「褒められたい」と思ってしまう病

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あなたの身の回りには、
「●●くん、すごいねー!」
と、褒めてくれる人がいるでしょうか?

 

実は、かつての僕には
そういう存在がいました。

 

高校時代、僕が何をしても
「すごいね!」と褒めてくれて、

僕が「体調が悪い」と言えば、
「大丈夫??」と心配してくれる、
そんな優しい人がいたのです。

 

要するに「ファン」みたいな存在ですが、
あたかもアイドルか何かのように、
自分の振る舞いに、やたらと注目してくれる人…。

 

そんな存在がいると、ついつい
「俺ってけっこうモテるんじゃん?」
などと、調子に乗ってしまうんですよね。

 

僕が食事をしていても、運動をしていても、
何かについてその人は僕を褒めてくれたので、
当時の僕は、自分の価値が高いと思っていました。

 

しかし、その人と僕との間には、
今となっては、なんの関係も保たれていません。

それゆえ、僕のことを褒めてくれる存在は、
今や誰一人として、いなくなってしまいました

 

 

今回はそんな僕から
あなたに話しておきたいことがあるので、

少々かったるいかもしれませんが、
お付き合い頂ければ幸いです。

 

 

 褒められることへの依存

 

たとえばあなたがこれまでの人生で、
割と優秀な学業成績を修めてきた場合、

きっとあなたの周囲には
「●●さん、すごいね!」と
褒めてくれる人がいたはずです。

 

それはあなたの友達かもしれないし、
先生や両親かもしれません。

 

「誰かに褒められたい」というのが
これまでの勉強の動機となっていて、
誰かに褒められるために勉強に励んできたため、

いつしかあなたの脳内には、
「勉強ができる = 皆に褒められる」
という論理構造が、インプットされています。

 

だからこそ、あなたにとっての「勉強」とは、
「誰かに褒められるために必要な手段の一つ」
に過ぎなかったりするわけですね。

 

その状態はすなわち、
「誰かに褒められなければ、勉強ができない」
という一種の依存状態でもあります。

 

あなたが小学生や中学生の頃であれば、
机に向かって1時間ほど勉強をするだけでも、

 

両親から「●●、がんばってるねー!」
などと声をかけられたかもしれません。

 

ですが、年齢が高まるにつれて、
あなたのことを、両親は褒めてくれなくなります。

 

例えばあなたが大学受験をする際に、
同じように机に向かって勉強をしていたとしても、

そこには「●●、頑張ってるねー!」と
優しく声をかけてくれる人は、いなくなるのです。

 

そうなったときに、ふとあなたは
「寂しさ」にも似た感情を抱くはずです。

 

頑張っている姿を誰かに褒められたいのに、
誰も自分のことを褒めてくれず、
むしろ軽視されることが増えてきたりします。

 

誰かに褒められたいからこそ、
これまで勉強を頑張ってきたはずなのに、

勉強を頑張れば頑張るほど、
誰も自分のことを褒めてくれなくなる。

 

不思議ですよね。

 

「褒められたい」と思っていても、
それをわざわざ口に出すわけにもいかず、

つい「誰か褒めてくれないかな…」と
もやもやとした欲求不満状態に陥ってしまう。

 

それでも大人になるにつれて、
周囲に褒めてくれる人というのは、
だんだん減ってくるものです。

 

小さい頃に、そこそこ勉強ができた人なら、
誰でも「褒められたい依存症」にかかっていますが、
それが解消されないまま、大人になるのです。

 

 褒められたいから、自分を取り繕う

 

「褒められたい依存症」を抱えていると、
その欲求は、時間と共にどんどん膨らみ、
いつしか抑えきれなくなります。

 

褒められたいのに、褒められない。
誰も自分の本当の価値を分かってくれない。

 

 

普段は周りにウケるような虚構の自分を
あなたは全力で取り繕っているため、
大学の友人からは人気があったりしますが、

 

本当の自分をさらけだしたときに、
それを受け入れてもらえるかどうかは、
まったく確信がなく、自分を取り繕い続けます。

 

誰かに褒められなければ生きられないのに、
少しでも周囲の意向とズレてしまえば、
途端に誰も、自分の存在価値を認めてくれなくなる。

 

そして、多くの大学生は、
延々と自分を取り繕い続けるのです。

 

 

勉強をするのも、誰かに自分の価値を
認めてもらい、褒められたいからだし、

 

最新の流行を押さえておくのも、
周囲の人々から褒められたいからです。

 

そんなあなたはもしかすると、
誰かに「褒められたい」からこそ、
英会話を学ぼうとしているのかもしれません。

 

「海外に行って活躍したい」というよりも、
「海外で活躍している自分」を
本当は誰かに褒められたいのではありませんか?

