肺炎が流行した当時の物語。

 

ある2名の芸術家が、小さなアトリエに
暮らしていましたが、
そこで片方の子が病気にかかりました。

 

名前は、スーとジョンジー。
肺炎に罹って入院をしたのは
ジョンジーの側です。

 

彼女は生きる動機に乏しく、
病気を治すために必要な気力よりも
死をイメージしてしまいがちでした。

 

そんな彼女を、スーは叱るのですが、
ジョンジーは高熱にうなされ、
まともな思考判断ができない状態です。

 

病室から窓の外の木に残された
葉っぱの数を数えながら、

「あの葉っぱが落ちると同時に、
 私の命も尽きるんだ…」

という強迫観念(?)に駆られます。

 

葉っぱは一枚、また一枚と減り続け、
ついに最後の一枚になった夜に、
猛烈な暴風雨が吹き荒れるのですが――――

 

というあらすじの物語ですが、
これも比較的、有名なお話です。

 

各人物像や人間関係が
少し分かりにくいと思うので、

こちらも日本語訳から読んでみて、
物語の筋を十分に理解したら、
英語版にチャレンジしてみましょう。

 

「最後の一葉」日本語版
→ http://www.hyuki.com/trans/leaf.html

” The Last Leaf” 英語版
→ http://www.english-for-students.com/The-Last-Leaf.html

 英語の物語3:魔法のお店
 ~ The Magic Shop ~


 

この物語は、上記の二つよりも
少しストーリーが長めですが、
面白いので紹介しておきます。

 

舞台はイギリスの街中で、親子連れがいます。
息子はある店の前のショーウインドウで、
様々な興味深いグッズに惹かれている様子。

 

薄暗い店内は怪しい雰囲気が漂っており、
カウンターの奥からは、奇妙な外見をした
店主が姿を表すのですが…

 

彼によれば、その店の看板には
「正真正銘の魔法の店」という
メッセージが書かれているとのこと。

 

身体中から謎のガラス玉を取り出し、
父親の帽子の中で鳩に巣作りをさせるなど、
店主は様々なマジックを見せつけます。

 

「よくできたインチキだな」と冷めている父と
純粋に魔法を信じる子とのギャップが
巧みに印象付けられて展開される物語です。

 

現実の世界に、魔法が降り立ったような
不思議な体験の連続をする二人ですが、

大人の世界と子供の世界とは、
だいぶ違うということが
改めて良くわかる物語ですね。

 

あなたが大人になって失ったものは、
案外、こういう物語のなかに
隠されているかもしれません……。

 

「魔法のお店」日本語版
→ http://www.english-for-students.com/The-Magic-Shop.html

” The Magic Shop” 英語版
→ http://f59.aaacafe.ne.jp/~walkinon/magicshop.html

 

 さらに簡単な物語はこちら

 

上記で紹介した「物語」は、
すでにある程度は英語を読める人が
読んで初めて効果があるものです。

 

まだそこまで英語に慣れていない方は、
もう少し易しいレベルの英語物語を
たくさん読むことをおすすめします。

 

http://eslyes.com/easyread/

↑たとえばこちらのサイトでは、
100語~150語程度の短い英語の物語を
たくさん(200種類)読むことができます。

 

使われている英単語や文法のレベルも
中学英語で十分理解できるので、
読解力の向上には最適だと思います。

 

http://eslyes.com/easykids/

↑また、もっと簡単なものをお求めの場合は
こちらのサイトの物語をおすすめします。

 

50~100語の中1レベルの英文が
とりあえず100個集められているので、
完全に英語の初心者向けだと言えます。

 

時制もすべて現在形なので、
子供が読むような絵本に近いですが、
全部読めばかなり自信になるはずですよ。

 

また、それぞれの英語物語には
MP3の音声がついているので、
ダウンロードすることもできます!

 

なんにせよ、読解力を上げるうえで
一番重要なことは、
「自分のレベルに合った物語を使う」
ということです!

 

自分の実力よりも少し背伸びした難易度と、
何の負担もなく読める難易度の物語を
交互に読むとさらに効果的です。

 

英語の読解力をつけると、
実は日本語の読解力も上がるうえに、
地頭もよくなる傾向があります。

 

こうした物語で読解力自体を強化すれば、
例えば人から複雑な説明を受けた際に、
それを一発で理解できたりします。

 

とりあえず今回紹介した3つの物語は、
英語の面白さを感じられるものだと思うので、
ぜひ何度も読み返してみてくださいね。

 

というわけで今回は、
英会話とはあまり関係がありませんでしたが、

どうせ海外では英語で情報収集するので、
読解力も鍛えておくに越したことはありません。

 

スピーキング、リスニング、
リーディング、ライティングの

「4技能」をすべて強化できれば、
あなたはかなり社会でも活躍できます。

 

スピーキングならフレーズ集
リーディングなら物語集

といったように、
自分のやりやすい鉄板の学習法を
決めておくとよいですね!

 

それでは、最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

Masapon