 

「外国人の恋人が欲しい」というよりも、
「外国人の恋人がいる自分」を
誰かに褒められたいのではありませんか?

 

 

これは以前に僕がブログに書いた、
「リア充になりたいあなたへ」でも
詳しく解説していることですが、

 

人は「リア充になりたい」というよりも、
誰かに「充実してる」と思われたい生き物です。

 

ですが、もしもあなたが今の状態で
無理やり自分を騙して英会話を身に着けても、

たとえ外国人の恋人を手に入れたとしても、

あなたはきっと、幸せになれないはずです。

 

 「褒められたい」を変える

 

あなたのことを褒めてくれる人は、
あなたに価値があると思うからこそ、
素直にあなたを褒めるのです。

 

でもあなたからすれば、
それは「褒められたい本来の自分」ではなく、

「褒められるために繕った自分」
相手から褒めてもらっているに過ぎないので、
本来の自分を認められた感覚がありません。

 

仮に「本当のあなた」が
誰にも見せられないような姿だったとしても、

 

そういった姿を見せてドン引きされたら
立ち直れないほどのショックを受けるがために、
「素」を見せる勇気は出てきません。

 

たとえばSNSで何かをつぶやくたびに、
「いいね」を10個以上押してもらったり、
コメントをもらったりする人にとっては、

 

いったん、「いいね」が9個以下になると、
その瞬間から、不安になってくるのです。

 

だからこそ、普段から周囲にウケるような、
本当の自分からはかけ離れたような投稿をして、
「いいね」を獲得しようとするのですが…

 

そういうことをしていると、
いつかあなたは、本当は何をしたいのかが
わからなくなってしまうのです。

 

つまり、「褒められたい ⇒ 行動する」
という動機で常に行動を起こすことになるため、

 

いつしかあなたは、
周囲の意見に振り回され、
自分を見失ってしまうということです。

 

 

だからこそ、
「誰かに褒められたいから行動する」
という動機を、僕はおすすめしません。

 

たとえば英会話の場合だと、
トレーニングを始めたとしても、
最初のうちは成果があまり見えてきません。

 

英単語を覚えても、リスニングをこなしても、
いきなりペラペラになれる人なんて、
まずいないのが現実です。

 

そこでもしも「誰かに褒められたい」という
願望をあなたが持ち続けていると、

成果がなかなか出ないので、
誰にも褒められないまま1,2ヶ月が経過し、
すぐにイヤになってしまうのです。

 

しかし、最初の段階において
「褒められたい」という願望を手放した人は、

すぐに結果が出ないのは当たり前、と
十分に理解しているので、
数ヶ月間の努力を着実に継続できます。

 

僕が今回お伝えした内容は、
少し難しいことなのですが、

「褒められたい」を手放すことによって、
あなたの英会話習得までの道は、
確実に大きな一歩を踏み出せるはずです。

 

誰からも褒められないなんて辛い、と
一時期、あなたは感じるかもしれませんが、

いったん手放してみれば、
誰かに褒められるよりもずっと価値の高い
「自信」というものが手に入ります。

 

あなたがいつか英会話を極めて、
海外を飛び回り、外国人と仲良くなり、
楽しい人生を過ごしたいのであれば、

 

まずは「誰かに褒められたい」という願望を
意識して手放すようにしてみましょう。

 

英単語を覚えるのも自分のため。
英会話を学ぶのも自分のため。

 

海外で活躍するのも自分の夢のためだし、
そのために今から努力するのも自分のためです。

 

英会話を極めるために、努力を続けるあなたは
正直言って、スゴイ人なのですが、

それでも多くの人は、
あなたが努力をしている過程ではなく、
結果を見て褒めるのです。

 

僕は自分でも努力を続けているからこそ、
あなたの努力のプロセスをすごいと思えますが、

 

多くの人は、あなたが英会話を極めた、
という結果だけを見て、
「すごいね!」と言ってくるはずです。

 

だからこそ、他者から褒められたいという願望は
なるべく早めに手放しておく方が、
あなたも努力そのものに集中できるはずです。

 

今後の学習では「褒められたい」を手放し、

「褒められなくてもいい」と思えるまで、
自分で納得できるだけの努力を続けてみて下さい。

 

その領域に達すれば、
新たなビジョンが見えてくるし、

褒められるよりもずっと価値のあるものを
得られるはずですよ

 

Masapon

 


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